私たちのこと

2001年BEVNET活動報告


 BEVNET2001年は、昨年に比べて活動分野で更なる充実が図られたと言えましょう。その他、大きな動きとしては「環境と友好音楽会」、そして活動場所として中国人民対外友好協会関連施設、中国社会科学院環境と発展研究センター、在中国日本大使館図書室など幅広くなったことが挙げられます。また01年末から02年初めにかけて大幅な人事異動もありました。
 分野別に01年の活動を振りかえることにしましょう。

(1)緑色食品研究班

 中国消費者協会が2001年を「グリーン購入年」と決めた事をきっかけに、中国でも環境と身体にやさしい消費スタイルを目指す運動が盛んになりつつあります。緑色情報研究班では、ここ北京で手に入る緑色商品情報の提供、緑色野菜生産者との交流とモニタリング・商品の評価、関連ニュースの発信などを通して消費者の環境意識を高め、社会に働きかけていくことを目指しています。

緑色野菜生産者との交流とモニタリングをしている安心野菜の会では、6月2日には緑色農場見学交流会を企画し、多くの方に参加していただいて好評を得ました。その後生産者と検討した結果、それまでの週に一回のスーパーでの販売から、個別配送をしていただくことになり、利用者も増えつつあります。週に1回の緑色ミーティングでは、緑色情報を交換しあい、たまには料理を持ち寄ってパーティをしたり、楽しく活動しています。

 またミニコミ誌北京かわら版の4月、5月、6月号に「北京環境ボランティアネットワークだより」として、環境と身体にやさしい食品・商品のマークの紹介、安心野菜の会の紹介、おすすめ緑色食品などの情報を発信しました。

(2)学習会(講演会)

 01年は以下の通り、12回の学習会が行われました。

第1回:2月28日
  演題:北京の水危機(日本語版)
  講師:Ms. Eva Sternfeld (CESDRRC)
       中国環境と持続可能な発展資料研究センター ドイツ人専門家
第2回:3月28日
  演題:中国の環境問題概要 〜日中比較を通して〜
  担当:O・S 北京大学都市・環境学部修士生
第3回:4月25日
  演題1.「野菜生産の状況及びハウス栽培における問題点と対策」
  講師:中国農業大学教授 張福曼(土偏がつきます)先生
  演題2.「緑色野菜生産に取り組むに至る経緯と経験」
  講師:有機農業生産者 于慧敏女史
第4回:5月16日
     植林体験座談会
     中国農業大学留学生T・T
第5回:5月23日
  演題:中国環境保護NGOの現状
  講師:清華大学公共管理学院NGO研究所主任 王名先生
第6回:5月30日
     植林体験座談会
第7回:6月21日
  1)内蒙古ウルスン鎮における日中環境教育実践普及センターの活動紹介
    -内モンゴルのホルチン沙漠(日本から最も近い沙漠地)での沙漠化防治活動の紹介-
    演者:日本バイオビレッジ協会会長 長濱 直 氏(日中環境教育実践普及センター長)
  2)私の役割と日本滞在で学んだこと
    -ウルスン鎮のモンゴル青年の日本研修(4.12〜4.12)報告-
    演者:日本バイオビレッジ協会中国事務所所長 阿古達木(アグダム)氏
第8回:6月27日
  演題:「私の見た牧畜社会〜青海および内モンゴルの草の状況について〜」
  講師:阿部治平先生(天津社会科学院日本語講師・元埼玉県立高校教諭)
第9回:9月5日
  演題:「中国の環境問題、政策 とくに公害被害者救済について」
  講師:相川泰氏(東京大学博士課程)
第10回:11月1日
  演題:環境講話(砂漠緑化への取り組み)
  講師:地球緑化クラブ 代表 原鋭次郎氏
第11回:12月1日
  演題:「沙漠化理解のための内モンゴル基礎知識」
  講師:H・T(中央民族大学修士課程)
第12回:12月8日
  演題:「黄土高原緑化協力の10年」
  講師:緑の地球ネットワーク事務局長 高見邦雄氏

(3)日本語教室

 中日友好環境保護センター7階CESDRRCにおいて、センターの職員を対象に初級・中級(途中から高級)にわけて、週1回の日本語教室を開催しました。

 お昼休みの時間を利用した楽しい教室は受講者の好評を得、学期末の終了パーティはお菓子をつまみながら、歌を歌ったり、和服やチャイナドレスを着た先生と記念写真をとったりして大盛況でした。

(4)交流会

1月11日、緑色大学生論壇との交流
2月、北京林業大学学生環保団体「山諾会」との交流
3月12日、京都府庁の北川秀樹氏との交流会
6月16日、南アフリカ連邦大使館に建国記念日パーティの招待を受ける。
6月30日、週末パーティ
7月18日、環境保護活動家・松本英揮さんとの交流会
9月6日、中国社会科学院環境と発展研究センターに表敬訪問
9月10日、NGO自然之友に表敬訪問
9月14日、NGO地球村に表敬訪問
9月17日、NGO緑家園に表敬訪問
9月19日、東京農業大学のアジア・アフリカ研究会の学生2人との座談会
9月19日、環境省地球環境基金評価ミッションとの交流会
10月21日、環境と友好コンサート打ち上げパーティ
10月17日、群馬県女性訪問代表団との交流
12月22日、クリスマス会(北京大学医学部公寓餐庁内)

(5)環境と友好コンサート

 10月13日夕刻、人民対外友好協会にて、2001年環境と友好交流コンサートが開かれました。

 在中国日本大使館、日本国際交流基金北京事務所、日本国際協力事業団(JICA)、在中国日本商工会議所、中国社会科学院環境・発展研究センターの後援と、松下電器産業、荏原製作所、協和発酵工業、新紀元国際旅行社(JTBとの合弁)、日商岩井、北京東苑公寓、北京東綿房地産開発(酒仙公寓)、北京創尊芸術設計公司、北京造紙七廠、北京東宇創業商貿有限公司の賛助のもとに開催されました。司会は北京広播電台のアナウンサー王小燕女史とオーストラリア人のグレイム・スミス氏が担当してくれました。

 コンサートに先だってレセプションが行われ、本コンサート実行委員長の北村女史の挨拶にはじまり、中国社会科学院環境・発展研究センター主任の鄭氏、日中友好環境保全センター主任の張坤氏、松下電器産業、荏原製作所、NGOの緑家園そして自然之友会長の梁氏が挨拶をしてくださいました。

 その後、NGO地球村製作の環境保護の音楽CDをバックに夕食と歓談が始まりました。このレセプションには、その他UNDP、清華大学NGO研究所、中国農業大学や北京教育電視台、北京国際広播電台といったマスコミ関係者など環境問題に深く関心のある70数名が参加していました。

 コンサートの前に約20人から成る自然之友合唱団が環境保護の歌を3曲披露してくださいました。
 コンサートは、中国音楽大学助教授の左継承先生が総監督を務め、二胡演奏の曹徳維先生(中国音楽学院助教授)らとともに、二胡やソーナといった民族楽器とシンセサイザーとを組み合わせた独特の新しい音楽を披露してくださいました。また途中からは声楽家の王憲林先生(中央音楽学院助教授)も加わり美しい歌声が会場内に響き渡りました。

 合計9曲の演奏のあと、演奏者に感謝の花束が贈呈され、会場からは感謝の拍手がやみませんでした。コンサートでは300人の会場が一杯になり、大盛況でした。

(6)イベントへの参加

 01年にBEVNET有志が参加またはお手伝いをした環境保護のイベントは以下の通り。

・東アジア環境情報発伝所準備会議(1月6〜8日)
・清華大学・慶應義塾大学・3E研究院による、日中エネルギー・環境・経済学術セミナー(3月12・13日)
・日中都市間環境協力セミナー―都市の環境改善/大連市の経験から学ぶ―(3月19日)
・クリーンな環境のための北九州イニシアティブ北京セミナー(3月20日)
・NGO「地球緑化センター」内モンゴル植林ツアー(3月25日〜4月1日)
・NGO「緑の地球ネットワーク」大同植林ツアー(4月5〜9日)
・日本産業開発青年協会主催の内モンゴル植林ツアー(4月9〜15日)
・中国首都緑化委員会等主催の第1回中国長城国際植樹節(4月14日)
・NGO「"中国に緑を"基金」雲南植林ツアー(4月29日〜5月5日)
・国際環境保護展覧会(6月13〜15日)
・「2001北京緑色消費大型博覧会」〜緑色消費講座(6月13〜15日)
・NGO「内モンゴル沙漠化防止植林の会」主催の夏期植林ツアー(8月12〜18日)
・環境紛争処理日中国際ワークショップ(9月15〜18日、有志が業務補助をする)
・バディ基金会北京事務所主席代表 Mrs.Grace TanPoiChiew(マレーシア人)の講演会
・松下グループ環境フォーラム2001に参加(10月2日、東京)
・第2回日中韓三カ国環境教育会議(10月29〜31日、有志が通訳補助、翻訳をする)
・中国民間組織合作研究会(CANGO)山西省植林セミナー(11月23日)
・NGO緑家園主催の山東省東営市バードウォッチング(11月9日〜)
・NGO緑家園主催の環境記者サロン
・NGO緑家園「克什克騰旗金秋生態旅遊」
・清華大学公共管理学院NGO研究所サロン

(7)CESDRRC関連

 CESDRRCとは、日中友好環境保全センター7階にある、中国環境と持続可能な発展資料研究センターという資料室のこと。BEVNETはそこで、以下の活動に関わっています。

@図書室業務サポート班
 図書整理や新着本の登録インプットなどは、図書室業務サポート班がほぼ定期的に通いました。

ACESDRRCニュースレター制作のサポート
 CESDRRCニュースレター制作に関して、BEV-NETの活動の予告や報告、学習会の要約を提供し、掲載していただきました。

B有機食品ガイド制作のサポート
 リサーチセクションが作成する『有機食品ガイド』の取材、翻訳に協力しました。

(8)その他

@メーリングリスト状況
・02年1月23日現在で125名加入者
・中国関連または環境問題関連のメーリングリスト(日中環境協力メーリングリスト、北京留学生通信、SEEPSなど)にメール配信して、団体や学習会情報を流す。

A宣伝・広報など
・6月14日、BEVNETのTシャツができる。
・6月27日、北村代表が中国国際放送局北京放送(ラジオ)にゲストとして出演、BEVNET紹介。
・『地球の暮らし方 中国'01〜'02版』
   P.20〜21 北村代表の話が掲載。
   P.287   生活便利リストの囲み記事でBEVNET紹介
・8月24日、BEIJING TODAY 
  [In Celebration of International Volunteer's Year]の欄にBEV-NETの紹介記事
・北京かわら版 4・5・6月号に連載で北京環境ボランティアネットワークだより
・松下電器産業環境保護ビデオに北村代表が出演。
・上記「環境と友好音楽会」で、北村代表と有志が中国国際放送局北京放送からインタビューを受け、また産経新聞でも掲載される。


 以上、各分野での活動記録を振りかえってみると、2000年に比べて活動頻度、活動範囲、活動の専門性において大幅な向上が見られることがわかります。これは北京での知名度が上がり、より多くの方や団体に支えられることが多くなったからといえましょう。