縄文人はどんな服を着ていたんだろう

 縄文時代は、狩猟を行いました。イノシシやシカを捕ったので、毛皮を着物にしていたことは確かでしょう。しかし、毛皮だけを着ていたではないようです。

 縄文人は、糸を作る技術を持っていました。 0.5mmの糸を通すための穴が、骨製の針に開けられています。このことが縄文人の技術の高さを示しています。 @細い糸を作ることができました。 Aすごく小さい穴を針に開けることができました。

 糸やヒモは、麻(あさ)やカラムシなどの植物の繊維(せんい)を用いて作ったようです。布の一部が、低湿地遺跡や寒冷地の遺跡から発掘された例があります。”アンギン”と呼ばれる編み物に近い作り方の布です。この布を用いて、貫頭衣(かんとうい)と呼ばれるズンドウの着物を作っていたようです。

 松戸市立博物館で、縄文時代の布の作り方を体験することができます。

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縄文人は何を食べていたんだろう

 縄文時代は狩猟の時代と言われ、シカやイノシシ等を捕らえて、肉類を多く食べていたと思われがちです。 が、植物も多く食べていました。人骨に残っているコラーゲンを分析することによって、どのようなものを食べていたか、調べることができます。例えば、炭素(C)と、チッ素(N)の比率を分析することによって、何を食べていたかがわかります。貝塚町の例ではありませんが、千葉県の遺跡の人骨を分析したところ、肉類/植物/海産物の割合はだいたい1/3ずつだったとのことです。

 畑で植物を栽培していなかったため、食べやすい植物が多くあったわけではありません。工夫して食べていたそうです。ドングリもすりつぶして、さらして、クッキーやおかゆのようなものなどにして食べていたそうです。

 「原始人には虫歯がない」と思いがちですが、縄文人には虫歯がけっこうあたそうです。デンプン類を比較的多く食べていたことがわかります。

 

 

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縄文人はどんな家に住んでいたんだろう

 竪穴(たてあな)式住居に住んでいました。なぜ、竪穴式住居というかわかりますか。特に北国の住居だと、1m以上掘り下げた例があります。深く掘るほど、冬は土があたたかく、夏は土がすずしく感じられます。

 縄文時代の住居の復元は、何の根拠もなく行われています。地面に何本柱を立てたか、炉を何処に設置したかはわかりますが、屋根がどのように作られていたか わかっている例はほんのわずかです。でも、北海道の栄浜遺跡(縄文前期〜中期)で、家形の石製品が発掘されました。千葉で復元されている住居に比べて、機能性のある構造をしています。縄文時代中期以前は料理を毎日外でバーベキューをしていました。しかし、中期以降は、家の中で料理をしています。煙をどうやって効率よく外に出すか、すきま風をどのように減らすかが、縄文人にとって大きな問題だったはずです。栄浜(さかえはま)遺跡の家の模型は、縄文人の知恵を教えてくれます。

 
加曾利南貝塚住居復元   北海道栄浜遺跡で発掘された家形石製品


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