気づきのページ
このページは1から41までの気づきをまとめました。
少し長くなりますので半時間ほどのお時間をいただきます。

ようこそ、この地球村におこしいただきました。
この地球村にあるのはただ事実だけです。
事実とは何でしょう?
事実とは本当のこと、真実なことがらという意味です。
ですから自然発生的に起きた、あるいは起きてしまった現象はすべてが事実なのであり、この点をすなおに認識し、すなおに受け止めることから再出発を考えていきたいものです。

もうあなたにはお解りのように「事実の現象をよく見つめる」ということだけが全てであるということなのです。
しかし農業を営みとしている専業者の皆さんにとっては、農薬や化学肥料の力を借りなければならないと言う点についても理解できます。そのことは有機野菜の生産は、それだけリスクを伴う活動であり、それに見合うだけの報酬も合致していない実情を愁うが故のことなのです。
でも、真実は一つだけであるという点だけは理解してほしいと思います。
「本当の農法」が見えてこないこと、そこには情報の誤りもあるかもしれません。
あるいは農業資材を販売している店員の知識不足や無知といったことも考えられます。
続いて具体的な事例で考えていきましょう。


誤った有機栽培の具体的事例、さて、それではこれから間違えやすい事柄について100の事項を例にあげ、ご一緒に考えて行きましょう。

最初の気づき、その1
生石灰を使っていないでしょうか?
日本の土は酸性になりやすいと言われています。
土などの酸性度を表現するのにPHという水素イオン濃度で表現されたりします。
PHとは「ペーハー」と読みます。1から14までの数値で表されたもので、中性(水がこれにあたります)が7です。
語源がドイツ語から来ているための読み方になっているわけです。

さて、本題の石灰を使うといけないという、その訳は?
近所の肥料屋さんや農協の肥料販売コーナーを覗いてみて下さい。
そこで酸性の土を中和させる石灰を探してみて、その袋に表示されている説明書きを読んでください。色々な種類があります。
粒状のものは風が吹いている日でも散布が可能です。粉末状のものは即効性があると言われています。
例えば「65消石灰」の表示を読んでみましょう。
肥料や成分のところです。この袋のものはあまり説明が表示されてないですね。
保証成分としてアルカリ分が65%含むというものです。

別の「粉状石灰質肥料」というものを見てみましょうか。
裏面の説明書きを読んで下さい。これはアルカリ分として保証成分量は46%と書いてあります。
値段は先ほどの「消石灰」20キログラム入りの1袋が770円だったのに対し、こちらは20キログラムで710円と表示されています。どこが違うのでしょうか?もう少し詳しく読んでみましょう。
この石灰質肥料の袋にはセルカと書いてあります。

その特徴が次のように書いてあります。
1.酸性をおだやかに中和し、長期間持続します。
2.石灰分と同時に種々の微量要素を補給します。
3.動物質(カキガラ)の石灰質ですので、土を固めず、植物の発根分岐を促進します。
4.化学肥料と同時に施用ができます。
   
この他にも詳細なデーターが記載されています。例えばCaCO3、N、MgOなどがいっぱい書いてあります。この製品は風が吹いている時でも、散布が可能なようです。(^-^)
でももっと安価な有機石灰肥料として「しおさい」という製品が出回るようになってきました。これは鳥羽開発公社がリサイクル商品の目玉として開発したもので、カキガラの粉末です。20kg入りで450円と超安価です。

おや? となりに面白そうな肥料が置いてあります。ちょっと裏返しにして読んでみましょう。
15キログラム入りで2360円です。
有機栽培待望のボカシ醗酵肥料と書いてあり、好気性菌体群・本醸造・完全発酵済みとも書いてあります。
いったい何の事を言っているのでしょう。
ボカシって何のことでしょう?好気性菌体群ってどんな生き物なのでしょう?
本醸造って、ここのお店は、もしかして造り酒屋でもないし、醤油の製造なんかをしているのでしょうかね。
完全醗酵済みっていうのも具体的に、どういうことなんでしょうかね。さらに次のように書いてあります。
この製品は選び抜かれた10種類の動植物有機物材料を使用し、常温で優良バクテリアの作用で100日近く醗酵、分解、完熟させたすばらしい製品です。
安心してご使用ください。

このように書いてありました。
では一番最初に目にとまった「65消石灰」の簡単な説明書きは何だったのでしょう。少なくとも、安心してご使用できますとは書いてなかったですね。土が固くなるということがどこかに書いてありましたが、心配です。
そういえば昔から石灰を使って農家の玄関口なんかを固める「二和土」、「三和土」とかいう技術を聞いたことがありますが、土を固める作用をするのが石灰のようです。
ついでに「お・せっかい」ながら追記しておきますが、石灰類の散布によって悪い病原菌の繁殖を招くとも言われています。
いずれにしても、ここ地球村では「完全なる有機栽培?」、ホントは「安全なる大自然流野菜」を目指しているのですから、材料の吟味は大切な一つの前提絶対条件となるのです。

次には簡単な初心者向けのテストを行います。有機農法?初級テストです。挑戦してみてください。

実力診断テスト    10問

次の@からIの野菜に関する説明文で、正しいと思われるものにだけ○をつけなさい。

@野菜にとって、雑草のないほうが、すべて生育が良い。したがって、雑草をぬくほど、野菜にとっては 有益となる。

A家庭から出る「燃えないゴミ」のうち、野菜屑や魚の残り片などは有機物である。この有機物を分解するバクテリアは酸素を好むものばかりである。

B季節一般において、太陽から受ける日照時間が長いということから、東西の方向に沿った長い畝を作るのが良い。

C人工交配をする時間帯は、光合成の活発な正午前後が最も良い。

D稲が持っている本来の性質から言って、6〜7月に、いったんでも腰水を切らすと、その後の稲の生育が悪くなる。

E種苗会社から野菜の種を買った。栽培してみて、その中から良い形質の種子を採取して、来年も使うということは、今年と同様にみな 、良いものが期待出来る。

F自然の状態では、徐々に土壌は固くなるものである。だから耕運機で耕すのである。

G日本の土は酸性になりやすいと言われている。だから畑には酸性度を緩和させる「中和材」として石灰(生石灰や消石灰)が絶対に必要である。

H野菜苗を育苗中において、肥料を充分に効かしておかないと、畑場に移植した定植後の生育は悪くなるものだ。

I油粕、骨粉、鶏糞などの有機物肥料は最良の材料であり、これらだけで肥料は完璧である。だから、 これらを元肥として、定植の1週間前に、畝の下部に鋤きこんでおくと野菜の生育は良くなる。

さあ、いかがでしたか?

これは初級編として、理論体系が分かりやすくなる事を前提に、私が勝手に作ったものですから、あるいは、一般的には通用するものではないとの声が出るかもしれません。
さて、それではもう少ししてから答えを発表することにしましょう。



どちらが良いか、考えてみよう。

1.一般的な概念
 (不思議な生き物): 
 (関心がない)
収穫残渣のある畑

良質の団粒を作っている
大型機械による耕転を導入。
土壌動物類の死滅。
一時的な粉砕土を形成。
                      有機物の分解のみ。   
2.基本から考えてみ
   た概念
(不思議な生き物):
 (関心が深い) 
収穫残渣のある畑

良質な団粒を作っている
スコップなどによる簡易転起作業。
良質な団粒を作り続ける.
土壌動物が存在する。
                      有機物の濃縮化。

つづく