LAKE TROLLERS FISHING REPORTS

2003年 10月18-19日
カナダ BC州 ECHO LAKE
アングラー 松田哲哉
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<釣行初日>
バンクーバーから車で片道6時間、バンクーバーの北東に位置するワインで有名なオカナガンバーレーを抜け、更に1時間半ほど走るとようやく
その湖に到着する。 標高830Mの静かな山間にある湖である。
湖の広さは約3.0ku程度。芦ノ湖が約6.9kuなので、その大きさがなんとなくイメージ出来ると思うが、程よい大きさの湖である。
最大水深は50m、平均水深は16mとこれもトラウトフィッシングには十分な深さだ。湖は東西に細長く、トローリングは細長い湖面を東西に移動する。
 

この湖にはキャビンが7つある。ワンルームタイプ(2名〜)からダブルベッドが3つある大型ファミリータイプまで揃っている。
キャビンは湖畔に面しており、景色はどのキャビンからも最高である。すべてのキャビンにテラスがあり、その先には専用桟橋が設置され、ボートがそのまま係留できるので、釣り人にとって非常に便利な環境が整っている。 またキャビン内にはキッチン、ストーブが完備されている。
今回宿泊したキャビン#1  キャビンはすべて湖面に面しており、専用桟橋がある。


この湖にはGerrard Rainbowと呼ばれる虹鱒と、レイクトラウト、ヒメマスがいる。
Gerrard Rainbowは通常の虹鱒より黒の斑点が多いのが特徴で、この湖のメインターゲットである。
大きいもので80cm、20パウンド(約9kg)がいるというから、凄い湖である!!
過去の記録によると1934年から稚魚放流が開始されており、ほぼ毎年5,000〜10,000尾の稚魚が放流されている。
オーナーのジョージ氏によると、稚魚放流で生き残れるのはせいぜい30-40%で、残りの60%はベイトフィッシュとして食べられたりして、生き残れないという。
私が個人的に好きなレイクトラウトは1977年〜1978年の2年間に4万尾が放流されてから、その後一切放流はされていない。アングラーにとって人気のある虹鱒が完全にこの湖での主役となったためである。しかし、野性味溢れるレイクトラウトはその後も自生を続け、頻度こそ少なくなったが、ネイティブなレイクトラウトも釣れる。 そしてヒメマスも多く存在しており、ベイトフィッシュとして虹鱒やレイクトラウトの巨大化に貢献しているのである。

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 さて金曜日の深夜に到着した我々は遅い夕食を取り,タックルの準備を済ませて就寝。
翌朝は6時半に起床して、トローリングを始めた。 パターンもよくわからない湖で、当たりさえない時間が過ぎていった。
そしてトローリングを始めて2.5時間後、左舷ロッドの真木ルアーSL9cmワカサギに待望のヒット。絞り込まれたミディアムアクションのロッドティップが上下に激しく揺れた。 この湖での初物だけに、慎重にリーリングすると色鮮やかなGerrard Rainbow約45pだった。
真木ルアーを加えたGerrard Rainbow 普通の虹鱒より黒の斑点が多いGerrard Rainbow

ファーストヒットで不安解消、モチベーション指数も上昇した。そして当然のことながら、棚とスピードに目処がついた。続いて20分後に真ん中のロッドのデビルピンクにヒット。 今度は25cm程度のGerrard Rainbowだった。
午前11:45に一旦納竿し、ランチ、昼寝タイムのためにキャビンへ戻った。


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<釣行初日・午後>
ゆっくりと昼寝の時間を取って、午後3時にトロール再開した。
午前中に湖を3回りほどしたので、湖の地形や水深が把握できた。 湖の1/3地点から東側は真ん中で水深30-45m、岸際で15-20mとなっており、それがしばらく続く。そして東奥のワンド手前にかけて急激にかけ上がりとなり、 水深9-12mのシャローな湖底が続く。そしてその奥は更に水深15-20mと深くなる。 魚探で魚影が濃いのもこのあたりであった。 私は左舷ロッドに午前中と同様に真木ルアーSL、そして真ん中のロッドにはシェルスターをセットした。 前回のサーモン釣りに引き続いて、今回一緒に釣りに来た結城さんはフラットフィッシュやスプーンを使用。 午後4時過ぎにシェルスターにヒット。 湖面に真っ赤な魚影が見えた。 完璧な婚姻色に染まった真っ赤な雄のヒメマスであった。 セッパリで牙があり、ワイルドなヒメマスであった。 即座に写真を撮って、速やかにリリースした。

 

そして5時前に再びシェルスターに当たりがあった。 今度の引きはこれまでで一番重く、大物の期待。 リーダー部分になってボート真下に魚が突進する。 そうまさしくレイクのファイトであった。 しかし見るまでは半信半疑だ。 3回ほどやり取りをしてようやく魚影が確認できた。 まさしくレイクだ。 しかもそこそこ大きかった。 慎重にリーリングしてランディングネットに収めた。 65cm、6,2パウンドだった。 前日オーナーのジョージからレイクトラウトはめったに釣れないよと聞いていただけに、このレイクは嬉しかった。 その後、左舷ロッドの真木ルアーに簡易ロッドホルダーを吹っ飛ばすほどの大当たりがあった。ロッドを手に取った瞬間、確かな魚の手応えがフッと抜けて軽くなった。残念。

同行の結城さんはこの時点でまだノーバイト、ノーヒットだった。なんとか釣って欲しいという思いと裏腹に時間だけが無情に経過する。
夕闇が迫り、納竿まで30分と迫ったところで結城さんのロッドが大きくしなり激しく揺れた。 思わず「でかい!」と叫んでしまった私だが、結城さんは慎重にロッドを手に持ち戦闘体制に・・・。芦ノ湖などで釣りを経験しているだけあって、危なげないいリーリングはさすがだ。 ランディングネットに収まったのは素晴らしいコンディションの虹鱒53cmだった。体高がありマッチョでかっこいい虹鱒だった。  
レイクトラウト65cm 虹鱒53cm


午後6時すっかり、暗くなった湖を後にしてキャビンへ戻った。
ジョージに釣果を報告すると、カメラを片手に撮影しにきた。
夜はキムチ鍋と虹鱒のソテー、焚き火をしながら少し肌寒い戸外で夕食を取った。
日没後の湖 焚き火
虹鱒のソテー  戸外での夕食

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<2日目>
釣行ラストデーは午前7時前から11時までの釣行となった。 前日より気温が2度下がり、冷え冷えとした空気が気持ちよかった。
この日の 釣果はレイクトラウト49cmと虹鱒2尾でいずれも、シェルスターがヒットルアーであった。
 

 

片付けを済ませて12時過ぎにバンクーバーへの帰途についた。
この湖は手頃な大きさながら大型魚が存在し、なかなか楽しめる湖である。 カナダではこの程度の規模の湖に大型魚がいることはあまりない。
カナダ特有の海のような湖で大型魚を狙うのもいいが、それよりも今回のような山間の湖での釣りがその雰囲気も含めいいなあ〜と実感した釣行であった。
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