イサキ


イサキ自体は汽水域に侵入してくる事はまずないと思うが、
その仲間であるクロコショウダイやホシミゾイサキは、南西諸島では汽水域の定番だ。
これらは、釣り人には主にクロダイ類釣りの外道として扱われる事が多いのだが、
単独でも充分に魅力的な魚たちだ。




クロコショウダイ
クロコショウダイ(沖縄島河川産、5月)

クロコショウダイ

海域汽下汽上淡水陸上

上の個体は沖縄島の河川にて釣獲したものです。
かなり大きいサイズでも河川に入ってくることがあり、近くで釣っていた人は、
30センチぐらいの個体を上げていました。
沖縄では、ミナミクロダイなどと同時に釣れる事も多い為か、
クロダイ類と区別せず、単にチンと呼ぶ人も多いようです。
背が高い特徴的な姿をしています。

クロコショウダイ
上と同じ個体。体色変化は激しい
(沖縄島、5月)




コショウダイ
コショウダイ幼魚(伊勢湾流入河川河口、8月)

コショウダイ

海域汽下汽上淡水陸上

伊勢湾内の河川の他、紀伊半島や四国でも河川で確認しています。
本州では内湾で釣れる魚ですが、汽水域でみられるのはほとんどが幼魚です。
幼魚はひらひらとちょっと不器用な泳ぎ方をするので上から見ていても本種だとすぐにわかります。





バンド模様が入る。
(伊勢湾流入河川河口、8月)


興奮すると黒くなる。
(伊勢湾流入河川河口、8月)



ヒゲソリダイ
幼魚は漂うように泳ぐ(沖縄島、12月)

ヒゲソリダイ

海域汽下汽上淡水陸上

水温の高い地域では、こんな魚も、汽水域に侵入してきます。
どう考えても海水魚だが、こんな魚に出会えるのもまた、
汽水域の面白さであると思います。



ホシミゾイサキ
ホシミゾイサキ(沖縄島産、5月)

ホシミゾイサキ

海域汽下汽上淡水陸上

上の個体は沖縄島河川にて釣獲したものです。
クロコショウダイやミナミクロダイなどと共に釣れました。
これも南西諸島では内湾から河川下流域にかけてよく見られる魚です。
銀色の体に黒い斑点があり、なかなか美しい魚だと思います。
沖縄では”ガクガク”といういかした地方名があるはずなのですが、
何故か地元の方にクロダイ類と混同されて、”チン”だと教えられてしまいました。


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