西表島リゾート開発差止訴訟
●プレスリリース


緊急

2003・10・22

マスコミの皆様
西表リゾート開発差止訴訟
説明会のお知らせ

〒157-0073
東京都千代田区九段北4-3-28パレドール市ヶ谷一口坂302

西表リゾート開発差止訴訟東日本原告団長  竹 尾 茂 樹
西表リゾート開発差止訴訟弁護団長     井 口  博
 TEL03(3234)0268   Fax 03(3234)0269
 携帯090(8981)5569   hiroigu@nifty.com


このたび下記のとおりマスコミ向けの説明会を予定しております。
この裁判は、西表をユニマットによる大型リゾート開発から守り、西表島の人たちとともに西表島の未来を考えるため、全国、全世界の西表島を愛するあらゆる人が、自然を愛する感情が侵害されたことを人格権侵害として訴えたわが国はじめての環境裁判です。
ぜひお越しいただきますようお願い申し上げます。

日時:2003年10月24日(金)午後2時30分より
場所:東京都千代田区霞ヶ関1−1−3弁護士会館10階1006B室
( 地下鉄丸の内線霞ヶ関駅[B1b]出口)
(当日の部屋は受付横に「西表裁判説明会」として表示してあります)
内容
1 第1回裁判期日(2003年12月16日)の決定について
2 裁判での原告の主張
3 裁判の今後の展開とリゾート開発に与える影響
4 関連資料の配布


(説明資料)

 イリオモテヤマネコなど多くの貴重な動植物の生息する西表島で今、大変な大型リゾート開発が進められようとしています。事業主はユニマット不動産で、計画では約14haマングローブの広がる浦内川河口域の地元の人にとっての聖地であるトゥドゥマリ浜(以前の開発業者が「月が浜」と勝手に名づけました)に、ホテル(168室)とコテージ13棟(470室)を建てる計画が公表されました。この計画はこれまで西表の人たちがエコツーリズムを進め自然との共生をはかってきたことを無視し、一度に島の人口にも匹敵しかねない観光客を宿泊させようとする計画です。

 ユニマットグループの社長は高額納税者番付で全国一位となったこともある人物で、自社の大型リゾート計画地に自ら住民登録し、高額の住民税を納め、地元にお金を落としてから計画を実施するという方法をとり、すでに宮古島、小浜島で大型リゾートホテル、ゴルフ場を建設しました。高橋社長は、次いで竹富町に移住して、町の予算の約3分の1である14億円もの住民税を納めたといわれ、町長も高橋社長の移住を「天の声」と歓迎し、事業者と町とが一体となってこのリゾート開発計画を推進しています。

 この地域は、国立公園の区域外であり、開発面積も県のアセス基準の20ha以内なので法的にアセス義務はないとされています。しかしこのトゥドゥマリ浜はアオウミガメ(希少種)の産卵場所であり、カンムリワシ(特別天然記念物)、セマルハコガメ、キシノウエトカゲ、カグラコウモリ(以上天然記念物)などの生息地でもあります。またごく最近、工事を中断させようとしてか、浜の真中にアカウミガメが続々上って産卵孵化しました。この浜は十五夜の晩に月の神様がおり、「神遊びの座」とする地元の人たちにとって近寄ってはならない宗教的な聖地でもあります。

 全住民を対象としたリゾート開発の説明会はわずか一回で、すでに2002年10月23日に県の開発許可、2003年3月6日に建築許可が出て、工事が進められています。

 そこで、2003年7月14日、西表の自然破壊によって人格権としての自然を愛する感情が侵害される者すべてを原告として西表島大型リゾート開発差止訴訟を提起しました。すでに全国から約300名近くが第一次訴訟の原告となっていますが、今後も原告を増やして第二次、第三次と訴訟を継続する予定です。このような訴訟は日本でいままではなく、全国、全世界の人がこの裁判に加わることが認められるだけでも画期的なことになります。

 周辺住民約100名が那覇地裁に、飲料水やごみ処理などの人格権侵害を中心に申し立てた建築禁止の仮処分は、2003年9月19日、生活侵害の証拠が不十分という理由で却下されましたが、このたびの訴訟では本格的に証拠調をして開発の違法性を主張していきますので、仮処分と結論が変わることが十分に可能です。

 なお、これまでの訴訟についての詳しい経緯、内容は、西表島大型リゾート開発差止訴訟原告団のホームページhttp://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/をぜひご参照ください。

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