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宿泊先・天気・走行距離や、注意していた点を紹介しています。
宿泊地・宿泊場所・天気・走行距離に関するデータ一覧はこちら。
宿泊場所 天候 走行

宿泊場所
 147泊148日間の自転車旅でしたが、宿泊場所の内訳は以下のようになりました。
  ・野宿
  ・キャンプ場
  ・ライダーハウス
  ・ホテル
  ・ユースホステル
  ・その他
  ・合計
44
71
0
5
3
24
147
野宿について
 まず、野宿とキャンプの違いをよく聞かれる。”キャンプ(camp)”自体の言葉の意味が、”野営”であるため、一見して同じように感じられるからだろう。しかし、私が考えるキャンプとは、キャンプ場で野営したり、集団で野営する事を指している。それに対し、”野宿”とは、キャンプ場以外の場所、例えば、公園や道の駅などで野営する事を指している。
 その違いはと聞かれれば、密室であるテントの中での精神的なプレッシャーの違いと答える。テントの中は閉鎖された密室だ。その中に居る時、テントの外の様子を知る情報源としては”音”に頼る場合が多い。
 行き過ぎる車の音は大して気にならないが、近くに止まる車の音や、アイドリング音は非常に気になる場合が多い。そして、人の声だが、キャンプ場で耳に入る声は気にならないが、公園などで聞く声は、非常に気になる。まあ、私の気が細いという事もあるのだが。

 旅が進行して行く段階で、野宿に対する慣れも出てきたが、できれば避けたいと考えていた。結局最後まで野宿に対する免疫はできないままだった。それでも、いくつかの失敗を繰り返し、快適に寝れる場所を探す技術は養われて行った。ここで、その失敗例を挙げてみる。
 

<失敗例1> 6/5 2泊目 道の駅佐賀関
 私の中には、道の駅は平気でテントを張れるものだと言う勝手な認識があった。しかし、初めての野宿だったため、場所を深く考えずにテキトーにテントを張ってしまった。夕暮れ時には、人の姿も無く、静かで、打ち寄せる波の音しか聞こえなかったのだが・・・。
 夜も更けた頃から、テントの外がにわかに騒がしくなってきた。デートポイントだったのかは分からないが、カップルの話し声が深夜まで聞こえていた。さらに、目立つ所だったために、「テントだー。」なんて叫ばれる始末。ほとんど寝ることはできなかった。
 

<失敗例2> 7/14 41泊目 漁港
 
かなり野宿にも慣れてきた頃だが、野宿地に対する欲も出てきた頃である。パソコンを携行していたため、電源が欲しいと言う事だが、この漁港には、それを満たしてくれるトイレがあったため、宿泊を決めたのだが・・・。
 明るい内は、家族連れの釣り人が居たりして、のどかな漁港の風景だった。しかし、陽が暮れると、カップルのものと思われる車が停車し、そのアイドリング音に寝れない時間が続いた。さらに、花火の音が絶え間なく聞こえ、追い討ちをかけるように、エアガンの音まで聞こえ出した。結局、深夜3:00になっても静かになる事はなく、テントを撤収し、早い出発と言う選択をした。
 

失敗例に学んだ野宿注意点
 上記の失敗を経て、私の野宿のスタイルとしては、極力人気のない所を選択するようにした。特に海に面した町沿いでの宿泊地探しには苦労した記憶がある。トイレ・水道・電源と、欲を言えばそれらを満たしたい所だが、それらを抜きにして、”安眠”を主眼に置いた野宿地探しをしていた。
 道の駅で野宿をする人も多いようだが、道の駅にも当たり外れがあるようだ。私の場合は、辿り着いた道の駅で泊まれそうもないなと言う状況にぶつかりたくないので、保険的な捉え方をして、水や電源を確保できる可能性があると言った程度に留めておいた。
 運動公園は、比較的野宿には適している感覚がある。敷地が広く、駐車場やトイレから離れれば、人があまり来ないからである。これは重要な要素で、同じ東屋があったとしても、敷地の奥の方に行くと、静かな場所がある場合が多かった。これは、広い公園でも同じだろう。
 ”安眠”と言う点では、山間は熟睡できる場合が多かった。例えば、秋田県鹿角市・国道341号線にあったチェーン着脱上では、車の出入りが無く、快適であった。林道沿いや、山の川沿いも熟睡できる場合が多かった。
 野宿全般を通し、熟睡には遠い夜もあったが、身の危険を感じる事が無かったのは、幸いだった。
 最後に、公園などでの野宿についてだが、他人の迷惑になっている可能性がある事を忘れたくない。”普通”と言う尺度で考えれば、公園に来た人が、公園内に張られているテントを奇妙だと思うのは当たり前かもしれない。単純に言ってしまえば、”怪しい”と思うだろう。私には経験が無かったが、警察に通報されると言う事が起こっても不思議ではない。その辺を謙虚に受け止めるなら、住宅街や、人の出入りが激しい場所でのテント設営には、気を使うべきだと思う。

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キャンプ場について
区間におけるキャンプ場利用の内訳
 区間
  福岡−青森
  北海道
  青森−福岡

  合計・平均
 
泊数
9
37
25

71
利用率
20%
70%
56%

48%
料金合計
7500円
5690円
2920円

16110円

無料キャンプ場泊
2
20
12

34

 総宿泊数147泊に対するキャンプ場泊71泊と言う事で、かなりの割合でキャンプ場に宿泊していた事になる。
 行きの福岡−青森間のキャンプ場の利用数が少ないのは、最初に使っていた地図に記載されているキャンプ場の数が少なく、さらに低額のキャンプ場を探す技術が未熟だったためだろう。
 それに対し、北海道でのキャンプ場利用率が高い理由は、北海道から使い始めた地図に記載されているキャンプ場の数が多く、無料や低料金で利用できると言う事が挙げられる。
 帰りの青森−福岡間のキャンプ場利用率の上昇はの理由としては、行きに使っていた地図から、別の地図に変えたと言う事が大きい。さらに、無料や低料金で利用できるキャンプ場を探す技術が身に着いた事が挙げられる。
 

キャンプ場を利用した理由
 
宿泊の約半数をキャンプ場にしたわけだが、その理由として以下の事が挙げられる。
  ・宿泊先を明確にできる。
  ・晩飯の炊事がやりやすい。
  ・電気を確保しやすい。
  ・テントを張ったままの連泊が可能。
  ・安眠可能。
 
 その日の目標地をキャンプ場にすれば、宿泊先を探し確保すると言う問題がなくなり、走行や他の事に集中できる。
 公園などでも、水場があり、炊事に困らない所もあるが、キャンプ場のそれに比べると及ばない。
 私の場合だが、初期の段階は、雨に降られても走行をしていた。条件の悪い宿泊地では、連泊する気が起きないと言うのが理由の一つとして挙げられる。そう言った意味で、キャンプ場なら、気兼ねなく連泊が可能であるため、旅の後半では、天候が崩れそうな時は、キャンプ場に逃げ込む場合が多かった。さらに、天候が回復するまで焦る事無く気長に待てると言う事も魅力だ。
 

キャンプ場を見つける
 北海道以後に使い始めたツーリングマップル(昭文社)は、バイク向けのツーリング用の地図として名高いかどうかは知らないが、ルートの情報に加えて、観光や宿泊などの情報が充実していて、自転車のツーリングにおいても有用である事は間違いがない。
 私の場合は、地図を開きながら、次の宿泊先を絡めた移動先を決めやすいのが、最大の魅力と感じ、実際に使い始めた後は、この地図なくして旅を進めにくいと言う状況になっていた。
 しかし、記載されているキャンプ場は、完全にフォローされているわけではなく、自転車の足にとっては、情報不足の感が否めない点がある。
 そこで、その穴を埋めるために、次のような事を行っていた。

  ・書店で現地のキャンプ場情報誌に目を通す。
  ・現地に入り、タウンページでキャンプ場を検索する。
  ・ネットで調べる。

 ツーリングマップルには、キャンプ場の利用料金が掲載されているものもあるが、無い場合などに書店に行き、その土地のキャンプ場情報誌を参照した。また、ツーリングマップルではカバーできていないキャンプ場を見つける事ができ、料金情報や、運営状況も把握できる。
 北海道では滞在期間が長くなる事が予想できたので、1300円のキャンプ場情報誌を購入した。そのため、キャンプ場の選択に困る事は少なく、快適な旅が可能となった。素通りの地域で、情報誌を購入と言う訳にはいかないが、北海道では、キャンプ場の環境が充実しているので、情報誌の有用性は高いものになった。
 キャンプ場の情報誌を見つけられない場合には、公衆電話にあるタウンページで探す事も出来る。しかし、地域限定の電話帳なので現地情報に限られてしまう。
 モバイル機器を持っている事を活用して、事前にネットで調べるという手段も取れる。しかし、あまり有益と感じられる情報は少なかった。
 

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ライダーハウスについて

 ライダーハウスは宿泊していないので何とも言えないが、北海道などでは、多くの旅人から、情報を入手できる。それによると、ライダーハウスにも色々あるようです。
 

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ホテルについて

 ホテル宿泊の最大の理由は、2002年のワールドカップ日本戦をTV観戦するためだ。まあ、雨にくじけたと言う場合もあるが、今にして思えば、贅沢だと感じてしまう。
 風呂に入り放題、電源も確保でき、AirH"圏内と言う好条件だが、闇雲にホテルを選択したわけではなく、ネットで調べて、比較的低料金のホテルを探した。キャンプ場と違い、ホテルの情報は、ネットで得る事ができる可能性は高い。
 せっかくの好条件を最大限に活かすために、チェックインの時間を早める事も心がけていた。15:00にチェックインしようと、18:00にチェックインしようと料金は変わらないためである。

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ユースホステルについて

 低料金での宿泊が魅力のユースホステルだが、利用する機会は少なかった。ツーリングマップルにも記載されているし、連絡先や料金をネットで検索できる。まあ、緊急的な宿泊先として捉えていたので、積極的には利用しなかった。相部屋になる可能性も高く(それが良い場合もあるが)、お風呂の時間や外出の時間も限られているようだ。ホテルの延長と考えていたので、少々やりにくさを感じた点は否定しない。

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その他について

 メールを通じて宿を提供して頂いた方や、初対面なのに泊めて頂いた方、友人宅などである。宿の提供だけでもうれしいが、食事やお風呂、そして会話と、厚いおもてなしをして頂き、感謝の言葉しか出てこない。本当にありがとうございました。

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天候
 雨に降られた日数及び割合は以下のようになりました。(極わずかな雨も含まれています。)
 ・福岡県ー青森県
 ・北海道
 ・青森県ー福岡県

 ・計

20日(/49日)
18日(/53日)
26日(/46日)

64日(/148日)

40.8%
37.7%
43.5%

43.2%
雨について

 印象的な事を言えば、よく雨に降られた感じがする。比較の対象がないだけに、何とも言えないが、5日に2日以上は雨に降られている事になる。思えば、雨の心配もなく走行に集中できたのは、出発から東北に入る前、そして、終盤の中部に入ってから位だろうか。その他は、いつも天気予報と空模様を気にしていた。
 天気予報を知る手段として、携帯電話のWebページを利用していた。予報の発表時間は5:00、11:00、17:00の1日3回だが、見るたびに変わり、あてに出来ない日も多かった。

 雨が降っている時の走行は極力避けるべきだと言う意見を耳にするが、実感としてそれは正しいと思う。愚痴とも取れる雨の嫌な点を述べてみる。
 ・テントの設営、撤収に手間がかかる。
 ・車の跳ね上げるしぶきが容赦なく襲い掛かる。
 ・カッパを着ての走行は、不快そのもの。
 ・荷物が濡れる。
 ・ブレーキが利かない。
 ・タイヤがすべる。
 弱々しい本音が色々と出てくるが、転倒や事故と言う最悪の結果にもつながるので、日程に余裕のある場合は、降雨時の移動は避けるべきだと強く感じた。
 
 雨の影響で移動を断念した日数は19日。小雨決行で走った日もあるが、移動距離は伸びていない。後に振り返り、じゃあ走らなきゃ良かったと思ったが、週間天気予報がず〜っと曇り時々雨予報だったので、つい走っていたようだ。

 憂鬱な雨ではあったが、私が着用していたカッパは、外部からの雨を防ぎ、内部のムレを外へ逃がすゴアテックス製だったのが、唯一の救いだろうか。不快に変わりはないが、ビニールのカッパに比べれば快適だ。無理をして買った甲斐があった。

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風について

 風の向きは運次第だろうか?と言ってしまえばそれまでだが、向かい風に強く吹かれたときの印象は強く残るものだ。特に北海道では、風が吹かない日が無かったように感じる。風を遮るものが無い海岸線では、まさに天国と地獄。追い風なら軽く漕いで25km/hのスピードが出るが、向かっている場合は10km/h、ひどい場合はそれ以下の時もあった。
 体力的にもキツイが、上り坂のように終点が見えず、突然追い風になるなんて事が考えられないので、精神的に参ってくる。時に、反対側を走っている自転車の気持ちの良さそうな顔がうらやましく見えたり・・・。
 まあこればかりは、どうしようも無いような気がします。気持ちで負けないようにすると言う精神論的な意見しか出てこない・・・。

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気温について

 出発時の6月の九州は半袖で丁度良い気温だった。その後四国に渡ると、少々暑さを感じたのだが、それ以降は梅雨の天候も手伝ったためか、暑いと感じられる日は少なかった。とりわけ、北海道に入ってからは、曇り空が多く、8月にしては寒いと言う印象しか残っていない。事実、北海道ではカッパを防寒着代わりに着ていたのだが、ほとんど着ていた。極めつけは、北海道の道東に位置する阿寒湖で、旅館の方に上着を貰った事だろう。しかも、この上着は、中綿の入った、かなり寒い時期を意識したものだ。それを着たまま寝袋に入り眠った日もあった。
 正直、九州人の私は、北海道の夏を舐めていたようだ。まさか、8月に”寒い”と言う言葉を使う事になるとは・・・。ちなみに路上にある温度表示計の気温が11℃の日もあった。そんな日の朝は当然それ以下の気温だ。もう少し寒さを意識した衣服の選択が必要だったようだ。

 北海道で寒いを連発していたが、今年に限っては、異常だったようだ。それを踏まえても、6月に九州を出発し、8月に北海道を走り、10月の九州でゴールを迎えると言うのは、条件が良かったように感じる。自転車走行においては、暑いより適度に寒い方が良いと思えるからである。

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走行
 走行距離のデータは以下のようになりました。
区間 日数
(日)
稼動日数
(日)
走行距離
 (km)
最高移動
距離/1日
 (km)
単純平均移動
距離/1日
(km)
稼動平均移動
距離/1日
(km)
・福岡県ー青森県
・北海道
・青森県ー福岡県

・計・平均
49
53
46

148
42
39
33

114
3215.45
3179.17
3296.39

9690.01
130.9
148.5
220.9

-
65.6
60.0
71.6

65.5
76.6
81.5
99.9

85.0
データにおける用語について

・日数は滞在していた日にちです、宿泊場所を基準にしています。
・稼働日数は移動を目的とした日数です。
・移動距離は走行した距離です。青森−福岡間は九州1周を含みます。
・最高移動距離は1日で最も移動した距離です。
・単純平均移動距離は走行距離を日数で割った距離です。走らなかった日も含めた平均の移動距離です。
・稼動平均移動距離は走行距離を稼働日で割った距離です。実質的な平均移動距離と考えています。

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走行距離について

 総走行距離は1万kmに届かず、9690kmになった。もっとも、自転車に取り付けたサイクルメーターの数字なので、何処まで正しいかは?である。
 各区間の距離が平均的になっているのは偶然だが、北海道1周の数字が、他と肩を並べている点に、あらためて北海道の広さを感じる。
 

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1日の最高移動距離について

 1日における最高移動距離は220.9kmである。旅の終盤で記録した数字であるが、旅を通して脚力が増して行った事が理由に挙げられる。旅の初期の段階では200kmはおろか、150kmを越えるなんて、とても無理だろうと思っていた。実際に、走行予定を立てるときに、150kmと言う数字が出てきたら、”厳しいな”と感じ、そう言った予定は立てなかった。しかし、1回大きな距離を走り、その壁を越えた後は、距離に対する抵抗感は意外に少なくなった。不思議なものだな。

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平均移動距離について

 

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