揖斐谷汲線代替えバス  

 名鉄揖斐線(黒野−本揖斐)・谷汲線廃止後は名阪近鉄バス(本社大垣市)が、両線沿線を基本とした運行経路の代替バスを運行することとなった。

 経路は名鉄線路にほぼ並行に走る道路を利用する。揖斐線は国道303号を、谷汲線は県道を利用するが、バスでは走れない狭い幅の道路もあり、一部う回を行っている。両線とも、大野町役場を発着点として、名鉄揖斐線の終点となる黒野駅を経由している。

 運賃は、同社の基準賃率から算出。黒野−本揖斐間で三百四十円、黒野−谷汲間で五百八十円で、同区間の電車運賃と比べると、それぞれ百二十円、二百四十円割高だ。

 谷汲線に関しては運行本数は非常に少ない。今までの中でもっとも待遇が悪いのが気になるところ。しかも、バス停設置場所もそれほど多くない面がバスの特性を弱くしているところだ。

 ただ、稲富付近にあった東海技術大学校を経由する便が、通学時間帯だが、毎日1往復しているところが評価できる。

 しかし、今まで谷汲詣していた方々が今後どのルートを使っていくのかが気になり、代替えバス自体が危うくなる可能性も大きい

 揖斐線は国の補助、谷汲線は県の補助を受ける予定だが、乗客が落ち込み、欠損額が膨れ上がった場合、町村が負担する金額の割合を今後検討していく、となっている。

黒野〜谷汲間580円(鉄道時代340円)の状況が仇になる可能性も大きい。さらに、今後、廃止後、紅葉の季節になるので、おそらく臨時も運転するかもしれないが、谷汲線の場合、渋滞の車に巻き込まれるのは確実。これらの悪要員を抱えたままの代替えバスを迎える谷汲線。

いっぽう、揖斐線代替バスの行方はそれほど悪くはない。近鉄揖斐線まで直通でバスにいける点や、鉄道時代からくらべても、本数はそれほど減っていないので、利用者は便利になる面もあるのでは?と思うのだが、ただ、黒野以西の廃止がすんでも、黒野以東の最大の問題である岐阜市内線の速度向上や停留所の安全管理の問題は解決しておらず、これらの区間が15分ヘッドにそろえられたが、その問題を認識しない限り黒野以西の廃線が浮かばれないだろう


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