ユゴイ



ユゴイの仲間は、南西諸島を代表する淡水魚の1つです。
沖縄の島々では、河口域から山間の渓流域まで、幅広い環境でみられます。
温度的な制約を受ける本土では、純淡水魚が多いこともありあまり目立つ存在ではありませんが、
黒潮の影響を受ける地域では、ユゴイやオオクチユゴイの幼魚が見られることがあります。






ユゴイ
ユゴイ(西表島河川淡水域産、10月)

ユゴイ

海域汽下汽上淡水陸上

沖縄島、八重山諸島及び紀伊半島で見られました。
南西諸島では、成魚は主に汚染の少ない河川淡水域で上流から下流まで広く見られます。
川の渓流域を代表する淡水魚の1つなのですが、幼魚期を海での生活に依存しています。
それ故に、この魚も海との間が堰などで遮断されると見られなくなってしまうようです。
オオクチユゴイとは、生活環境はほぼ共通しており、同所的に見られることがほとんどです。
一方紀伊半島など本土では、夏季に潮溜りでギンユゴイなどに混じって幼魚が見られます。
また秋以降を中心にその年成長したと思われる幼魚が河川で見られることもありますが、
本州においては、成魚がみられることはまずないと思われます。


遡上していた本州産の幼魚。
(紀伊半島汽水域産、12月)


全長約35mm前後が多かった。
(紀伊半島汽水域産、12月)


背面。
(紀伊半島汽水域産、12月)




オオクチユゴイ
オオクチユゴイ(西表島河川淡水域産、10月)

オオクチユゴイ

海域汽下汽上淡水陸上

沖縄島、八重山諸島及び紀伊半島で見られました。
南に行くほど多くなる印象で、西表島の河川ではむしろユゴイよりも多く見られました。
成魚は石の多い川の淀みなどに群れている事が多く、
ほとんどユゴイと同じような生活を送っているとみられます。
形態もユゴイと似ていますが尾鰭の模様が違うので見分けがつきます。
また、南西諸島ではこの魚のほうがユゴイよりも大きくなり、25cmくらいのものも珍しくなく、
ルアー釣りの対象にもされているようです。
紀伊半島では、ユゴイと同じように幼魚のみが汽水域で見られましたが、ユゴイより数は少ないようです。
また、四国などでも黒潮に乗って幼魚が現れることがあるそうです。




幼魚は本州にも現れる。
(紀伊半島汽水域産、12月)


ユゴイ幼魚に混ざっていた。
(紀伊半島汽水域産、12月)


背面。
(紀伊半島汽水域産、12月)


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