
ガンコ山ツリーハウストップ 風ボタル カリフォルニア風車群 No1 No2 No3 No4 No5
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≪この旅iのお話は、風ボタルが、米国におけるのグリーンエネルギー(RENEWABLEENERGY
ー再生可能エネルギー)政策の現状を調査した時のものです≫
サクラメントのバーでシェラネバダビールを片手に、R&Bで完全に充電した風ホタルの身体は、
弾けるのを待つばかりであった。
その昼間の光景は、もう網膜には焼き付いていなかった。
廃炉の憂き目にあったランチョ.セコ原発のとなりには、広大なランチョ.セコ―≪渇いた牧場≫ーに
PVソーラーパネルが整然と列をなして 幾百幾千と広がっていたのだ。
それは、ソーラー畑―電発畑といってよいものであった。それを見た風ボタルは、唖然として、絶句した。
≪電発畑≫....もし、これが風車の群であれば、風キチの風ボタルは両手をカリフォルニアの青い大きな
空に拡げて、全身いっぱいに風の言葉を受け止めていただろう。
風ホタルは、しばし絶句の後「シェ―」のポーズを繰り返し、その場でグルグル回り始めてしまった。
どこからともなく、マンガンライフの電発畑
マンガンライフの電発畑
という奇妙なメロディーとフレーズ
が、頭の中で流れ、ひとり「シェ―踊り」と≪マンガン≫音頭でを羽目をはずした.
どこかがショートして壊れてしまったらしい。
本来各戸分散方式に適しているPVソーラーがこれだけ街中から離れた郊外に集中して、送電線で
送られるという違和感もさることながら、やはり広い土地を使ってこんなことをしてしまうというアメリカの感覚
の毒気に当てられてしまったのだろうか。
風ボタルがいかに風キチと言えども、ソーラーに対して、普通の人よりは理解がないということはない.
風ボタルは独立発電方式のソーラーに対して、その出力記録をコンピューターで3年も地道に記録している
という日本でも数少ないソーラー観察者でもあった.
それでもこれだけPVパネルを集められると違和感があった.
普通の人よりはソーラーに理解のある風ボタルがやっぱりソーラーより風車発電がすきなのは、回る風車は
目で生きていることが分るし、何よりもその発電する姿には、周りの景色を従える迫力とロマンがあった。
それに対してソーラーは、植物状態でテスターやコンピューターで測ってやってああ生きてるんだな、とわかる
かんじで、可愛さがない.
とにかくここには、風ボタルからみれば隠棲植物のようなパネルが無数にあって、3500Kwの出力がある。
一般住宅で1100戸分と資料にはあったが送電ロスもあるし、連結も多すぎて最適な日射をそれぞれの
パネルがとることもできないので、それはどうかなも思った.
だが風ボタルは、野暮な質問は一切しなかった.それなりに理由があるものなのだ.
なぜなら彼は米国には日本などよりはるかに柔軟に、再生可能エネルギーの選択肢と技術があることを知って
いるからだ.また、サクラメント電力公社が、民間大電力会社に周りを囲まれ、脅威にさらされながらも
マーケティング力と経営力で電力自治を守ってきたことも。
その力の象徴が、単位面積あたり世界一の普及率というPVソーラーパネルでもあった。
それでも風ホタルは、マンガンライフの電発畑
の音頭でグルグル廻ってしまう自分の体をとめることは
できなかった。
ちなみに、ランチョ.セコ:原発がまともに稼動していれば、91万3000Kwの出力があるはずであり、これは
サクラメント電力公社の電源構成の50%以上をしめることになるはずであった。
風ボタルの眠らない旅 No10 ソーラー帝都サクラメント SUMDの逆襲につづく

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