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気づきノート、その42
「もったいない」という言葉を知っていますか?
わずか40年前には米粒ひとつであっても無駄にすれば、目がつぶれると言われたものです。
「そんなにこぼして、もったいない」とか「残したらもったいないわ」という言葉はもはや死語になってしまったような気がしています。日本の
自給率は30パーセント弱しかありません。
つまり日本の食卓の材料の
7割は輸入もの、外国産なのです。食料自給率は主食用穀物自給率、穀物自給率、そしてもっとも忠実な計算法にカロリー自給率(供給熱量自給率)といった言葉があります。カロリー自給率は国民に供給されている食料をすべてカロリーに換算して、その中の国産のものだけを算出した数値を言います。
昭和62年には50パーセントを切り、その後も平成8年には41パーセントと下がる一方の傾向を呈していますが、この傾向が一番恐れられる点でしょう。なぜ下がっていくのでしょう。
日本と立地条件の似ているイギリスでの例を見てみましょう。島国イギリスも、かっては50の数字に落ち込んでいたそうです。しかし現在では70パーセント台にまで生産を上げてきています。
山国のスイスでも60パーセント台を維持しているそうです。ということは飽食国家日本は、国民性のなせる技なのでしょうか。経済優先思考の?
京都市の家庭を対象にしたサンプル調査の結果は興味深いものがあります。
家庭の台所から出る生ゴミを調べたそうです。その生ゴミのうち53パーセントは調理ロスで、38パーセントが食べ残しであったようなのです。
調理ロスって、どのような包丁さばきなのでしょうかねえ。
今や、グルメブームで何処のレストランに入っても女性の姿ばっかり。
しかも超満員!しかしここで考えてみてください。食べたくて食べるのであれば、残すなんて「もったいない」ことはしないはずです。「○○のイタリアン料理が雑誌に紹介されていたわよ・・・」などと情報を食しているだけのような気がしてならないのですが。

気づきノート、その43

自給率を上げるにはどうすれば良いのですか?とても心配しています。
カロリー自給率(供給熱量自給率)が一般的なので、そのことでお答えをします。
実は農水省でも色々と試算がなされてきています。
しかし完全自給は不可能ということは明確な結論に至っています。
試算の結果によれば、2010年には
農地面積も400万haを割り込み、国民一人あたり1440キロカロリーに落ち込むという試算さえあります。この数字は飢餓状態を越えて、食料戦争を連想してしまう数字です。
21世紀は飢餓と貧困の時代が予想されます。では、もっと自給率を上げる方策はないのでしょうか。
パンやうどんは小麦から作られます。この小麦をすべて国産に切り替えるという方策を考えたと仮定しましょう。そうするとこの小麦で全体の自給率を1パーセント上げるには、国産小麦の量を42万トン増産しなければなりません。これは現在の生産量の2倍です。
小麦の生産量を2倍に増産させてはじめて自給率はやっと1パーセント上昇する訳です。
至難の業だということが理解されるはずです。
これを輸入大豆で考えて見ましょう。大豆で自給率を1パーセント上げるには輸入を20万トン分減らすということのようです。そのためには国産の大豆生産量を3倍に増産させるということになります。
はたしてそのようなことができるのでしょうか。肉類で自給率を上げるには、国民が肉食を控えるのが最も有効な手段となりそうです。1パーセントだけ自給率を上げるには、肉の消費を年間の量で73万トンがまんすれば良いということのようです。しかし私たちは輸入してまでも残すという贅沢三昧をしています。
飽食国家日本で、そのような夢のような行為ができるのでしょうか。実は悲しいことですが、この答えに未来はないのです。

気づきノート、その44
農業を保護するということは、環境保全であるということを認識していますか?
日本の農業と農村が果たしている多面的な機能を評価すると、環境的な要素が大きく評価される(農水省総合農業研究所)のです。評価額として数字で表すと、これらは1年間で6兆9千億円にも上るといいますから、ものすごい環境貢献度ですね。田畑は貯水機能を持っていますから、洪水防止機能として2兆9千億円、水資源涵養機能として1兆3千億円、土壌浸食防止機能として2900億円、土砂崩壊防止機能として1400億円、水田による気候緩和(夏季に1.3℃低下)機能として105億円、大気浄化機能として99億円、有機性廃棄物の農地への還元を最終処分経費に評価すると65億円、そして大きな価値に文化的な面があります。
それは田園の風景です。この文化・保健的休養機能として2兆3千億円の評価ができるということなのです。

気づきノート、その45
最近、中山間地農業を守ろうという声を聞きますが、生産効率の悪い、このような農地がなぜ大切なのでしょう?
日本では耕作放棄地が増えてきています。かって、日本では狭い国土の農地を最大限に利用、耕作してきました。耕地利用率は150パーセント、180パーセントにあたる地域もありました。
耕地利用率とは、その年に作付けされる延べ面積が総耕地面積の何パーセントに当たるかという数字です。高度経済成長前の数字は180パーセントもあった地域が、今では100パーセントを大幅に割るようになってきています。かっての都市近郊では野菜類の輪作がなされてきました。
レンゲや菜種などが作られていて、裏作、2期作、3期作、4期作といった形態で最大限に精一杯に利用されていたのです。それが60年代を境に99年には100パーセントの大台を割ってしまい、現在では遊休地が多く見られるほどにまでなってしまいました。
石油化学の発達などの理由で、有畜農業が捨て去られ、農地政策は経済優先の施策の犠牲になっていったのでした。こうして日本独特の兼業農生産という図式が出来上がっていきました。
この兼業化と就業者高齢化の最も高い地域が中山間地域ということなのです。
この中山間地域とは定義上で言えば、市町村単位で林野が80パーセント以上、耕地面積が10パーセント未満を「山間農業地域」、林野が50〜80パーセントで、傾斜地が多いところを「中間農業地域」と呼ばれています。では、この中山間地域とは、どれほどの面積を占めているのでしょうか。
これは実に驚くべき数字なのです。
日本の耕地面積の実に7割、人口の14パーセントがこの中山間地域に当たるといいます。
ここまで学習してきて、もう賢明な皆さんにはお分かりのはずだと思います。そうです。
日本の日本たる根源を残すためにも大切なのです。

気づきノート、その46
農業専門書には色々な会社からの「微生物醗酵資材」や「天然物質からの害虫忌避剤」などが掲載されていますが、このような資材を使用すれば無農薬栽培も可能となるのでしょうか?
お答えします。ズバリ、あなたさまのお考えに賛同は出来かねます。
今までに、この地球村(桃源郷)でミミズマンがお話をしてきていることは、そういったことではありません。
私たちの食材は無農薬でなくてはならないとか、有機栽培の野菜に限定されたこだわりではないということなのです。お分かりでしょうか。
以前にも論じましたが、天然の世界にも農薬と同様な殺虫物質が存在します。
要するに自然は自然の在りように従いながら動いていきます。これが自然(じねん)なのです。
ワンネスなのです。ご質問の各社から世に送り出されている「微生物醗酵資材」「天然物質からの害虫類忌避剤」についてはその種類も多岐にわたっています。
これは各社の絶え間ざる研究開発の表れでもあるのでしょう。
そしてその発現効能、効果といったものも千差万別というのが実情です。
しかしながら優れた製品は、いつの時代に置いても優れた資材であることも確実で、それらの製品には歴史上での証言が付されているということにもなるでしょう。
それらの資材はもちろん安心して使えるものであり、その効果も確実であると考えられるでしょう。
そして新しく開発された資材の中にも、これからの桃源郷を牽引していく優秀な資材も存在しているはずです。これらを見つけるのは貴方の眼力でもあるのでしょう。21世紀は貴方の時代です。
貴方が牽引していくのです。

気づきノート、その47
雑草といわれている「もろもろの草」が役に立っているとかの説明がありましたが、よく理解できませんが?
お答えします。雑草と一纏めにされた呼ばれ方がされていますが、これらにはそれぞれ固有の名称があります。基本的に色々な雑草が存在しているほど、土壌の状態は健全であるといえます。
アメリカインデアンなどは、このことを経験上から学んでいて実際の耕作地に応用しています。
アカザなどは根が深くはっていくので最高の雑草?だと言えます。
一時は野菜として栽培されていたのですから。
雑草を定義づけするならば「人による作付けがなされないまま育っている、今だ有用効果が知られないものたち」ということが出来ます。
雑草の役割で最も優れた効果は、環境の調節という作用です。真夏日にはいち早く、夜露を出して、野菜たちを回復へといざなうのです。土壌圏生物をこうして豊かなものへと養ってくれています。
そして個々の雑草たちが持つ含有成分の違いです。ナズナにはカリウム、ヨモギにはカルシウムといった成分も多く含みます。それぞれの雑草?には与えられている役割があるのです。
連作障害の要因としては土壌伝染性病害が61パーセント、病害らしきものが13パーセント、空気伝染性病害が11パーセントで、あとは土壌のセンチュウ類に起因するものが7パーセント、生理障害が5パーセントほどであるとの報告があります。一般に言われている「いや地現象」に起因するものは殆ど考えなくてもよいようです。一度、夜の農園を訪れてみてください。

気づきノート、その48
大根を収穫しようとしたら、アブラムシがいつのまにかビッシリとついていました。葉の裏側にビッシリです。アブラムシの退治法を教えてください。
春から初夏、最近では晩秋でもよく見かけられています。それらはすべてがメスです。
卵を産んでという工程を省略して直接に子供を産んだりもします。
例えばエンドウヒゲナガアブラムシは、1匹のメスが毎日5匹の子供を2週間にわたって産み続けます。
そしてその子供は2週間で親になり、直ちに子供を産み始めます。
そしてその子供がまた・・と、ねずみ算などなんのそのです。
嫌われチャンピオンの代表格たる所以です。
因みに計算上では、1匹のアブラムシからドンドン増えて地球と同体積になるまでの時間は1年ちょっとしかかからないそうですよ。アブラムシは植物の汁だけしか吸いません。
植物の汁には糖分が含まれているものの、たんぱく質や核酸の原料となる必須アミノ酸は含まれてはいません。ですから普通の動物では汁だけでは生きてはいけません。
ところがアブラムシには驚くべき繁殖力の秘密があるのです。
その秘密の一端は、アブラムシが自分の体内に保有している共生微生物の働きにあるのです。
腹には多数の卵巣小管がつまっていて、これらの菌細胞の細胞質には、何千、何万という細胞内共生体がぎっしりとつまっています。この機関からアブラムシは必須アミノ酸などを効率よく合成し、供給しているのです。

これがアブラムシの「粗食・多産」の秘密なのです。その他にも沢山の秘密・特技を持っています。
季節的な変身術もその一つです。これらのシステムは、凡そ3億年前から出来上がってきたそうです。
化学肥料を止めれば被害は少なくなっていくはずです。

気づきノート、その49
「土が死んでいる」状態とは、具体的にどのようなことなのですか?
今までの慣行農法では土が死んでいます。
これは農薬や化学肥料を多投してきたことが最大の原因であることは明白です。
収穫残渣の撤去も一因だといえます。これらは薬という名に覆われた農毒物なのです。
この作用で土壌圏の生態系が死滅した状態を指して言うのです。
農薬のほとんどは今、恐れられているダイオキシン類などの内分泌かく乱化学物質でもあるのです。
これらは極少量であっても地球圏を撹乱してしまうのですから脅威の物質なのです。
数字ではピンとこない方々の為にわかりやすい表現をしましょう。
今、東京ドームで卵パックを1パックだけ燃やしたとしますと、何ともうこれだけで危険な数値になってしまったのです。ドームから離れてくださいね。
化学的に合成された肥料というものは植物にとって麻薬であって、強力な偏った肥効が急速に行われてしまいます。
その結果、外観からは野菜の成長が旺盛かのような錯覚をしてしまいますが、これは代謝経路にアンバランスを生じて、余分な窒素分などは硝酸態チッソとして野菜の中に残留していくことになるのです。
こういったことは言葉では理解がしがたいでしょうから簡単な実験をされることをお勧めします。まず、検査キットを準備してください。
ホウレンソウの硝酸イオン指標値が生産指針(100グラム中に300ミリグラム)よりはるかにオーバーした100グラム中1300ミリグラムを示したというようなことのないように祈っています。

気づきノート、その50(特別編集編)
慣行農法から大自然農法に変換してみようかなと思っています。実際にどのように実践していけば良いのでしょうか?地球村(桃源郷)の大先輩方にお聞きします。
回答:青文字の下線付きはクリック
おおおお、そうかいなあ。実直なお方じゃわい。聞くところ貴方は専業農家だそうな。
よくぞ、聞く耳をもたれたものじゃてのお。じっちゃばも嬉しいわい。
じゃがな、とりあえずは、100坪ほどから始められたらどうじゃ。
この農法は小規模な300平方メートル程度の規模での農法を言っておる。
これが日本の土地の特長でナ。このような小規模の田畑では機械が入らないから、すなわち大自然農法も可能となる。放置されておることはもったいないことじゃ。
そのような遊休地で、まずは始めてみなさることじゃな。練習という気持ちで良い。
最初は売り物にはならんからのお。ほっほほほほ。いやなに、うまくはいかぬということではないのじゃ。
そういう心配はいらぬが、時間がかかるからのお。
それに何せ中途半端なお野菜では、貴方さまも販売はしにくいじゃろうと思ってのことじゃて。
それにまだまだ法的な整備が整ってはいないからのお。
地球にやさしい、良いことをなされる訳じゃが、なぜか消費者の賛同も少なく、したがってコスト保障もないのじゃから、こまったご時世じゃなあ。
安全で優秀なお野菜には、もう少しそれに見合ったお値段もほしいところじゃ。
国家的施策として法的な援助、助成が必要だと言われておるが・・・。
さてさて、どっこいしょ。
話に入る前に貴方さまにお聞きして確認しておきたいことがあるんじゃがのお。
宮本武蔵の話のことじゃ。
ある宿場町で「御(おん)たましい研ぎ処(どころ)」という看板に目を留めた武蔵のことじゃ。
自分の刀を差し出したところ砥ぎ師に「・・・して、どう研いでほしいと・・」と問われた武蔵は「斬れるように・・。」と注文をしたそうな。そうしたらその研ぎ師の厨子野耕介は「・・人斬り包丁を研ぐわけにはいかぬ」と注文を断ったそうな。高名な兵法者として名をなしておった武蔵は大いに反省し、「御慶眼どおり、某、そのことを重々承知しておりながら先ほどの言葉ひらにお許しを願いたし。今一度、それがしの刀、魂に恥じぬようおとぎ願いたい」と願い出たそうな。貴方さまは専業農家ほどの大規模な出荷をなされていなさるが、収穫の際の道具への配慮はいかがなものですかな?お命をいただく訳じゃから、切り口のいたまぬようにお切りなされることじゃてのお。がはははは。
さて先ほど、畑なるものを拝見しましたが、どうも畑ではなさそうじゃてのお。
あれは土が死んでおる。ぱさぱさとして乾燥しておる。本来の土の色というものは生気を帯びた瑞々しい光沢があるものなのじゃ。5年程を見通しておきなされ。そうすれば自然が土を作り育ててくれるはずじゃ。
もっとも、もっと早く土壌圏を生態系循環土壌に転換させる方法はいくらでもあるのじゃがな。ま、そんなにあわてなさる必要もないわい。
草も生えておらぬ環境は化学肥料や農薬などの影響であることに間違いは無さそうじゃな。
中でも除草剤をかなり使われてきておると見た。まず目標はこの荒地に草を呼び戻すことから始めなされ。
雑草を呼び戻すのじゃな。お分かりかな?自然に戻すのじゃ。
そうすることで自然が自然を呼び、自然は自ずと循環していくのじゃからな。今からその方法を具体的に伝授しようかのお。がはははは。
ま、もう少しだけどうしても理解をしていただきたいことがあるのじゃ。それは大自然の営みと言うことじゃて。
地球は35億年という気の遠くなるような時間をかけて生きてきた。生命が誕生してそれだけ経ったわけじゃが、人間の力ではウジムシ一つを生み出すことは出来ないということを自覚せねばならぬ。遺伝子から見れば生物は一つに集約される。あらゆる地球上の生き物、1億数種の生き物は、みな同じ共通の四つの文字の暗号から作られておって、人間は兄弟というどころか、生き物たちはみんなが兄弟なのじゃな。つまり、生き物はすべてが同じ糸でつながっているというわけじゃ。人間はそれらの命をいただきながら、地球上で生かされているということでもある。大自然の不思議な力で生かされておるということを認識し、自覚なされることじゃてのお。人ゲノムの解読はほぼ終了したが、この遺伝子情報は米粒の60億分の1に刻まれておったというではないか。さすれば、地球上のみんなの遺伝子、いわば一人一人の考え方もすべてが米粒に集約されてしまうわけで、米粒のようなものがあまり思い上がってはいかんわい。人間の設計図は米粒じゃわい。がははは。
さあてと、それでは先ほどまでのことで、ほぼ大自然農法なるものを説明してしまったことになるが・・・。
次に、実際の作業の方法についてでも話そうかいのお。
先ずあなたさまは土に息吹を与えることじゃな。有機物を土に与え、その有機物を価値のあるように分解していく土壌菌を与える作業から始めなさるがよい。具体的には雑草を生やすことであり、動物質・植物質の材料を出来る限り多く与えることから始めなされ。この時の注意事項は「土が死んでおった」ことから、このままでは効果があがらないということを知るということでのお。生きている状態に変換するには、生きた土壌菌を植え付けてやる必要がある。この生きたバクテリアが有機物を食べ、土も醗酵していくという自然の営みを知ることが大切じゃ。このバクテリア類の資材は市場に限りなく出回っておるが、近くの雑木林や竹やぶで頂戴をしてくるのがオススメじゃて。郷土のバクテリアは自然に近く、より最適な環境つくりの助っ人になってくれるはずじゃワイ。投入する有機は残飯類も中々の資材となる。米ヌカもよく醗酵するための強力な助っ人となる。じゃから、こうした作業をじっくりと先ずは、なされることをお薦めするわけなのじゃ。こうした作業は基本中の基本であっての。数年の期間は必要じゃから、この作業期間だけは鍬やスコップでの耕転を要することになるわい。
さあてと、この期間においての最も強力で、最も頼りになる協力者がミミズ様というわけなのじゃ。ミミズ様は我々が休んでいる時も、眠っている時も、遊んでいる時も、常に働きなさっておられるのじゃぞ。そこがミミズ様のお偉いところでのお。もっと驚嘆することは有機物をより効果的な優良な肥料に変えてくださるということなのじゃ。野菜が最も必要とする、つまり最適な形態に肥料成分を変換するという離れ技をしてくれるという点がもの凄いことなのじゃ。お分かりかな?ミミズ様の存在がなくてはどれだけ高価な肥料を多投していても効果は半減するということなのじゃ。ミミズ様は日夜、土壌を耕転してくださってもおられる。ミミズ様のこうした土壌の通り穴はミミズ様の粘液で裏打ちされて、そこに野菜の根毛が入り込む。これは根毛にとって最適な環境が作られておるという証でもある。ミミズ様の粘液には有用な微生物群がたくさんに含まれておるから、有用な肥料成分がミミズ穴で凝縮されていて、含水量や通気性も最適な環境状態に置かれておるということに他ならない。こうしてミミズ様が定着なさる状態になっていくと、土作りの段階はめでたく終了することになる。
そして次なる段階は維持と管理と勇気の問題へと移行していくことになる。せっかくミミズ様という畑の神様がお住みになったのじゃから、耕転は最小限に限定となる。機械による耕転などはもってのほかとなる。お分かりかな?こうして絶えず有機を与えながら、ミミズ様と有用微生物群とを畑に飼育するという作業が継続されていかなければならぬのじゃ。この維持と管理は、ある意味合いで「勇気ある行動」とも言えるかのお。冬の畑では雑草が覆われておって、ナバナやオータムポエム、キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどの収穫残渣も残されておらなければならぬのじゃぞ。この点が最も重要なことなのじゃ。土壌の表面は何らかの有機物で被覆されておるということが重要なのじゃ。これが4月の活動期の安価な有機材料にもなる。厳寒期での生きた土壌に対する配慮でもあるわけじゃな。逆に、土だけの状態であっては地表面がかさかさと乾燥しきってしまい、もはや生きた土壌とはなりえないかも知れぬからのお。がはははは。
良いかな?もう一度だけ言うが、雑草は大切な有機農法の強力な助っ人なのじゃ。このことが大自然農法であり、有機は勇気農法とも言える所以なのじゃ。こうしてこの大自然農法を継続、維持していけば結果はおのずとついてくるものなのじゃ。最良な収穫物となって我々に幸せを与えてくれるはずなのじゃ。ジャガイモの収穫の際には、土をひと起こしする毎に、ビックリするほどの大きさと数のミミズ様が飛び出されてくるはずじゃ。
もちろん、このジャガイモは肌もなめらかであり、食味も超最高級のもののはずじゃわい。これがホンモノなのじゃ。天然の有機石灰の使用と天然の肥料材料、天然の病虫害減少材、天然の有用微生物群材、天然の醗酵促進材、天然の土壌改良資材、天然の土壌菌生息巣資材・・・・こうした資材が継続、かつ維持されつづけることで大自然農法は可能となるのじゃ。雑草もそれぞれの雑草たちの持っている固有の微量成分を提供し、野菜の健全な成長と病害虫の軽減に大いに寄与していることを知らねばならぬ。つまり雑草は多種類の雑草が生育している事に、そのものに存在の意味があるのじゃナ。
雑草の定義を言えば「雑草とは人間が育成、栽培を目的にしないだけの重要で、かつ不可欠な自然物」ということになる。どうじゃな、がはははははは! 
まさしく宮本武蔵の時代の再現じゃ。
1月から具体的に話そう。周りは冬物野菜で地面は被覆されておるという事が条件。2月も3月も同じで、ただただお野菜を頂戴するのみ。4月に入ると種蒔きの準備が始まる。そして地面を有機物質で富栄養価させていくための準備じゃ。黄色い菜の花の一部分を刈り倒して、畝の上部に覆ってくだされ。このような作業をしている時、以前の敷き草が白い菌に変化しているのが見られるはずじゃ。これが生きた土壌であり、畑で直接に堆肥を製造していくということなのじゃ。それでは種子の蒔き方を説明しましょう。ハクサイやキャベツなどを収穫した畝に時無しダイコンの種を蒔くことで説明をすることにしようかな。鍬の刃は鋭く斬れるように砥がれておりますかな?そういった一連の準備ができておれば、その鍬でハクサイやキャベツの株を地面の際からスパッと切って下され。決して地面を掘り起こしてはならぬぞ。地面の表面をうすく切っていくのじゃ。切り刻んだハクサイや雑草などは畝の両側に積んでおく。そして同時に周囲の土で被覆しておく。
さすれば、これらの有機物は再び堆肥となって数ヶ月のあとに野菜の株元に戻されていくことになる。この作業をするだけでも、すでにかなりの数のミミズ様を痛めつけてしまったようじゃナ。気がつかれましたかな?しかしこの作業でミミズさまは再び大増殖なされるはずじゃ。
ところで一列の畝での種蒔きの準備作業が出来上がったようじゃから、この地面の表面をよ〜く観察することじゃナ。どうじゃ。何がわかったかな。所々に水が噴出しておる。これはハクサイの根のものであり、ミミズの通り道のものでもあったりする。そこに見られる大きな穴のものは、モグラの捨て穴じゃ。周りの土を踏みつけても安定しておるから、今はもうモグラは別の所に行っておるようじゃナ。この穴は土を詰めてやってくだされ。次はいよいよ種蒔きの作業に入るが、後での管理が楽になるように線張りをすることがお勧めじゃ。そして、この線に沿ってよ〜く、踏みつけて下され。そうするとこの部分が沈み込んだ状態になる。この作業が終われば種蒔きの開始じゃ。1箇所に5粒ほどの「ひねり蒔き」がお勧めじゃワイ。1列の種蒔きを終えれば周りの土で薄く被覆をして、もう一度よ〜く踏みつけておいて下され。決して水をやってはいけませんぞ。種子は地面の下側の水分を感じ取って、根を下側に伸ばしていくのじゃ。種蒔き後の水遣りは、自然作用への「おじゃま虫」の何者でもないが、こういった基本的なことが分かっていないからのお。
はてさて次は野菜が大きく育つための肥料のことを話そう。冬季に有機物で覆われておった畑の残渣でミミズの大増殖を図るところまでは先ほど、話したとおりでな。その時にコメヌカや魚粉、油粕などの肥料分を混入させておくと土は富肥料化することになる。ここには素晴らしいカビが生えてくるが、ミミズが進入してくるのはもっと後でのことじゃな。5月に入ると間引きされたダイコンも大きくなってきている。4月に作業した畝の両側の有機残渣を掘り起こしてみなされ。どうなっておるかな?白い菌糸で発酵しておるのがお分かりなされたかな?臭いもかぐわしいものがあるはずじゃ。この状態の頃では有効な肥効効果とはならぬから、この部分はもう少しそのままにしておいてくだされ。使用できるのは6、7月に入ってからが無難なところじゃろうかいなあ。
ただ、ここで誤解のないように言っておくが、2ヶ月あまりが経過するまでには降雨もある。さすれば有効な肥料成分も地下に降りていく事は理解なされるじゃろうて。じゃから、キャベツなどの肥料を要求する野菜の場合には別途の追肥材料も必要かも知れんのお。しかしながら、この有効な成分、例えばカリウムとかいった成分などが土壌の下部へと降りていくという事は、ミミズ様も大喜びされるのじゃ。さすれば野菜にとっても健全な成長につながるという事でもある。
さて、先ほどの間引きしておったダイコンじゃが、間引き後の土寄せで大切な作業は周囲の土をかき寄せておくことじゃな。これでおいしい栄養たっぷりのダイコンが育っていくはずじゃ。ガハハハハハ!
この項つづく

気づきノート  その51   ミミズマンさんのお話は、基本的な農業の営みからかけ離れているのではないですか?一般の農家の人では、このような農作業はされていません。他の方の農法も知りたいです。
消費者の声にあわせた野菜を作らなければ売り物にはならないという農家や市場の考え方指向も大いに問題ではある。農家の実態とは、次のようなことも行われておるという事も知っておく必要がありますなあ。
みかんの出荷の直前になんと!除草剤を散布するってことが・・・。このほうが、みかんのヘタが外れずに見栄えが良いからとの理由からなのじゃと・・・。恐怖の農家の実態のページは
http://homepage2.nifty.com/sa7/syokutaku/

気づきノート   その52   水田転作の効用とは?
小規模な面積での水田の放棄が散見される時代になっています。とても残念です。
水田は還元反応に優れていて、地力と水分の保持力がその特長です。ですから大豆、イチジク、セリ、ナスビ,、キューリといった多種類の水を好む野菜の栽培には最高の条件の場所なのです。
水田と畑作との輪換作付けにより、連作障害の要因も軽減される。それは多種の雑草類が繁茂し、それを刈り取る(抜いてはいけない)ことで、腐植酸が形成される。その腐植酸が連作障害となる毒素を分解、拡散、あるいは軽減し、土壌の構成と土壌の成分を理想的な状態に導いてくれるのです。

気づきノート   その53    地元郷里にあった野菜品種は最高の宝物
自家採種をして、オリジナル野菜の品種群を大切に残していきましょう。
カボチャ、トウモロコシ、ナスビ、キューリ、お豆さん、こうした地元にしかない品種って、宝物です!

気づきノート   その54    天然酵母ジュースを飲んで健康に!
炭酸飲料水は健康を害します。味覚だけの誘惑から離れて、天然のジュースを飲みましょう。
秋にはぶどうが鈴なりに実ります。柿やアケビ、イチジクが実ります。多くの野菜たちも収穫の時期です。
これらを細かく砕いたり、刻んだりして、密閉できる広口ビンに漬け込んでください。混ぜ合わせる蜂蜜は均等になるように注意してくださいね。4日ほどで泡が立ってきます。時々、かき回しながら管理していると泡の発生が収まってきますから、これを絞って、あめ色の汁だけを冷蔵庫で保存します。
冷たい水で割って、毎日飲んでください。砂糖とヨーグルトを使えば、低濃度のアルコール飲料水になります。

気づきノート    その55    アカメガシワで自家製の漢方薬づくり
まず、アカメガシワの皮を採取します。樹皮が褐色のもので、白っぽい筋のあるものを見つけましょう。
採集の時期は、漢方薬の大原則で「土用の節」ですね。そして採集する部分はアカメガシワの枝先の周辺部です。生木のうちに、この皮を剥きます。そして陰干しにして乾燥させます。煎じ方は一日の飲用する分量が片手一杯分の量とします。少し苦いかな程度の煎じ方で、あなたの肝機能は万全です。

気づきノート   その55    年4毛作の薦め
マリーゴールドは土壌のセンチュウ類を退治してくれます。ネギ類やシュンギクといったキク科のものもセンチュウに有効です。まず冬季の作付けとしてはホウレンソウなどの葉物野菜を植え付けます。
この時期はカリやリン酸分の効き目は少なく、チッソの肥効が有効だからです。
秋雑草の現地直接堆肥化法で、ホウレンソウは健全に成長していきます。
ロゼット状の野菜には甘味成分も豊富です。そして病害虫も問題がありません。
収穫の終期に入る頃、鶏糞などを投入しておきましょう。春から夏はトマトの作付けです。鶏糞やミミズの効果で、畑はフカフカです。トマトは元肥も不要で、実どまり時期までは追肥も必要とはしないでしょう。
トマトの栽培で最も危険なものは害虫ではなく、あおぐされ病です。日本の気候はアンデスの気候に反して湿潤だからです。でもハタケミミズ様のお陰で、土壌は絶えず耕作されていますから、排水や好気性は最適な状態になっています。トマトのしりぐされ病はカルシウム不足からくるとされていますが、これも秋季のイネ科雑草の現地堆肥化で問題は生じません。
8月中旬になるとトマトからワケギへと変換です。
トマトの株は、そのままにしておいて、その間にワケギやシュンギクを植え付けておきましょう。
これらは短期間に収穫期に向かうはずです。もちろん病害虫の問題はまったくありません。
ワケギは10月中旬までに収穫を終えますが、シュンギクは冬季のすき焼きの欠かせない材料になっていきます。次の作付けはキャベツやブロッコリーといったアブラナ科の野菜たちです。
冬季に向かう時期には、もちろん病害虫の心配はありません。
こうして1年目が経過していきました。次年度の作付けに入る前に、ハコベやイヌノフグリ、ホトケノザといった雑草などからの自然堆肥化を図っておきましょう。株の際から刈り取って、畝に被覆し、若干の土を被せておきます。天然有機石灰や、ヌカ、骨紛、魚粉といった肥料もこの時に追加しておきます。
4月に入る頃になると、ハタケミミズの出番です。これらの天然有機材料から良質の堆肥を製造しつづけてくれるはずです。次はキューリを植えることにしましょう。こうしてミミズのお陰で、土はますます肥沃化が進められていきます。

気づきノート   その56    野菜たちとの会話法を教えてください。
果采類を栽培するのに共通したポイントは、栄養成長と生殖成長とが同時に行われるように、バランスをとることです。例えば茎や葉ばかりが大きくなりすぎるような栄養成長の作り方をすると、着果が悪くなり、逆に着果肥大に片寄ると衰退へと移行してしまいます。また作物の特性を知るという事も大切です。
例えばキューリは発芽後、10〜15日頃が重要です。この本葉1枚半が育っているときに、既に7〜10節までに咲く花が雄花か雌花か、決まってしまうからです。
着果と成長力とのバランスを保つには、第1果を何節目につけさせ、これをいかに肥大させるかによって、その後の収穫量が左右されてしまう事になるのです。
もし、3〜5節目に着果させてしまうと、その後の収穫量は多くは望めません。7〜8節目にキューリの成り花である雌花(小さいキューリがついている)を着果させ、これを確実に大きくさせなければなりません。
会話法つまりバランス調整を伝授しましょう。
まず葉柄の角度を観察してみてください。茎に対して葉が45度以上の角度なら生殖成長に向かっており、45度以下ならば実のとまらない栄養成長に進んでいるということが判断できます。
ここで間違わない事は新品種への対話です。この品種の特性と土地への適応性を充分につかむまでには数年間を要するという事なのです。一般にキューリの発芽は種蒔き後、10日目に本葉の第1葉が垂直に出てくるような成長が良いのです。第1回目の移植タイミングは、この時なのです。
この時の根は、永久根(根の部分で最上部分に横に出ているもの)の植え痛みが少ないからです。
そして葉との会話です。
葉は「羽ばたく」ように日周期や気候条件などにより、角度を絶えず変化させるものであるべきです。
種をまいて10日後の小葉と、本葉第1葉と半開き葉の先端が、内側を向いているときは、まだ中に雌花を用意していないというサインなのです。そこで、ここで人的にする作業は光線の調整です。
このとき、光線を当てて、本葉の角度を外に反り返るようにしてやると、2〜3日して、この半開葉(本葉第2葉)は、外側に反り返るようになっていくはずです。これでキューリは7〜8節目に、成り花の雌花を用意していくはずです。これが会話です。それと曲がり果が多くなったら、これは肥料切れか水分不足を訴えているという事です。また、キューリのマキヒゲの観察です。この巻きツルが45度の角度で、ピンと張り、伸び伸びとしていれば良いが、細くて、短かい巻き方をするようになれば肥料切れと見なければいけません。
巻きツルの先端から雌花までの長さは、50センチほどが良い状態です。このツルが50センチよりも短いようであれば追肥が必要であるサインであり、長ければチッソ肥料が多すぎるか、水分が多すぎると見てよいでしょう。

気づきノート    その57     自家採種の方法などを教えて下さい。
優れた母親となる母本選抜をいかにするかにつきますね。
それは日常からの観察力がものを言います。地域にあった病害虫に強い、味が良くて、収量も多いなどの特性を選抜していくわけです。ウリ科やナス科(ピーマン、トウガラシなど)は、他科受粉種であり、この種は隔離栽培を必要とします。他の近縁品種群と交雑しないように注意する必要があります。
採種した種は、良く乾燥させたものなら、冷蔵庫の中に保管しておけば3〜4年は安心です。

気づきノート    その58     大自然農法の、定義をとりあえずまとめると
1.畑や水田の持っている機能を最大限に発揮させる手法を、人的に助成してやること。
2.畑や水田に樹木を混植させること。水田にはイチジク、畑にはクワなど。

気づきノート  その59     狂牛病の心配について
お答えします。狂牛病の問題はなにも牛肉だけに限った問題ではないと言えます。
この問題は自然の営みに反する人的な行為から派生する一連の問題であるからです。
だからこそ大自然農法を一考してみては?と皆さまに投げかけているのです。
自然観察会でも学んだように、人的な行為は大量、一律生産活動がその根底に存在します。
市場経済にのせて、経済活動の安定化を図るには規格とか大きさとか、とにかく限られた決め事が存在し、その規格にそうような生産活動そのものに矛盾があるのです。
キューリは曲がっていても刻んで、料理をすることに何の問題点があるのでしょうか?
その行為そのものが自然の営みに反する行為を伴い、大自然に対する反作用でもあるわけです。
硝酸態チッソを大量に含んでしまっている現在の「葉もの野菜」には危険が見え隠れしています。
もう一度、自然観察会行動記録集を読み直しましょう!
そこにはきっと「不思議な生き物の大切さ」が発見されるはずです。
    
気づきノート その60    食品の表示の実態についてとても心配していますが、どうすればいいのでしょう
お答えします。世の中が変われば良いのです。そのためには私たち消費者の一人一人がもっと食料のことについて勉強をしないといけませんね。
私たちは食料について買うときに「より安い」ものを買う傾向にありますねえ。見栄えの良さそうなものとか・・。
食品の表示ラベルについても、記入してある内容は勿論、信用して買うわけです。
大豆食品の多くは「遺伝子操作の大豆」であるそうです。ところが販売されている実態は「この食品の原料の大豆には遺伝子操作のものは含まれていません」などと表示されています。どこでそのことを証明しているのだと認識されていましたか? 日本の製造業者ではありません。製造業者では「この大豆は輸入した段階で
遺伝子操作のものではないと聞いていますので・・。」と回答されることでしょう。
雪印食品が会社ぐるみで牛肉の産地表示を偽って販売していた事件などで「表示の信頼性」が改めて問われています。しかしこのようなことは起こっても不思議には思えませんね。起こるべくして起こった事実であるとも言えましょう。それだけ消費者は無知であったわけです。
原産地や有機農産物、遺伝子組み替え食品、賞味期限といった各種の表示は日本農林規格(JAS法)によって義務付けされています。しかし偽りの表示を見抜く特効薬はなく、お手上げの状況でしょう。この表示制度自体が改ざんする事を想定していないからだと言われていますが、むしろ偽証の表示を黙認しているかのようにも見えます。中国産のウナギが国産とされていたり、オーストラリア産の内臓肉が国産ばら肉になっていたりして実際に排除命令を受けていた事例はありますが、表面化することはごく少ないといえます。
それではどうすれば良いのでしょう。新聞などで農水省が立ち入り検査に入ったとか報道されたりしますが、きびしい罰則規定もなく、内部告発でもない限りはまったく行政の機関では効果がないことも明白です。
一方、市民団体による独自調査で表面化した事例があります。このことは市民の目が開かれてきた証拠であると言えます。ですから私たち消費者一人一人がもっと勉強していかなければならないというわけです。
具体的にはとりあえず、誰にでもできる検査キットの使用をお薦めいたします。
詳細については自然観察会行動記録集のコーナーに記しています。

気づきノート その61    私たちは今後、どのような生活になるのでしょう。
お答えします。世の中が変われば良いのです。そのためには私たち消費者の一人一人が,気づくことです。
もうこれ以上の高望みは止めましょう。地球をとことん破壊してまで「万物の象徴」なんて思い上がりは許されるものではないのですから。
耕作地は土壌汚染が進行していて、この先、とても心配です。
「 上見れば  限りもあらぬ  世の中に   我ほども   なき人もこそあれ 」
ですから世の中が変われば。。。、どのような生活になるの?ではなく、私たち一人一人が世の中を変えていくんだ!自分の生活スタイルを40年前に戻すんだ!40年前のほうがずっとずっと幸せだったんだと気づくことだと思われます。基本は「自給自足スタイル」なのですから。

気づきノート その62 高級銘柄の表示に大変化の兆しが・・
牛肉の世界的ブランドに「松阪牛」というのがあります。正確を期して「まつさかぎゅう」と記しておきます。
この松阪牛は「年間を通じて温暖な気候である三重県の雲出川(くもずがわ)から宮川の田園地帯で2〜3年、特別な愛情と環境で育てられた処女牛」のことをいいます。
この松阪牛の価格が一斉に高騰する気配になってきています。この背景はなぜでしょう?
これまでにも高級銘柄を厳守して販売する老舗では「子牛登記証明書」「松阪牛肉証明書」を添付していましたが、今回のBSE事件を契機にして新たに三重県松阪食肉衛生検査所(公的機関)の「BSE異常なし・合格証明書」の写しが付けられて販売されることになりました。これが価格高騰の原因でしょう。
つまりこれで本当の「適正価格」となったものだと言えるのでしょう。
なぜならば「松阪牛」という超高級ブランド肉の販売量はいかにも市場に出回りすぎていました。
これは実際の供給量と比較してみると、販売量は5倍にものぼり、実情にそぐわないものだったのです。
大手の百貨店では表示を「松阪牛」から「三重県産牛」へと切り替えました。銘柄牛の販売を中止する通販会社も見られるようになりました。イトーヨーカ堂は2月末から「松阪和牛」から「三重県産黒毛和牛」へと変えています。同じ三重県内で飼育されていても、伊勢平野で2〜3年、育てられたもの・・がモノをいったわけです。
もっと正確に言えば松阪肉牛協会が規定している基準に当てはまるものだけがモノを言ってきたということでしょう。それは
1.出産経験のない雌の黒毛和牛
2.松阪市を中心とした伊勢平野という気候温暖な環境で、半年以上の間、肥育
3.肉質が日本食肉格付協会の評価で最も良いとされるA 5,B 5がここにきて具現化してきたということです。
偽証表示の横行を
消費者の声が、あるいは販売する側の良心による告発が、自治体による産地表示などの検査がモノを言ってきたということなのです。


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