森の大百科事典

サクラ

戻る  2004.4

花と言えば
 この場所は、JR東海道本線の新蒲原駅の北側の御殿山である(静岡県蒲原町)。ここには、ソメイヨシノ600本とオオシマザクラ200本が植えられている。山には歩道が作られており、サクラを楽しみながら登ることができる。登るにしたがって、駿河湾の青い海がサクラの花の間に見えてくる。駿河湾の名物は、桜えびとシラスである。
 新幹線はもう少し北を通っているので、新幹線の車窓からはこの風景を楽しむことはできない。
さくら さくら

 さくら さくら
 やよいの空は 見わたすかぎり
 かすみか雲か 匂いぞ出ずる
 いざや いざや 見にゆかん
花の門
 この場所は、静岡県富士宮市の富士山麓である。

 ヒノキの人工林に囲まれた道を進んで行ったら、出会った光景である。思わず車を止めて写したのが、この写真である。
花の天蓋
 土手沿いに植えられた桜の並木です。午後6時前だったので、花見客が少なくとても静かでした。
夜桜
 山の斜面に植えられた桜です。桜祭りの期間は、ライトアップされ、夜もにぎやかです。

ソメイヨシノ(染井吉野)
 ソメイヨシノは、若葉がでる前に花が咲く。花びらは5枚、色は白に近い淡紅色である。
 ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交配種と言われている。
オオシマザクラ(大島桜)
 オオシマザクラは、若葉がでるのと花が咲くのがいっしょである。花びらは5枚、色は白である。若葉と白い花の色合いが好きである。
 オオシマザクラは、ソメイヨシノの片親である。伊豆諸島の原産で、伊豆大島に多いらしい。
エドヒガン
 山間の集落に、エドヒガンの老木が花を咲かせていました。ソメイヨシノの親と言われているエドヒガンは、本州から九州に自生するサクラで、古くから植えられてきました。
 少し向きを変えると、もう一本の桜の大木が光を横から受け輝いていました。桜並木もきれいですが、緑の人工林の中にある一本の桜の大木も見応えがあります。なお、こちらの品種は分かりません。
マメザクラ(豆桜)
 マメザクラは、富士山や箱根に多く、フジザクラとも言う。。花の色は白が多く、花の大きさは小さい。花は下向きに咲いている。
 富士山麓の道路を4月上旬に走っていると、見ることができる。ソメイヨシノなどとは花の大きさが明らかに違うので、マメザクラであるとすぐにわかる。
八重桜
 サクラは、野生種と園芸品種に分けられる。野生種の代表がヤマザクラ(主に本州中部以南)であり、オオヤマザクラ(主に本州中部以北)である。
 園芸品種は、野生種が自然交配したり、人工交配したりしてできた品種で、サトザクラとも言われている。サトザクラの花には八重咲きのものが多く、それらは総称して八重桜と呼んでいる。写真の八重桜の品種名はわからない。
 財団法人日本さくらの会
 財団法人日本花の会
カンザン(関山)
 開花は4月中旬以降で、ソメイヨシノが満開だった4月11日の時は、ご覧の状況であった。
 カンザンは、サトザクラの代表的な品種で、花の色は淡い紅紫で、花の大きさは大きく八重咲きである。

桜餅(道明寺)
 オオシマザクラとくれば、その葉っぱの塩漬け、桜餅となる。そこで、早速買ってきた。
 オオシマザクラの桜葉は、静岡県松崎町で全国の7割が生産されている。桜葉の生産用の木は、人の背丈ほどで管理されている。
 桜色の餅は道明寺。道明寺とは、道明寺乾飯をひいて粉にしたものである。道明寺乾飯とは、もち米を保存食にするため蒸して天日に干したものである(道明寺天満宮)。なるほど、もち米のアルファ化米のことか。
 中の餡はこし餡が多いが、これはつぶ餡だった。
 食べると、つぶつぶした素朴な道明寺、甘すぎない餡、ちょっと塩味の効いた桜葉が広がった。桜葉は、塩漬けにすると香りが良くなるらしいが、香りはあまりしなかった。春のおとづれを感じた和菓子であった。
富士山と桜
 富士山から流れ出た溶岩でできた天神山と言う小高い丘に静岡県のサクラ見本園(自然観察の森)がある。
 15種類のサクラがあるとのことだったが、名前はソメイヨシノ、オオシマザクラ、カンザン位しかわからなかった。でも、訪れる人の数に対してサクラの本数は多く、飛び交う野鳥の鳴き声を聞きながら、贅沢な花見ができるスポットである。
桜と野鳥
 ウメ(梅)にウグイス(鴬)。
 サクラには何の鳥なのかはわからないが、サクラの花をピョンピョンと渡って行く鳥の姿を見た。

 さて、ネットを見ていたら「ウメに集まるのは、ウグイスではなくメジロ」のようです。
鳥の巣、いいえ天狗の巣
 写真はソメイヨシノであるが、ところどころに鳥の巣 のように、グシャグシャしているところがある。サクラの花は無く、葉がすでに出ている。
 これは天狗の巣 、いいやてんぐ巣病 にかかっている証拠である。これはタフリナ菌というカビの一種による伝染病で、放っておくと健全な枝へと伝染していく。防除方法は、病気にかかった部分を春までに切断し、焼却するとされている。ソメイヨシノに多く発生するらしい。

サクラエビ
 4月3日に静岡県蒲原町の御殿山に花見に行ったら、朝水揚げしたサクラエビが、釜揚げにされて売られていた。早速買い求め、かき揚げにして食べた。
 サクラエビは体長4〜5cm程度のエビで、静岡県の特産となっている。

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