石灰質肥料

 酸性土壌の改良等に用いられる石灰質肥料には表1に示すような種類がある。有機石灰として貝殻粉末があり、これらは特殊肥料として流通している。
 酸性土壌の矯正には炭酸石灰(炭カル)や炭酸苦土石灰(苦土炭カル)を用いることが多いが、施用量はそれぞれの土壌についてPHにより施肥量は正式には違ってきます。表2を参考に!

土の酸性を中和するには成分の多い苦土生石灰,消石灰が施用量が少なくてすむ(約苦土石灰の半分)ので有利ですが種まきや植え付けまでに期間を置かないと根痛み等を起こします。播種の2週間以上前と言う条件又その他の肥料と同時施用もできません。

吸湿性が強く、水和時に発熱するため取扱いに注意が必要なので他の石灰質肥料の使用が望ましい。(プロ向けと考えた方が良いです)

 

、苦土石灰,有機石灰の方が施用後すぐ種まきや植え付けができます。間違って多めに施用しても害が出にくい。
苦土(マグネシウム)も同時に施用できる。など家庭菜園では安全で有利です。施肥量は1年間に1回1平方メートル当たり2にぎり程度で十分です。

簡易に中和石灰量を求めるには表2を参考にする。粉末の粒径によって矯正速度が異なり、粗いものほど緩効的となる。



表1 石灰質肥料の種類と成分量     (%)
種 類 アルカリ分 苦土を保証する場合の成分量
保証成分量 流通肥料の成分例 可溶性苦土 ク溶性苦土
炭酸石灰・
炭酸苦土石灰
50.0 50〜56 5.0 3.5
生石灰・
苦土生石灰
80.0 80〜100 8.0 7.0
消石灰・
苦土消石灰
60.0 60〜75 6.0 5.0
 
副産石灰
35.0 35〜80 1.0
 
貝化石肥料
35.0 35〜50 1.0
 
混合石灰
35.0   4.5 1.0
注)保証成分量は公定規格において含有すべき主成分の最小量



表2 PH 1下げるにに必要な炭カル量の目安(kg/10a)

静岡県施肥基準より引用

PH(H2O) 砂 土 砂壌土 壌土 埴壌土 埴土
4.9以下 60 120 200 260 340
5.0〜5.4 40 80 120 160 200
5.5〜5.9 20 50 60 80 100
6.0〜6.4 10 20 30 40 50
6.5以上 0 0 0 0 0
注)炭カルの代わりに消石灰を施用する場合は0.75倍量とする

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