椿峠の地蔵像板碑(上郡町)
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銘は判読できませんが、手法から、室町時代中期に造られたものと考えられています。詳しくは下の案内板の表示を見て下さい。 (写真はクリックすると大きくなります。) |
県指定文化財 椿峠 地蔵像板碑 (案内板の表示) 指定年月日 昭和63年3月22日 所有者・管理者 宇野山自治会 左右に並ぶ二基の地蔵像板碑が県指定文化財(考古資料)に指定されている。 大きい板碑は凝灰岩質の自然石を板状に加工し(高さ110cm 幅93cm 厚35cm)、表面に舟形を彫り込み、地蔵像(高59cm)を浮彫りにしており、銘は舟形の外輪部にあったと察せられるが、現在では判読し難い。手法により室町時代中期の造像とみなされている。 また小型の板碑は同質の石を蒲鉾形に彫成し(高90cm 幅25cm 厚13cm)、表面は地蔵像を刻みだし、舟形はない。時代は室町時代のものと推定されている。 石造美術史の地域特性を考察する上で、両者とも重要なものである。 平成元年10月 兵庫県教育委員会 |