スズメダイというと、海産のイメージが強いが、
南西諸島へ行くと、2種のスズメダイが汽水域で観察できる。
両種とも、河口付近の岩や護岸の穴などのまわりで普通に見られる。
暑い夏の夕方、夕立の後、のんびりと川岸に佇んでスズメダイ達の動きを観察するのも、
また一興である。

スミゾメスズメダイ成魚

若魚

幼魚

より小さい幼魚
スミゾメスズメダイ
海域汽下汽上淡水陸上
沖縄島の河川下流域にて確認。
汽水性スズメダイを代表するものの一つ。
河口域の橋脚下の溜まりで、転石がある場所で見られた。
大型個体は大きな転石の周囲に縄張りを持つらしく、
1つの石ごとに1尾のスズメダイがホバリングしていた。
小さいものは、その周りを取り巻くようにいたが、時々大きなボス?が追い散らしていた。
幼魚のうちは派手だが、成魚では黒くなる。

リボンスズメダイ(奄美大島汽水域産、9月)
リボンスズメダイ
海域汽下汽上淡水陸上
南西諸島各地の汽水域では、もっとも普通に見られる魚の1つです。
スミゾメスズメダイと、ほぼ同所的に見られる事が多く、
岸よりの浅いところで、障害物の周りを好むようです。
単独で縄張りを持つスミゾメと違い、こちらは成魚でも数尾〜百尾程度の群れでいる事が多かったです。
釣り上げると、とたんに色が褪せてしまう場合が多いのですが、
本来は黒と黄色のコントラストがとても美しい魚です。
■スズメダイ釣り■
南国特有の赤土で薄く濁った川面を覗くと、黒いスズメダイ達の姿があった。
やや大きいのはスミゾメスズメダイ、小さくてレモン色の尾鰭を持つリボンスズメダイもいる。
頭にメタリックブルーの筋があるのはスミゾメの幼魚達だ。
これをタモで採ろうとしても、彼等は住処であるサンゴ岩の陰にすぐ隠れてしまう。
ここは一つ、釣りでもしようではないか。
釣り方はいたって簡単。普通のウキ釣り仕掛けに、極小の鈎を付けただけ。
これに、コマセ用のアミかネリエを小さく付けて放り込む。
ほら。好奇心旺盛な彼等が、すぐに集まってきた。
あっという間に1尾目。スミゾメスズメダイだ。
その後も、ポツポツと釣れるが、ここである事に気付く。
「リボンが釣れてない」
そりゃそうだ。ここにいるリボンはせいぜい4cm、集まってはくるが簡単には掛かってくれない。
そういえば、こんな釣りを以前もした事がある。これはまるでタナゴ釣りではないか。
ウキを外して脈で勝負する。
リボンが餌を咥えた瞬間、見合わせで合わせる。
釣れた。
結局、この日僕が釣ったリボンはその1尾だけであった。

やっと1尾釣れたリボン。(沖縄島河川産、7月)
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