ムラサキシキブ(紫式部)
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Last updated on 2000/11/10 


 
ムラサキシキブというと、初冬の雑木林で目につく、あざやか紫色の果実のイメージが強いですが、夏に咲く花も紫色です。下の写真は2000年7月14日に岩屋谷公園(相生市那波野)から天下台山に登る遊歩道脇で撮影したものです。花は枝元から枝先に向かって順番に咲くようで、1枚の写真に蕾と開花、受粉後が(右から左に)並んで収まっています。

 ムラサキシキブは相生市北部の三濃山や龍野市の菖蒲谷あたりではよく自生していますが、天下台山ではあまり見かけません。写真の木は、周囲の状況から、誰かが人工的に移植したものと考えられます。品種も、庭や公園などに広く植えられるコムラサキ(小紫)のようです。コムラサキはムラサキシキブに比べて全体に小ぶりで、湿地を好み、葉の鋸葉が先半分に限られている、花が葉腋から少し枝先側に離れて付くなどの特徴があります。なお一般にムラサキシキブといって植えられているものの大半はコムラサキです。

 ムラサキシキブの幹はまっすぐに伸びて、しかも強靱であるところから、金槌などの道具の柄や、杖に用いられます。また火縄銃の時代には、銃身掃除や弾丸込めのための唐子棒にも使われました。

(写真はクリックすると大きくなります。)

■2000年11月10日増補 

 コムラサキの果実です。花と同じ株の写真です。

 

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