高速道路公害埼玉新都心・道路公害等をなくし
 住みよい町をつくる会 更新日2005.3.7

さいたま地裁、平成16年(ヨ)第180号、199号、248号
 工事禁止仮処分申請事件 要約
   
12回審尋 「4車線化の供用後に再度、環境測定を行う」裁判所斡旋案が出る 3/9(水) 
    11回審尋 首都高が和解打切り宣言、住民は申立の趣旨変更を表明 1/19(水)
第10回審尋「脱硝装置の約束「環境影響評価書の矛盾、高速道が最も大気汚染を、NO2の減衰は遅い」を提出12/27(月) 
第9回審尋 H11年8月31日首都高「研究成果を踏まえて新たな環境対策に前向きに対応する」12/2(木) 
第8回審尋 合議体での調停作業始まる                           10/29(金)
 
第7回審尋 周辺道路も供用開始され排ガス高濃度汚染地帯に             9/27(月) 
第6回審尋  人の健康に対する考慮を欠いた首都高                           9/6(月)
第5回審尋 換気塔は固定発生源                             8/13(金)

4回審尋 NOxの大気汚染・、千葉の小学生での疫学調査             7/20(火)
第3回審尋 確認書は法的拘束力があるか                       6/28(月)
第2回審尋 確認書作成経過に関して陳述書                      5/31(月)
第1回審尋 確認書の法的有効性ならびに環境測定の結果と予測について争う 5/17(月)


12回審尋3/9(水) 供用後1年間と「4車線化の供用後に再度、環境測定を行う」裁判所斡旋案が出る

2005/3/9

さいたま地裁 第10回審尋は3/9(水)13:10から、裁判長が定期異動により交代し従来の2名と3名の裁判官による合議体で開かれました。原告は24人の参加しました。

 @住民と公団の相方にたいして書類の確認、住民側から「申立の趣旨の変更申出書」、書証「さいたま市長の首都高への要望書」に加え、参考書類「調停中に首都高の工事強行に抗議する住民集会決議」を併せて提出しました。裁判所は今後の進め方に関し意見を聴き、住民側は科学的視点からの反論はおこないたいとの意見表明をしました。裁判所は早期に解決をしたいので、審尋を続ける考えはないとの表明をしました。 

A住民側の意見聴取ではさいたま市長の首都高への要望書に関して説明をしました。首都高の和解案に加えて字句修正のレベルでさいたま市の要望を反映して欲しいと意見を述べました。 B首都高の意見聴取  C裁判所は住民側を呼び入れて、首都高が「和解案での和解は難しい。1年間は調査する。その結果、判断するが、必要はないと予測している。現在の大宮線の交通量からかなり予想を下回っているので当面、10年ぐらいは2車線で行くだろう」と言っていると説明しました。住民側は「裁判前の交渉時より大きく首都高の回答内容が後退しているのはひどいではないか。複合汚染が進むことはさいたま市も認識して『汚染を出している側が測定局をつくるべきだ』と言っている。長谷川部長の文書すら守ろうとしない。と述べました。4車線化の後の測定もしないのは問題であると述べました。 D裁判所の合議の後、相方にそれぞれ裁判所の斡旋案、供用後1年間に加え「4車線化の供用後に再度、環境測定を行う」との裁判所の斡旋案が出されました。首都高側の検討には2週間必要との回答があり、住民側は1週間と応えました。

次回、第13回審尋は4/13(水) 14:00〜に開かれます。



11回審尋1/19(水) 首都高が和解打切り宣言、住民は申立の趣旨変更を表明

2005/1/19

さいたま地裁 第11回審尋1/19(水)に22人の原告が参加し、3名の裁判官による合議体で開かれました。公団側から前回の首都高の案「方針説明書、供与後1年間二酸化窒素をモニタリングする」に1月14日付けの文書に、「4行追加」があったが内容は殆んど変わりません。殆んど無回答の内容なのでこのないようでの和解は難しい。住民側は「裁判所からの宿題」に関し、順調に進行していることを報告しました。

その後、裁判官は相方の弁護士を部屋に呼び入れ聴取を行ない、首都高は「本社は強行で住民の提案は受け入れることは出来ない。和解交渉の打ち切りを宣言し席を立ちました。これに対し住民側は11/22提出の新しい証拠(首公東建埼行第30号)が出てきたので、申立趣旨の変更をする意志を表明し、この結果、裁判が継続されることになりました。

次回、第12回審尋は3/9(水) 13:30〜に開かれます。


10回審尋12/27(木) [脱硝装置の約束],[健康被害、環境影響評価書の矛盾、高速道が最も大気汚染を、NO2の減衰は遅]陳述書

2004/12/27

さいたま地裁 第10回審尋12/2(月)に22人の原告が参加し、3名の裁判官による合議体で開かれました。住民側から12月22日付けで、吉田 実氏の陳述書「脱硝装置の約束に関する陳述書」ならびに高松氏の首都高の準備書面(平成16年10月27日)に対する反論の陳述書「健康被害、環境影響評価書の矛盾、高速道が最も大気汚染を作り出す、NO2の減衰はかなり遅い等」を提出しました。冒頭に「裁判中にもかかわらず、町会の許可も取らずに首都高が市道の通行止めを行い、見沼代用水に架橋工事を強行しようとしている事」に抗議を行いました。

その後、裁判官は債権者(原告)部屋に呼び入れ聴取を行ない、首都高の案「方針説明書、供与後1年間二酸化窒素をモニタリングする」はすでに得られた回答からも後退した内容である。「新たな環境対策に前向きに対応する、との文書に対する回答を聞いてもらいたい」との見解を表明しました。新たに「地元住民との間で十分な協議がなされなかったことに対する遺憾の意の表明、北袋地域に大気汚染測定の常設観測所の設置、基準を超えた場合に低濃度脱硝装置の設置」を提案しました。首都高はこの提案は受け入れることは出来ないとの見解を示しました。

次回、第11回審尋は1/19(水) 13:10〜に開かれます。


回審尋12/2(木) 平成11年8月31日の首都高説明文書で「新たな環境対策の試験実施・・。研究成果を踏まえて、新たな環境対策に前向きに対応する」としてい

2004/12/2

さいたま地裁 第9回審尋12/2(木)に27人の原告が参加し、3名の裁判官による合議体で開かれました。住民側から11月22日付けで、準備書面、甲52号証、山口氏の陳述書「確認書が成立する直前の状況、首都高の公式文書(首公東建埼行第30号)平成11年8月31日文書で「新たな環境対策の試験実施・・・。これらの研究成果を踏まえて、新たな環境対策に前向きに対応するとしている」ならびに準備書面「確認書の成立経緯、住民の譲歩案」を提出しました。首都高側から準備書面「これまでの首都高の環境対策」が当日提出されました。その後、裁判官は債権者(原告)、債務者(首都高)を交互に部屋に呼び入れ聴取を行い、宿題であった首都高の譲歩案に関して

首都高から方針説明書「首都高は北袋地区高速大宮線さいたま新都心〜第二産業道路間供与後の環境悪化についての住民の不安を軽減するため、高速道路等北袋町地域連絡会に対し、これまで10項目の環境対策案を提示した。さらに、供与後に行う追跡調査により、当初予測し得なかった悪影響が確認された場合には、埼玉県、さいたま市の協力を得て必要に応じて適切な措置を講じることを表明している。追跡調査は当公団が債務者らの主張を踏まえ、北袋換気塔の直下において供与後1年間、二酸化窒素をモニタリングすることとしたい。上記の調査結果が環境基準を超えた場合にはその原因を究明し、基準を確保するために必要な措置を講じたい」と内容は従来の内容が提案されました。しかも測定期間は1年間のみで、交通量の増加する6年後の平成22年は含まれません。この後、弁護士に対して裁判官は首都高が高速道出口の換気塔に脱硝装置をつけることを拒否しているので和解の条件にはなりえない。その他のことで住民の納得の出来る提案があったら提案してもらいたい。和解が成り立たなければ判決を出すしかない。等、意見を述べた。

次回、第10回審尋は12/27(月) 11:00〜に開かれます。


回審尋10/29(金) 合議体での調停作業が始まる 2004/10/29
 さいたま地裁 第8回審尋10/29(金)に傍聴者27人の見守る中で3名の裁判官による合議体で開かれました。首都高側から「住民側の準備書面9/27に対する反論の準備書面と書証」が提出された。住民側からは次回までに反論の準備書面を提出すると発言しました。その後、裁判官は債権者(原告)、債務者(首都高)を交互に部屋に呼び入れ聴取を行いました。

次回、第9回審尋は12/2(木) 11:00〜に開かれます。


第7回審尋 9/27(月) 周辺道路も供用開始され排ガス高濃度汚染地帯に 2004/09/27
 さいたま地裁 第7回審尋9/27(月)に傍聴者23人の見守る中で開かれました。原告側から「アセスメントの予測の虚構。平成元年調査と12年調査の寄与濃度22年予測結果が倍も異なる。6%勾配の排気係数が4%で計算されている。実態通過速度を無視し法定速度のみで予測し過小評価を行った。用いられた予測計算モデルが地形適応しない」と指摘をし、さらに「北袋交差点の最大走れる交通量容量は道路構造令から合計96,000台となる。さいたま市の回答の交通量予測でも4車線供用開始時に東西行き26,500台、産業道路上下25,100台の合計51,600台となる。交通量は大宮区役所の測定局付近をはるかに超える。環境基準値も大宮測定局の数値を超えると思われるが、これに、公団の計算した高速道の寄与濃度の数値を加算すると確実に、定められた環境基準を超えてしまう。通過量として三橋測定局の比ではなく、排出される大気汚染は深刻と見なければならない。低濃度脱硝装置に関する設定用件を満たすと見ることが出来る。公団は確認書の約束を優先すべきである。」と記述した準備書面を裁判官に提出しました。

その後、裁判官は債権者(原告)、債務者(首都高)を交互に部屋に呼び入れ聴取を行いました。

第6回審尋 9/6(月) 人の健康に対する考慮を欠いた首都高 2004/09/06
 さいたま地裁 第6回審尋が9月16日(月)に傍聴者20人の見守る中で開かれました。原告側から「首都高は環境基準が科学的に見てかなり安全を見込んで決められていると言っているが、あまりにも人の健康に対する考慮を欠いたものである。首都高は疫学調査の結果は二酸化窒素と因果関係がないと記述しているが、首都高の提出した資料に、皮肉にも大人で、あるいは子供で因果関係があると書いてあるなど、こちらが使いたいデータが多数あったので利用し反論しました。それほど安全なら首都高理事長が(換気塔の出口で)、全部自分の肺に吸い込んで処理して貰っても安全なことになるが」と記述した準備書面を提出しました。

 首都高から「中央環状新宿線等の低濃度脱硝装置が換気塔に設置される予定の地域はNO2の環境基準が達成されていない地域である」との準備書面が提出されました。

 次回までに、首都高に反論の後半の準備書面を提出します。次回9/27(月) 15:15〜は書類のやり取りが終了し、和解に向けて双方の言い分を交互に裁判長の聞き取りが行なわれますので多数の傍聴をお願いします。

 

5回審尋、換気塔は固定排出源 2004/07/21 22:24
 

さいたま地裁 第4回審尋が8月13日(金)に傍聴者17人の見守る中で開かれました。原告側から「換気塔は固定排出源としての規制対象となる首都高による煙突である。事業者は排出の抑制をする義務がある。そのための調査もしていない。個人のごみ焼きも規制されている時代に、NO2を生のまま排出することは許されることではない。」との準備書面を提出されました。工事が進行してしまうので、裁判官に工事現場を見学して欲しい」との要望に関し、裁判官から「原告側が報告を出して欲しい」との回答がありました。首都高からは原告側の準備書面に対するかなりの量の全面的な反論が提出されました。次回からこれらに関する反論が開始されます。

 
4回審尋、NOxの大気汚染問題千葉の小学生での疫学調査 2004/07/21 22:24
 

さいたま地裁 第4回審尋が7月20日(火)に傍聴者約20人の見守る中で開かれました。原告側から環境影響に関して以下の内容の準備書面を提出しました。
 第1に首都高が実施した環境影響調査の問題点。さいたま新都心開発事業による道路網の拡幅整備・交通量の増大の影響を除外している不正。産業道路の4車線に拡幅、東西中央幹線4車線の新設の交通量の大幅な増大が見込まれていない。北袋交差点の交通量が3倍になればNO2濃度が日平均0.95ppmの高濃度になると予想される。6%勾配、実態速度はプラス20km、カタクラ・ショッピングモール1000台駐車場回転率5として5000台の車の通過が考慮されていない。学校、病院,住居専用地域とくに幼稚園は影響されやすいが、調査された形跡もない。
 第2に道路を広くすれば車が呼び込まれ、さばききれずにますます広い道路が必要と悪循環、現代は環境や健康の維持に税金を回す時期。
 第3に換気塔自体が有害ガスの固定発生源、甘い計算でも平成22年の1年間に22トンものNO2が排出され、換気塔出口の濃度は0.25 ppmにも達する高濃度。
 第4に千葉の小学生での疫学調査で窒素酸化物の害悪は気管支喘息発症のリスクは田園部1に対して都市部幹線道路沿線部では男子3.41倍、女子6.42倍もあり、深刻である。
 次回、第5回審尋は8月13日10時にさいたま地裁で開かれます。

 

 第3回審尋 確認書に関し、法的拘束力があるか 

2004/06/30 09:00

 

 

 6/28(月)10時から開かれた3回審尋は「住民側は申立を団体、個人のどちらで申立をしているのか整理して欲しい」の件は「団体代表が調印したもので、被害を受ける個々人が申立をするのは当然」、「確認書に関し、法的拘束力がある、なし」は「ある」加えて、首都高は2回にわたる環境予測調査を発表しているが調査手法の公開とそれに関する住民の意見聴取を怠った。第2回目はアセスメント法が成立していたのに法にそくした調査をしていない。と不法性を準備書面で主張した。
さらに、首都高の「健康に影響ない」に対する有力な証拠として、島 千葉大助教授らの疫学的調査の報告を提出した。 
 終了後、弁護士さんから説明があり、意見交換を行いました。
 原告の皆さん、次回の7月20日(火)11時10分さいたま地裁に参加しましょう。

 

第2回審尋 確認書作成経過に関して陳述書

2004/06/03 09:11

 

 

 5/31(月)10時からさいたま地裁103号室で第2回審尋が開かれ裁判官から、住民側は申立を団体、個人のどちらで申立をしているのか整理して欲しい。と要望があった。確認書に関し、法的拘束力がある、なしに関し質問があった。
 住民側から首都高の答弁書の主張に対する反論、アセスメントの違法性などの準備書面の提出がされた。また、確認書作成経過に関して、吉田実氏、松下裕氏の陳述書が提出された。
 首都高からは「工事停止処分は社会的損失をともなう権利濫用」との準備書面の提出があった。
 以上のように、裁判は文書提出中心で進行されています。終了後、弁護士さんから説明があり、意見交換を行いました。
 原告の皆さん、次回の6月28日(月)10時さいたま地裁に参加しましょう。

 

1回審尋 確認書の法的有効性ならびに環境測定の結果と予測について争う

2004/05/18 06:23

 

 さいたま地裁で首都高を呼んで審尋がおこなわれました。住民側は28名が参加し、席を埋め尽くしました。
 首都高側の答弁書が提示され、住民側と交わした確認書の法的有効性ならびに環境測定の結果と予測について争うことが表明されました。長谷川氏と高木氏の陳述書2通が提出されました。
 次回は5月31日、さいたま地裁で2回目が開かれます。