富士見江川 ふじみえがわ
Fujimi-e-gawa River
最終更新 05.10.1

三芳町藤久保付近から始まる荒川水系の準用河川である。上流は典型的な都市河川だが、下流には田圃が残り農業用水として利用されている。
取り扱い区間:全区間 掲載方向:上流→下流
※写真はクリックすれば拡大。



実は筆者が富士見江川を訪れたのは今回が初めてだったりする。上流部は地形図にも載っておらず、自分で探さねばならない。下流から遡れば簡単だが、敢えて今回は上流端から狙うことにした。柳瀬川の英橋から川越街道を下る。この道も英ICからは片側1車線の狭い道だ。2kmほど走ると藤久保交差点。久保 (窪) というからには川と何か関係ありそうだ。地面の低いところを辿る。富士見江川上流は意外と簡単に見付かった。地点、三芳町藤久保。マンションの下から川が飛び出してきている。この向こう側にも続きがあるのか。早速反対側へと回ってみる。(05.4.29)
地点、上記マンションの反対側。やはり川は続いていた。畑の真ん中、川の真上にマンションが建っているのは珍しい。古そうな石橋も残っている。(右) 流れは直角に曲がり、この写真を撮影している辺りへと伸びてきている。(05.4.29)
地点、さらに上流側。その先は私有地へと続いている。もう一区画上流側へ回ってみたが、そこにはもう川は見当たらない。恐らくこの写真の区画に水源があったと思われる。なお地点はいずれも分譲地となっているらしく、住宅が建ってしまえばこの様子は見られなくなる。(05.4.29)
89年撮影の富士見江川上流端付近。地点と撮影方向を記しておいた。黄色い枠は現在マンションが建っている位置。

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用
(c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/

下流へと向かう。しばらくの間コンクリート水路だが、途中で暗渠となり流れを見失ってしまう。地面の低いところを伝って進んで行く。地点、住宅の間から川が現れた。水も少しだが流れている。幅は狭いが河床は深く掘り下げられている。雨天時の増水が激しいのだろう。(05.4.29)
地点、三芳町と富士見市の境界付近。川幅もある程度広がり、ようやく川らしくなってきた。水量も増えてきたがかなり汚い。(05.4.29)
地点、富士見市内では富士見江川プロムナードとして緑道が整備されている。(05.4.29)
地点、同じくプロムナードの一部。暗渠化されている部分もある。(05.4.29)
地点、右岸にかなりの量の水が合流している。水質も本流より良い。現地の案内板によるとこの流れは唐沢堀というらしい。今回は追及しなかった。(05.4.29)
地点、東武線を越えたところ。親水公園として整備されている。奥には深い雑木林が残っている。(05.4.29)
地点、親水公園を抜けると再び都市河川の姿になる。この辺りまで来ると水質もかなり良くなっており鴨も見られる。(05.4.29)
地点、道路に沿うと川幅がぐっと広がる。広い川幅と浅い河床の組み合わせが改修前の昔の石神井川上流ような感じだ。(05.4.29)
地点、市街地を出ると土堤防の川になる。周囲には田圃が見え始める。県東部で見られる川に似た印象を受ける。(右) 左岸に比較的大きな支流が合流する。(05.4.29)
地点、右岸に旧流路らしき半分埋まった水路跡が残っている。(05.4.29)
地点、最後の橋、鶉 (うずら) 橋から上流側と下流側。田圃の中を行く土堤防の典型的なイナカ河川となり最高の雰囲気だ。東武線沿線は人口も非常に多く都市化が進んでいるが、ちょっと離れるとこんな長閑な風景が見られるのは意外だ。(05.4.29)
地点、河口。両岸には「準用河川 富士見江川起点」と書かれた石碑が立っている。荒川水系の支流は原則として一級河川だが、この川は準用河川扱いなのが珍しい。本当はここで流れが終わる終点なのだが起点と書かれているのも面白い。(05.4.29)

※新河岸川はこちら
地点、河口から新河岸川を少し下ったところ。下流側にも旧流路が残っている。新河岸川に近い部分は今も使われており水も流れている。(05.4.29)


74年

89.11.3
74年と89年撮影の富士見江川河口付近。74年には新流路はまだ存在しない。89年も旧流路が生きているが、新流路の堤防が築かれ始めている。

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用
(c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/


以上。

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