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オークランド諸島
キャンプベル島
スネアーズ島
南極大陸に程近いポゼッション島の説明


※ガラパゴス諸島はあまりにも有名なので、
地図と解説は割愛しております。


Subantarctic Islands:
南半球において、温かな海水と冷たい海水の境界であるSubtropical Convergenceより南側の島々は、Subantarctic Islandsと呼ばれており、大小約800の島々が点在しています。

それらの島々は現在、
ノルウェー(Bouvetoya島)、
フランス(Amsterdam,St Paul,Crozet,Kerguelen島)、
南アフリカ(Marion,Prince Edward島)、
オーストラリア(Macquarie,Heard,McDonald島)、
イギリス※(Gough,Tristan da Cunha島)、
そしてニュージーランドの領有下にあります。

※Falkland, South Georgia, South Sandwichの各島は、イギリスとアルゼンチンの間で領有が争われていますが、実質的にはイギリスの支配下にあり、South OrkneyとSouth Shetland島は、南極条約に基づき国際管理化にあります。

これらSubantarctic Islandsを繁殖期に訪れれば、地球上のペンギン(16種とも18種ともいわれる)のほとんどを観察することができますので、ペンギン好きにはたまらない所です。


オークランド(諸)島:南緯50度30〜50分、東経165度50分〜166度20分
捕鯨船Ocean号の船長Abraham Bristowにより、1806年に発見された。彼は、知り合いの名にちなんで、この島をLord Auckland'sと名づけた。1840年、南極探検家James Rossらがこの島に立ち寄っているが、Rossは、この島を発つ際に、羊、豚、鶏、兎および外来の植物を残して行ってしまった。後にこれらの動植物により多くの固有種が絶滅してしまったことは想像に難くない。Rossの報告を受け、捕鯨会社Samuel Enderby & Son社が18492捕鯨基地を建てるが、酸性の強い土壌では作物も育たず、捕鯨も芳しくなかった。1852年には、従業員は全て帰国してしまった。1895年以降、農耕用の牛や羊などが移入されたが、現在でも豚、猫、鼠の駆逐は完全には成功していない。


キャンプベル島:南緯52度35分、東経169度10分
1810年にアザラシ漁船PersevereanceのHasselburgh船長が発見。彼が、会社のオーナーであるRobert Campbellにちなんでその名をつけた。尚、Hasselburghはこの島で溺死している。オークランド島より農業に適した地形であるこの島では、羊の放牧が1895年から1931年まで行われた。残された羊は4,000頭もいた。1954年に自然保護地区に指定され、1970年と1984年に羊の移動を制限する為のフェンスが設けられ、1990年に羊は駆逐された。残る外来動物は(ノルウェー)鼠だけとなった。外来の植物は現在でも85種も存在しているが、原生種には大きな影響は与えていないといわれている。


スネアーズ島:
1791年、 VancouverとBroughtonが発見。外来の植物は現在1種(Poa annua)のみとなったが、駆除するのは難しいらしい。しかし、家畜などの外来動物は全くおらず、その点では他の島々と比較して原始の容が残されているらしい。その為、研究者を除いて上陸は禁止されている。