森の大百科事典

背割り

戻る  2004.11

 ちょうど中心から左下に向かって枝の跡があり、どのように枝が付いているか参考になります。

 上の面の中央から芯に向かって切れ込みが入っています。これを背割りと言います。伐採したばかりの木材は水分をたくさん含んでいます。この水分は時間とともに抜けていきますが、木材が乾燥する過程で、製材した表面がどうしてもひび割れてしまいます。

 表面がひび割れた柱は和室(真壁)の柱としては使えないので、壁に隠れる面にあらかじめ人工の大きな割れを作り、部屋になる面のひび割れを防ぎます。柱ならば、強度に大きな影響はありません。

 住宅が完成してから、乾燥によって木材が大きく変形すると、壁やクロスが割れたりするこがあります。住宅に使う木材は、あらかじめ十分乾燥して使う必要があります(柱の場合は含水率25%以下を推奨)。


 ひび割れる理由
 (半径方向に収縮する割合)×2=(円周方向に収縮する割合)

問い 更に乾燥すると背割りは開くでしょうか、閉じるでしょうか。

答え 円周方向に収縮しますので、背割りは開きます。