フグその2








ハリセンボン
ハリセンボン(沖縄島河川、12月)

ハリセンボン

海域汽下汽上淡水陸上

満潮時にはほぼ海水に近くなるような河口部で、彼を見つけた。
その時、彼は食事中であったが、僕を見つけると、
ひどく驚いたような表情を見せ、反転、加速を始めた。
しかし、所詮はハリセンボン。あえなくタモに収まった。
上はその時沖縄島で捕えた約25cmの個体です。

南西諸島では、ハリセンボンは沿岸域で非常によく見かける魚なのですが、
はじめは汽水域では遇来魚だと思っていました。
しかし、沖縄に行く度に川で見かけ、いると目立つこともありますが数もそれなりにいるようです。
最近、紀伊半島でも複数の個体が汽水域に入ってきているのを見かけたため、
これは意図的に川に入る習性がある魚なのだと思うに至りました。
ただ、淡水域までは遡らないと見られ、恐らく上げ潮に乗って餌を探しに来ているのだと思います。
ちなみに沖縄の方言ではアバサーと呼んで、無毒な事もありよく食べられる魚のようです。
市場で見られる皮を剥がれ、陳列された姿は、何とも哀愁を誘います。
一方、南西諸島のある汽水域の個体群は非常に人馴れしていて?手から直接餌を受けとってくれました。

ハリセンボン
愛すべきキャラです。
(沖縄島河川、5月)

ハリセンボン
まな板の、フグ。
(沖縄島河川、5月)

ハリセンボン
餌を求めて汽水域を徘徊?
(沖縄島河川、5月)

ハリセンボン
本州産の個体。
(紀伊半島汽水域、6月)

ハリセンボン
当然膨れます。
(奄美大島河川産、9月)

ハリセンボン
痛そうです。
(奄美大島河川産、9月)

ハリセンボン
沿岸域にもたくさんいる。
(奄美大島海域産、9月)

ハリセンボン
奄美の河口域にて。
(奄美大島河川、9月)




オキナワフグ
オキナワフグ幼魚(沖縄島河川、7月)

オキナワフグ
オキナワフグ幼魚

オキナワフグ

海域汽下汽上淡水陸上

南西諸島各地の河川下流域にて確認しました。
夏季、2〜3cm位のかわいい幼魚が、汽水域から淡水域下部にかけてたくさん見られました。
沖縄の川ではよく見られるフグなのだそうです。
釣りをすると、真っ先に集まってきて餌を齧りとっていってしまいました。
全くやることは本州のクサフグそっくりです。
見た目はかわいいのですが、非常に獰猛なフグで、カニを襲っている姿を何回も目にしました。
南西諸島の河口域では、同じく毒(テトロドトキシン)を持ったツムギハゼが生息していますが、
全く違う魚でありながら、よく似た姿をしている事が知られています。
実際横からみれば全く違う姿なのですが、上からみればなるほど何となく似ています(下画像)。
膨らんでいない時はお腹は滑らかなのですが、膨らむと疣のようなものが出てきます。


ツムギハゼと。
(石垣島、10月)


似てる?
(石垣島、10月)


各島で普通に見られる。
(西表島河川、10月)


膨らんだ成魚。
(沖縄島河川、5月)


どことなくユーモラス。
(沖縄島河川、5月)


釣穫した個体。
(沖縄島河川、5月)




スジモヨウフグ
スジモヨウフグ。のんしるさんの獲物。(西表島河川産、10月)

スジモヨウフグ

海域汽下汽上淡水陸上

西表島にて確認しました。
マングローブ帯内の水路にいました。
モヨウフグの仲間で、幼魚期には汽水域に入る事があるようです。
黒い縞が入った非常に可愛らしい姿をしており、泳ぎもゆったりとしています。
これを撮影していた際、怒って空気を吸って膨らんでしまい(下左)、
ひっくり返って浮いたまま戻らなくなってしまいました。
結局30分近くもそのままで、しかも口を閉じてあまり鰓も動かさなくなってしまい、
人が採った個体だけに正直かなり焦りましたが、手厚い看護?の結果、徐々にへこみ、
何事もなかったかのように泳ぎ出しました。
小さなフグの意外な生命力の強さにちょっと驚いた出来事でした。
(というか、怒り過ぎ!)


この後、とんでもない長期戦に。
(西表島河川産、10月)


なんか怒ってる様です。
(西表島河川産、10月)




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