フヨウ(芙蓉)
Since 2000/08/14 



 
相生市双葉の公園近くで、並んで咲き競う紅と白のフヨウを見かけました。写真撮影は2000年8月12日午後2時頃です。

 八重咲きのスイフヨウという品種は、花の色が、朝開いたときは白で、昼過ぎにピンク、夕方には紅色に変わります。この色の変化を酒に酔った人の顔色にたとえて『酔芙蓉』と呼ばれています。写真の株は八重咲きではないので、スイフヨウではなさそうです。紅白のフヨウが並べて植えてあるようです。

(写真はクリックすると大きくなります。)


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 『芙蓉』はしばしば富士山の美称として使われます。龍野出身の矢野勘治が作詞した一高東寮々歌(嗚呼玉杯)の2番の歌い出しは、『芙蓉の雪の精を取り』 ですが、この芙蓉は、花ではなく、富士山です。また、旧富士銀行を中心とした企業グループを芙蓉グループと呼んでいました。

 富士山をフヨウの花にたとえる理由は、よく知りません。筆者は、富士山がフヨウのように秀麗だからか、またはフヨウの白い花を富士の冠雪に見立てたのではないか(?)と考えています。間違っていたら、メールか掲示板で教えて下さい。

 中国では芙蓉はハスのことで、フヨウは木芙蓉または山芙蓉といいます。四川省の成都はフヨウの都として知られ、かつて開花時には、町全体がフヨウの花で埋め尽くされたと伝えられています。

 四十数年前、相生市のコスモス通りはまだ一面の水田でした。そこを流れる古池大谷川の、現在キヨハラさんがあるあたりの土手に、1株だけフヨウが自生していました。道作り(農道や灌漑水路補修の共同作業)のたびに刈り込まれて、大きく育つことはありませんでしたが、毎年2〜3輪はピンクの花を咲かせて、農作業の手伝いに行く筆者(当時小〜中学生)をなごませてくれました。そのフヨウも今はありません。たぶん古池大谷川の河川改修(護岸のコンクリート化)で消えたのでしょう。
 


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