森の大百科事典

田 楽

戻る 2004.2


静岡県水窪町の西浦田楽
 山間の小さな集落の観音堂。
 この観音堂は、静岡県水窪町の西浦観音堂で、普段は訪れる人はほとんどいませんが、719年に行基が観音菩薩と数個の仮面を奉納したとの古い歴史を持っています。
 旧暦の1月18日はこの観音堂のお祭りで、毎年田楽が奉納されます。田楽の奉納に先立って、集落の人たちが観音菩薩の前に集まり、家内安全、五穀豊穣などの祈りをささげています。
 田楽は、月の出から日の出まで夜を徹して続きます。祈りが込められた47の舞が、観音堂前の小さな広場で繰り広げられます。
 旧暦の1月18日、月の出から翌日の日の出まで、小さな観音堂の前の小さな広場で繰り広げられる47の舞。
 小学校の校庭に車を止め、暗い坂道を登って行くと、数軒の家があります。観音堂は、その上に位置しています。広場には、研究者やカメラマンなどが陣取っていました。
 舞は半径数メートルの小さな円の中で繰り広げられました。時々くる松明の煙を我慢しながら、単調なリズムの舞を見入りました。素朴です。見せるための舞ではなく、踊る自分たちが楽しむための舞であると感じました。途中から動きも活発になるようですが、私はそこまでは見ていません。詳しくは水窪町のホームページで。
 うどんなどの販売もあるので、夜食の心配はありません。