03年4月26日静岡新聞 静岡版>

大井川町が港湾活性化構想

河口に廃棄物処理区域

  志太郡大井川町が、町営港湾・大井川港の将来計画の中で、外港に循環型社会のモデルになるようなごみ焼却場や焼却灰の再処理施設、バイオマス〈生物資源)施設などの民間プラントを誘致する計画を進めていることが二十五日、分かった。既に地元住民に説明を始めている。

民間プラント誘致

20年度稼働目指す

 
メーンは焼却灰をセメント原料に再生する工場の誘致で、県内で出る焼却灰をすべて受け入れることができる大型工場の進出を期待。実現すれば廃棄物の最終処分場確保に頭を抱えている県内他市町村にも朗報となる。

  計画によると、大井川河口の未利用地を「環境関連・新エネルギー事業ゾーン」とし、南堤防内の三ヘクタールから着手する。その後、海側に用地を確保し、最終的には十ヘクタールに拡大する。

  ゾーン全体での一日当たりの処理能力を@可燃物は、志太二市二町の現状の排出量の約二倍に当たる四百五十トンA焼却灰・飛灰は県全体の排出量を上回る五百トンBバイオガス化ごみ六十トンC溶融化ごみ百―と想定し、それができる民間事業者を公募する。

  公募に当たっては、県内で発生する廃棄物を対象とすることや、最高レベルのダイオキシン対策、従業員の地元採用などを条件とする。また、ごみや焼却灰の搬入、セメント原料などの搬出は、近隣のものを除き海上輸送を基本とし、港湾活性化につなげる。

  本年度中に事業者選定、環境影響評価着手の計画で、二十年度の稼働を目指すとしている。