森の大百科事典

治山(山を治める)

戻る  2004.5

■山を治める
 手前のロープウェイは、新穂高温泉(1117m)と西穂高口(2156m)を結ぶ「新穂高ロープウェイ」です。その右横に緑に囲まれ、白く見えるところがあります。
 急峻な山肌から流れ落ちてくる土砂を治山ダム群が防いでいます。蒲田川流域の国有林治山工事は、昭和38年から始まり、ダムを作って川を安定させたり、山崩れなどで荒れた山肌を緑の森林によみがえらせています。

■治山(ちさん)ダム
 治山ダムは、荒廃している沢に設置され、土砂の移動を抑え、森林の水源のかん養、土砂流出防止機能などの機能を高めます。
 施工性、経済性からコンクリート製のものが多いが、最近では木材のものも作られるようになってきた。

■山腹工(さんぷくこう)
 台風や集中豪雨などにより崩壊した箇所に、森林を復元するための工事が行われていた。
 法面を整形し、等高線上に柵工(さくこう)を行い、そこにヤシャブシなどの先駆樹種を植えていく。見てのとおりの急傾斜地なので、人力による作業が中心となる。