森の大百科事典

ツツジ科

戻る  2004.4

街のツツジ
 4月下旬、街を走っていると車道と歩道の境に植えられたつつじが綺麗に咲き誇っています。

アカヤシオ
 新聞にアカヤシオ(ツツジ科)の記事が載っており、話しには聞いたことがありましたが、見たことがなかったので、静岡県中川根町の大札山(1,373m)に4月下旬に行ってきました。少し遠かったけれど、芽吹きが始まった木立の中に、淡い紅色の花が見えると疲れも忘れました。
 アカヤシオは、東北から近畿及び四国の山地に分布しているようで、芽吹く前の4月下旬に花が咲きます。
 大札山の群落は点在してる程度なので、大切にしたいです。静岡県では京丸山(1,469m)の方が数が多いらしいです。

シロヤシオの芽吹き
 愛子内親王のお印はシロヤシオです。別名ゴヨウ(五葉)ツツジと言いますが、確かに5枚の葉が付いていました。開いたばかりの若葉が目に鮮やかに映りました(4月下旬、静岡県中川根町にて)。5月中旬から下旬にかけて、葉の下から純白の花が咲くそうです。
 東北から近畿及び四国の山地に分布しており、御用邸がある那須にはシロヤシオの群生地が点在しているようです。。
 静岡県中川根町の大札山(1,373m)の4月下旬は、ちょうど芽吹きの季節でもありました。尾根を歩いていたら、恐らくシロヤシオだと思うが、新葉が光を受けて輝いていました。

アセビ(馬酔木)
 大札山の山頂(1,373m)付近で、妻がアセビを見つけました。馬が食べると酒に酔ったようになることから、この名前が付いたと聞きます。ツツジ科です。

レンゲツツジ
 甘利山は、山梨県韮崎市と南アルプス市の境にある南アルプス前衛の山(標高1731m)であります。山頂の近くまで車で行くことができます(全線舗装、ただし九十九折)。駐車場から山頂まで約20分で登ることができました。

 甘利山には、20年近く前にも登ったことがあます。その時は当たり一面にレンゲツツジが見事に咲いていたので、もう一度行くことにしました。レンゲツツジが山頂を埋め尽くしていたことは覚えていましたが、それ以外のことはすっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで登ることができました(平成16年6月6日)。
 小雨の中、甘利山(山梨県)の山頂を目指したのですが、花はほとんど咲いておらず、20年前とは異なった景色が広がっていました。
 レンゲツツジはつぼみのものが多く、花を楽しむためには中旬以降に訪れる方が良かったようです。
 甘利山(山梨県)のレンゲツツジは、全く咲いていなかった訳ではなく、まばらに咲いていました。
 しかし、20年前の記憶が強烈だったので、今回は大きな感動を覚えなかったのだと思います。
 訪れた時期がちょっと早かったことは確かですが、約15万株あると言われているレンゲツツジの大群落の様子がおかしいことに気がつきました。
 写真は、甘利山(山梨県)の山頂を少し下ったところですが、どうも多くのレンゲツツジが枯れているように見えました。歩道沿いの未だ葉が出ていないレンゲツツジを注意してみると、冬芽が見当たりません。何時の頃から、どうして枯れたのかは謎のままですが、20年前の景色と違って感じたのは、訪れた時期の問題だけではなく、甘利山の自然現象なのだと納得しました。
 レンゲツツジは、長野県の車山高原付近でも見ることができました。森林と草原の境目辺りの、日当たりが良いところにたくさん自生していました。
 霧がかかっていたこと、まだ3分咲きだったこともあり、少しもの足りなさはありましたが、満開の時は綺麗だろうなと思いました。