森の大百科事典

米材の商業名称(マツ科編)

戻る  2005.1

 アメリカ産材は日本国内での販売促進のため、日本産の樹木に似せた名称で販売されています。

 ベイツガはヘムロックとも呼ばれるつが属の樹木です。スギ()の代替材として価格面でスギと競合してきました。
 ベイトウヒはスプルースとも呼ばれるとうひ属の樹木です。スギ(柱)の新たな競争相手となったホワイトウッドはとうひ属です。
 ベイモミはグランドファーなどと呼ばれるもみ属を総称する呼び名です。

 混乱するのは、とがさわら属のベイマツです。まつ属ではないのにマツと呼んでいます。ベイマツのほかに、ダグラスファー、オレゴンパイン(松)とも呼ばれています。さらに心材の色の違いで、イエローファーやレッドファーと呼ばれることもあります。大径木の良材はピーラと呼ばれています。
 ベイマツは住宅の梁桁に使われています。

■オレゴンパイン
 マツ科とがさわら属の「ダグラスファー」を、日本では「ベイマツ」とか、「オレゴンパイン」と呼んでいます。

 ダグラスファー=イギリスの植物学者デビット・ダグラス+葉がモミ(ファー)に似ている

 なお、エンカルタには、「ファー」を日本語に訳して、「ダグラスモミ」で登録されています。わざわざ訳すことによって、混乱が増してしまいます。

 オレゴンパイン=オレゴン州に多い+マツ科

 写真はオレゴン州の議事堂なのですが、絨毯の模様がオレゴンパインです。オレゴン州における、オレゴンパインの重要性が感じられます。
 またオレゴンパインは、スコッチウイスキーを醸造するときの発酵漕の材料として使われています。

 ダグラスファーが日本に輸入され始めたころは、「メリケンマツ」と呼ばれいたそうです。そうした流れから、商業名称であるベイマツ(米松)の呼び名が定着したのでしょうか。

 ダグラスファーはとがさわら属なので、和名は「アメリカトガサワラ」と付けれています。なお、トガサワラは四国にしか生育していないので、私には馴染みがありません。

■大王松
 大王松(ダイオウショウ)は、北アメリカ東南部原産のマツです。葉は3葉で、長いものは30cmほどあります。葉はお正月などの切花としても使われています。
 球果(まつぼっくり)も大変ビックです。リースの材料としては大きすぎるでしょうか。
 みなさんでしたら、1個おいくらならお買い求めいただけますか。