クリネットニュース
line
2004/8/10 【講演会】松下照美さんの帰国報告会を開催しました

 「ケニア〜ストリートの子どもたち〜」に65人が参加!

 8月10日、徳島市ふれあい健康館会議室でケニアでストリートチルドレンの支援活動をしている松下照美さんの講演会がクリネット徳島の主催で開かれました。参加者は私たちの予想を大きく超えて65人。用意していた資料が足りなくなるほどでした。

 今回は現地スタッフのジョージ・オワデさんも同行して、「モヨ・チルドレンセンター」の建物建設のための支援依頼キャンペーンを掲げての帰国報告会です。夏休み中ということもあって、子ども連れの方、仕事帰りの方、高校生と幅広い方の参加がみられ、遠いアフリカの問題にも熱心に耳を傾けていました。

 まず最初に、オワデさんよりストリートチルドレンの現状と彼らを救うためにセンター建設の支援依頼のスピーチがありました。モヨのあるティカの町では、何百人もの子どもたちが様々な理由で路上生活を余儀なくされているそうです。それは家庭や伝統的な生活様式の崩壊、田舎から都市への人口流出、国の経済不振により子どもたちへの福祉政策がほとんど行われていない、職に就けない人が多く、エイズが蔓延し、貧困がはびこっているなどです。このような状況に置かれている子どもたちには救援と保護が必要に迫られているということです。l

 次に松下さんから、いままで「モヨ」がやってきた活動の報告と今年から行っている運動公園での路上生活の子ども達への支援の状況がスライドを使っての紹介がありました。子どもたちは空腹と寂しさを紛らわすためにシンナーに手を出すようになり、いつもシンナーの入ったペットボトルを持ち歩くようになっています。これを捨てさせて、食べ物と交換させようとする試み、子どもたちに行水をさせ、清潔な衣服に交換し衛生状態をよくしようとする試み。シンナーに酔いドロンとした目をしてだらしなく服を着た子どもたちが「モヨ」の活動によって徐々にイキイキとし、子どもらしさを取り戻していく様子がスライドに写しだされていました。

 しかし、現在「モヨ」には拠点となる建物がないため運動公園で支援活動をしていますが、炊き出し、行水、散髪など週3回の限られた人数にしか出来ていません。松下さんはこの活動をより広く、より回数を多くするために拠点となる建物の必要性を訴えました。建設に約1千万円かかりますが、活動が安定して続けられ、多くの子ども達をシンナーから救えると確信しているということでした。

 これから2ヶ月間、松下さんとオワデさんは日本中に支援を訴えてまわるそうです。松下さんは子供達に押されてこのキャンペーンを決意したといいます。松下さんを通して子供達が訴えているのだなぁと私には思えました。 キャンペーンの成功を心より願って報告とさせていただきます。(TH)

line
back © CRINET, Tokushima 1995-2004