ぱちょり

ぱちょり


パチョリ(シソ科Labiataeヒゲオシベ属Pogostemon)
  学名:Pogostemon.cablin
  別名:パチュリー、パチュリ

 パチョリは、インドから東南アジアにかけてが原産で、草丈1m前後、葉は長さ10cm程度で鋸歯がある卵形で、夏から秋に15cm程度の花穂 を伸ばし淡紫色の花を咲かせます。

 全草に香気成分が含まれており、主に香水などの原料になります。
独特の香りは、オリエンタル系の香りとされ、ヨーロッパで大流行したこともあります。
現在でも、香水などの原料として、インド、マレーシア、パラグアイなどで多く栽培されています。

 ただし、日本では薫香用として用いられる程度で、「土臭い」「朱肉の匂い」などと表現されることもあり、好みが分かれるようです。

 パチョリとは、タミール語のpachai(緑)とilai(葉)に由来するそうです。

栽培

 園芸分類としては、非耐寒性多年草になります。
日本で園芸用として栽培することは少なく、耐寒性も無いことから、種、苗ともに入手は難しいようです。

 もし手に入って栽培する場合の注意になりますが、簡単に記載しますと、栽培場所は、日当たりのよい場所で、冬でも15℃以上は必要と されていますので、鉢植えなどで栽培し、冬は暖かい室内で管理することになります。
また、乾燥に弱く水切れしないようにします。
肥料も好む方で、特に初夏から夏の生育期には、肥料が不足しないように注意します。

収穫

 十分に生長した株から、随時葉、茎を刈り取って利用します。
刈り取った直後はあまり香りはありませんが、時間の経過とともに徐々に香りが強くなります。

用途、効能

 最も利用されているのが、茎葉を蒸気蒸留して作られる精油(パチョリ油)で、東南アジアでは、古くから邪気を追い払い、伝染病など の感染を防ぐ精油として扱われていました。
前記したように、オリエンタル系の香りとされ、ヨーロッパで大流行したこともありまが、単独での香りは好みが分かれるようで、香水の ベースとしてローズ、ベルガモット、ラベンダー、レモングラス等の精油と合わせることでより奥の深い香りが楽しめるようです。

 さて、アロマテラピーとしての効果ですが、主に鎮静作用や抗うつ作用があるようで、無気力な時に使うと元気が出るそうです。
その他効果としては、頭痛、食欲抑制など、性欲促進、さらには頭のフケ防止、肌の乾燥、老化、しみなどのスキンケアにも利用します。
ただし、多量に使用すると神経を刺激し過ぎるようです。

 防虫効果もあり、乾燥させた葉茎をポプリなどにしてタンスなど入れると良いようです。
インドではその昔、カシミヤの輸出時に香りと防虫も兼ねて、精油で香りづけをしていたそうです。

 また、その他全草の薬効として、風邪、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、口臭などがあり、さらには解毒作用もあり、各種虫刺されや 水虫、たむし、ヘビに噛まれた時の解毒剤としても使われたそうでう。

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