森の大百科事典

木取り

戻る  2004.3

■柱目
 写真は、28年生のスギ丸太(間伐材)である。
 柱適寸の丸太(末口14〜18cm)は、心持ち柱を取り、その回りの4辺からラス下地板や野地板を取る。木口に枝打ちした跡が2箇所あるので、無節の柱が取れそうなことがわかる。
 製材は、ツインバンドソーで、外側から挽く。


 10.5cm角  末口直径16cm
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 12cm角    末口直径18cm

 写真はスギの心持ち柱である。洋室の大壁に隠れる管柱として使われることが多いので、節があってもかまわない。未乾燥材を使うと、柱が乾燥する過程で、柱がねじれたりして、クロスが割れる原因となる。
 柱の大きさは、縦横が10.5cm角又は12cm角、長さが3mである。1階と2階に連続する柱は通し柱と言い、長さは6mである。
 ヒノキの枝打ち材は、和室の柱として使われる。表にでるため、無節のものが好まれる。ヒノキの並材は、土台として使う場合もある。


■尺上
 尺上(30cm以上)と呼ばれる大径木の木取りの例である。
 優良材は、心を除き、柱を中心に製材される。最近では、スギの梁なども製材されている。その周りの部分は、鴨居などのひき割類や、小幅板などの板類を製材する。
 歩留まりを上げるため、無駄なく製材品を製材するよう工夫されている。


 (注)10.5cm角の柱の場合は対角線の長さが約15cmとなるので、直径が30cmだと写真のように木取りすることはできない。