ムクゲ(木槿)
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 8月12日の日本経済新聞に、『盛夏にはムクゲの花がよく似合う』という表現がありました。当地(相生市)は今、酷暑で、ムクゲの花が盛りです。写真は双葉町で、2000年8月12日午後に撮ったものです。、撮りながら「花はフヨウに似ているな」と思いました(葉や樹形はかなり違いますが)。そのはずです。後で図鑑を見ると、ムクゲはフヨウ属でした。

 ひとつひとつの花は短命で、1日で散ってしまいます。日本ではそのはかなさに風情を感じ、『槿花一朝の夢』と表現しました。お隣の韓国では、次々と新しい花を咲かせ続ける生命力を愛(め)で、国花になっています。ムクゲの名は、韓国名の『無窮花』の日本式読み『ムキュウゲ』に由来しているといわれています。

 夏の開花期に、晴天の早朝、花が半開きのとき、白花系のツボミを採取し、陽乾したものが生薬の木槿花(もくきんか)です。胃腸炎や出血性の下痢、腸出血などに効果があります。膀胱炎の炎症にも効きます。

 茎や幹、根の樹皮を剥いで水洗いし、乾燥したものを木槿皮(もくきんぴ)といいます。水虫の薬として有名で、ホワイトリカーに3〜6ヶ月漬けた後、こしてから患部に塗ります。花でも同様の効果があります。 

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