岩稜の剱岳と お花畑の大日三山を結ぶ
扇沢−内蔵助谷−剱岳−大日三山−大日平−立山
2005年8月16日(火)〜8月19日(金)


剱岳方面を見る




2005年8月16日〜8月19日、北アルプス:剱岳−大日三山を歩いてきました。

一日目、内蔵助谷の途中で引き返すというハプニングがあったけれど、二日目以降はほぼ予定通りに
歩くことができました。二日目「岩稜の剱岳」、三日目「お花畑の大日三山」という対比が楽しかったです。


【登山日】 2005年8月16日(火)〜8月19日(金)

【マップ】 昭文社エアリア「剱・立山」

【行 程】 ☆8月16日(火) 扇沢−内蔵助谷−雷鳥沢ヒュッテ  天気 晴れ
      新宿(15日)22:30=(さわやか信州号)=扇沢5:30/7:30=(トロリーバス)=
      黒部湖7:45/8:20…黒部川8:45…内蔵助出合9:25/9:30…丸山東壁10:55/11:15…
      内蔵助出合11:55…黒部川13:15/13:35…黒部湖14:10/14:40=(ケーブル・
      ロープウェイ・トロリーバス)=室堂15:40…雷鳥沢ヒュッテ16:10(泊)

      ☆8月17日(水) 雷鳥沢ヒュッテ−剱岳−剣山荘  天気 晴のち曇
      雷鳥沢ヒュッテ5:40…浄土川5:50…別山乗越7:35/7:45…くろゆりのコル8:45…
      剣山荘9:00/9:15…一服剱9:40…前剱10:30/10:45…平蔵のコル11:35…
      剱岳12:10/12:50…平蔵のコル13:20…前剱14:05/14:20…一服剱14:55/15:05…
      剣山荘15:30(泊)

      ☆8月18日(木) 剣山荘−奥大日岳−大日小屋  天気 曇
      剣山荘6:15…別山乗越7:40/7:55…新室堂乗越8:50…・2390m9:00/9:05…
      カガミ谷乗越10:05/10:15…奥大日岳10:50/11:50…梯子12:25…七福園13:25…
      中大日岳13:40/13:45…大日小屋13:55/16:00…大日岳16:15/16:40…
      大日小屋17:00(泊)

      ☆大日小屋−大日平−称名滝  天気 曇時々晴
      大日小屋6:00…水場6:50/7:00…木道7:40…大日平山荘8:15/8:30…牛ノ首9:00…
      猿ガ馬場9:25/9:30…大日岳登山口10:05…称名滝10:15/10:25…
      称名滝バス停10:40/11:05=(バス)=立山駅11:20/11:34(富山地鉄・富山駅へ)

【メンバー】 単独




☆8月16日(火) 扇沢−内蔵助谷−雷鳥沢ヒュッテ  天気 晴れ


新宿(15日)22:30=(さわやか信州号)=扇沢5:30/7:30=(トロリーバス)=
黒部湖7:45/8:20…黒部川8:45…内蔵助出合9:25/9:30…丸山東壁10:55/11:15…
内蔵助出合11:55…黒部川13:15/13:35…黒部湖14:10/14:40=(ケーブル・
ロープウェイ・トロリーバス)=室堂15:40…雷鳥沢ヒュッテ16:10(泊)


 新宿駅西口に降り都庁大型バス駐車場へ向かう地下通路を抜け出た時、雷鳴がとどろき大粒の雨が降っていた。家を出る時に見たニュースでは「北陸地方に大雨」を報じている。立山方面は大丈夫だろうか。地下鉄駅に向かう通路から駐車場に入るとちょうど受付が始まるところだった。

 さわやか信州号「白馬・扇沢」ルート。定員40人の大型バスは37人の乗車とかでほぼ満員だった。遅れてきた人を待ち22時40分ころ新宿を後にする。
「いやぁ、暑いですね。」
隣に座った人が話しかけてきた。江東区に住んでいて70数歳、毎週のように山に出かけているという。今回は八方尾根から唐松岳−五竜岳−鹿島槍を目ざすとのこと。話し好きの人のようで、それから暗い車内でボソボソと互いの山談義。元気な方だ。ボクがこのお年になっても山を歩き続けることができるかどうか…。

 バスは八王子・諏訪と小休止を挟み、安曇野へ向かう。4時を過ぎると辺りが次第に明るく変わる。雨は上がり車窓左手に有明山が黒々とそびえている。北アルプスの峰々は北に向かって延々と連なっている。浅い眠りから覚めたボクはそんな山々をボンヤリと眺めている。


 大町から45号線に入り扇沢に着いたのが5時30分。
「それでは気を付けて…。」
車内でたくさんの山の話を聞かせてくれた「江東区の人」と軽く会釈を交わしてバスを降りる。

 乗車券売り場はまだ閉まっている。軽い朝食の後洗面を済ませたら数十人が並び始めていた。駐車場に車を置いて上がってくる人、貸し切りバスで上がってくる団体さん…。改札までまだ1時間以上あるのに列が次第に伸びていく。ボクも並ぶことにした。
扇沢に着く


 6時を少し過ぎた頃、山の端からようやく太陽がのぞき始めた。
「太陽が二つある!」
誰かが叫んだ。本物の太陽の他に、湧き上がった雲に光が反射して明るく輝いているのだった。

やがて係員が小型拡声器を持って案内を始めた。
「昨夜の大雨でアルペンルートの一部が通れなくなっています。室堂から富山に通しで向かうことはできません。」
 昨夜の雨はそんなにすごかったのか…。今日は沢沿いに真砂沢を目ざす計画。ザイルも技術もないボクが、内蔵助谷やハシゴ谷乗越先の剱沢南股をうまく渡ることができるだろうか。

 7時過ぎに乗車券発売。黒部ダムまでは1260円。いつの間にか長い列ができている。早めに並んだボクはもちろん座ることができたがどの車両も立ち席の人で満員状態だった。もっとも立っても10数分の乗車に過ぎないけれど…。


 黒部ダム駅に着いた時、日電歩道入口はトロリーバスの進行方向にそのまま進むはずなのに、何の気無しにそのまま階段を下りてダムサイトに向かってしまった。

 堰堤から130段の階段を下り「新展望台」からダムを見学、それから標高差およそ60mの外階段を上って「ダム展望台」へ。上や中間から見るダムサイトはそれなりに迫力があったけれど、本物の山に入る前に200mものアップダウンをこなしてしまった。
黒部ダム(上部展望台から)


 それから220段の階段を下りて再び黒部ダム駅。日電歩道の状況を聞こうと受付へ。

 「鳴沢までは整備済み」とのこと。下の廊下を歩くわけではないので内蔵助谷の様子を聞くが詳しい状況は分からない様子。特に昨日の大雨後の情報は入っていないようだった。ただ何日か前、真砂沢ロッジ手前の沢の橋が流され渡渉できずに引き返したパーティがあったという。うーん、昨日の大雨の後だし状況は一層悪いかも…。行ける所まで行ってみようか…。


「気を付けて…。」
という駅員の声を背にトロリーバス進行方向に向かう。

 40m〜50m先の左側にトンネル出口(日電歩道入口)があった。トイレの脇を抜け外に出ると山頂付近を雲におおわれた立山方面が見えた。

 看板があり次のように書かれていた。
「内蔵助谷〜仙人谷ダム間は残雪が多く落石滑落等の危険があるので通行できません。尚、内蔵助谷までは通行できますので注意して通行して下さい。 関西電力株式会社」

 内蔵助谷出合までは確実に行けそうだ。しかしその先は…? 引き返すことを覚悟で行ける所まで行ってみよう。林道を下り始める。もう8時25分を過ぎていた。
日電歩道へのトンネル出口(入口)


 林道の終点から山道に入ろうとする辺りに1台の車が止めてあり、ボクが山道に入ろうとした時ちょうど人が車の後ろから顔を出した。水平歩道整備の作業員だった。

「どちらに行くのですか?」。
「真砂沢ロッジです。」。
「下の廊下は黒部ダム側と仙人ダム側から整備を進めているところです。鳴沢までは歩くことができますが、内蔵助谷の方は…。先日途中から引き返したというグループがあることを聞きましたが。」。

駅で聞いたのと同じ情報だった。
「ありがとうございました。ボクも引き返すかもしれません。」。
「気を付けて行ってらっしゃい。私も仲間と整備に下りますから。」
林道終点で


 こんな会話の後、急な山腹を一気に下降する。

 下りきった台地に小さな小屋がありその前を左に折れて黒部川河畔に立つ。木橋の下は黒部川。茶色く濁った水がゴンゴンと流れている。落ちて流されたら助からないな。がっちりした木橋だが慎重に足を運ぶ。

 渡りきって振り返ると、黒部ダム中間辺りから勢いよく放水されているのが見えた。黒部ダムの放水を上・中・下から見たことになる。観光パンフレットではあまりお目にかかれないこの「下から見る黒部ダム」が強く印象に残った。
黒部ダムを見上げる


 黒部川を右に見ながら水平歩道に入る。正面に見えるのは黒部三大岩壁の一つ「黒部の魔神」だろうか。道はほとんど水平に続いている。

 左山腹がガレている付近で大きなザックを担いだ4人ほどのパーティが休んでいた。軽い会釈の後、
「真砂沢ロッジを目ざしています。でも途中で引き返すかもしれません」
と言ったら、
「私達は内蔵助平まで。そこに幕営する予定です。」
と答えた。

 ボクの2倍〜3倍ほどもある大型ザック。ヘルメットやピッケルまで装備している。ボクが進もうとしているルートはこんな装備が必要なのか…。(いつでも引き返せる。)…弱気が少し頭をもたげてきた。
三大岩壁の一つ「黒部の魔神」(南東壁)だろうか


 「お先に…。」。

 ボクは歩道を更に進む。右に黒部川。左手山腹に釘でひっかいたように歩道が続いている。9時15分左手(西斜面)から落下する滝を見る(丸山沢?)。続いて木橋のかかる滝。標高2048m・丸山から一気に落下する水流は勢いがある。

 岩屋を左に見送り9時25分内蔵助出合。下ノ廊下側にはロープがあり通行禁止の看板が下がっている。
黒部川左岸に水平な道が続く


 ザックを脇に置き内蔵助谷に下りてみた。濁った黒部川と対照的に内蔵助谷の水流は青く澄んでいる。だが急な斜面を流れ下る水は勢いがあり水量も多い。

 立山ルートが通行止めになるほどの昨日の豪雨。万一渡渉する地点があったとしたら、橋が無ければボクの力量では到底渡ることはできないだろう。…弱気がますます強まってくる。
内蔵助谷を見上げる


 とにかく行ける所まで…。出発は9時30分。左に「黒部ダム放流警告」の大看板を見送ると今までとは打って変わる悪路。右に白い飛沫を上げながら流れる内蔵助谷に沿い、背の高い草をかき分けながら進む。

 ロープのある斜面を上がりいったん内蔵助谷に近づいた後、マークや踏み跡を探す。左岸に薄い踏み跡も見えるが左手山腹に上がる踏み跡の方が濃いようだ。
右岸を登っていく


 草や灌木をかき分けながら登る。右に聞こえていた瀬音が次第に遠のいていく。しかし踏み跡ははっきりしているし所々にマークもある。

 急登は次第に岩壁に沿って登るようになってきた。どういうわけかシュリンゲの切れ端があちこちに落ちている。振り返れば後方に鳴沢岳方面が目よりホンの少し高い位置、黒部川がはるか下に光っている。

 だいぶ登ってきたがガイドブックにある「崩壊地」も「ハシゴ」も出てこない。
黒部川ははるか目の下に…


 ついに踏み跡が途切れた。左を見れば見上げるような岩壁。目の高さにリングとシュリンゲ、壊れて止まっている腕時計がぶら下がっている。その上方に点々と打ち込まれたボルトやリング。辿ってきた踏み跡は丸山東壁「黒部の巨人」への取り付きルートだったのだ。

 10時55分。とにかくザックを下ろそう。岩から流れ落ちる水を飲みながら考えた。いったん内蔵助谷に下りて内蔵助平に向かうとしても…。その先「ハシゴ谷乗越」は未知のルートだし、何よりも南股が渡渉できずに引き返したというパーティがあったというではないか…。

 しゃくだけど引き返そう。ザックを背負い岩壁を後にしたのが11時15分。
三大岩壁の一つ「黒部の巨人」(丸山の東壁)か


 急な斜面、登った時と同じルートを下る。内蔵助谷に出て振り返ればやっぱりどう見ても「岩壁登攀ルート」の方がはっきりしている。ハシゴ谷乗越を経て真砂沢に向かうルートはガイドマップでは赤線の一般ルートだ。しかし、踏み跡はもちろん通常は岩などに付けられているマークも薄いところを見ると、このルートは歩く人がかなり少ない「秘境ルート」なのかも知れない。

 谷から離れ、山腹の背の高い草をかき分けロープを辿って再び谷に出た時、水平道のガレ沢で抜いたあの「大きなザック」を背負ったパーティが休憩していた。昼食が終わったばかりのようでパッキングをしている所だった。

「この先はどうでした?」
と聞かれ、
「東壁の方に登ってしまいました。道も荒れているようなので引き返します。」
と答えたら、
「ボクらも引き返すつもりです。」
と返ってきた。

 手入れされた水平道に比べて内蔵助谷の悪路! 彼らも引き返す決断をしたのかも知れない。


 「お先に…。」と返して内蔵助出合に着いたのが11時55分。

 出合のゴロ石の上で昼食をとっている男性登山者(?)を左下に見送り水平道をダムに向かう。あれ、来た時には崩れていた登山道がきれいに補修されているぞ。

 ハッと気が付いた。昼食をとっていた男性はダムを下り林道終点に出た時に会った作業員だったのだ。そうと分かれば声をかければ良かった。

「朝はアドバイスをありがとう。ボクは引き返します!」
…と。
ゴロ石の上で昼食をとっている人が見えた


 木橋を渡って丸山沢(?)に12時10分。 「東壁取り付き」への登り下りでだいぶ消耗している。クッキーの軽い昼食休憩。

 今までの行程でたっぷり汗をかいたが流れる水の冷たさが心地よい。かなりの高さから落下する滝も見事だ。ボクの持つガイドマップには水線さえ書かれていない沢だけど…。

 充分休養し出発は12時30分。
丸山沢(?)。落下する滝が見事だ


 水平道を淡々とダムに向かって引き返す。木立の間に巨大な堰堤が見えてきた。黒部川にかかる木橋を渡って小屋に着いたのが13時15分。さぁこれから堰堤上部に向かって急登を頑張るぞ、と深呼吸をしていたら、誰もいないと思った小屋の
中から人が出てきた。「山岳パトロール」の腕章を付けている。

「どちらに行くのですか?」
と声をかけられた。
「真砂沢に行こうとしたのですが、途中から引き返しました。」
「前にも引き返したパーティがありましたよ。」
元関西電力の社員だったらしいこの人は、それから登山道の整備のこととか、若い社員のこととかいろいろ話し、
「駅員も小屋主も、もっともっと登山者に新鮮な情報を知らせる努力をしなければ。」
と、ボクら登山者にとってありがたい言葉を言ってくれた。

「ありがとうございました。これから上に上がって室堂に向かいますので。」
と別れたのが13時35分。
小屋の前で…


 緑濃い山腹をジグザグに登り返す。林道に出てトロリーバスのトンネルを抜け再び黒部ダムに出たのが14時10分。

 ここから先は観光客の世界だ。およそ500mもの堰堤を渡ってケーブル駅。ケーブルにはすぐに乗れたが次のロープウェイでは団体さんもいてだいぶ待たされた。だがいったん乗り込めば一気に標高2316mの大観峰。あんなに汗を流して歩いた黒部湖も今ははるか目の下だ。
一気に立山へ


 トロリーバスに乗って室堂に出た時、出口(入口?)に山岳情報の黒板があり「登山コースの状況欄」に次のように書かれていた。

「・真砂沢ロッジ〜ハシゴ谷乗越間 渡渉あり
 ・内蔵助平〜内蔵助出合間 登山道崩壊箇所あり」

 そして赤字で「☆通行困難」と付け加えられていた。(引き返して良かった。)心からそう思うと同時に、黒部ダム駅にもこうした掲示がほしいと思った。

 ターミナルを出たのが15時40分。さて今日はどこに泊まろう。ミクリガ池に向かう散策路を歩きながら考えた。別山乗越に近いのは雷鳥沢ヒュッテとロッジ立山連峰だ。ミクリガ池を過ぎ、足は自然と地獄谷に向かっている。
一ノ越方面を見る(ミクリガ池から)


 急な階段状の遊歩道を下りきれば地獄谷。あちこちから水蒸気が上がり硫黄臭が漂っている。白濁した湯がボコボコと湧き出している所もある。

 遊歩道の先にロッジ立山連峰が見えてきた。尾根を曲がった先にカマボコ型の雷鳥沢ヒュッテ。そのちょっと変わった形に心が動いた。今日は雷鳥沢ヒュッテに泊まろう。
雷鳥沢ヒュッテ


 16時10分宿泊手続き。1泊2食付きで8400円、朝食は弁当にしてもらう。

 指定された部屋は大広間。靴とザックを持って部屋に入る。ガラーンとした広間にまだ誰もいなかった。お盆を過ぎればこんなに空いているんだと、ちょっぴり驚く。
大広間に今のところ一人だけ


 室堂にある山小屋も雷鳥平にある山小屋も、全て温泉が付いている。24時間いつでも入浴可能であることが嬉しい。

 少しのんびりしたら早速浴室に向かう。別の部屋に泊まっている客が5〜6人入っていた。だが広い湯船はゆったりしている。窓の外に広がる立山連峰を見ながら湯につかれば一日の疲れも湯にとけ込んでいくようだ。

 充分温まり、玄関脇のテラスでビールを開ければ最高だね。
広い浴槽と洗い場がある


 少し酔って部屋に戻ると3組5〜6人分のザックが大広間の思いおもいの場所に置いてあった。20畳ほどの部屋はそれでも空きずきしている。

 適当に布団を敷いてまどろむうちに夕食の時間になった。エビフライ、鳥の唐揚げ、人参や筍等の煮物、キュウリの酢の物、刺身(?)など。カレー風味のスープが食欲をそそり山ではあまり食べないボクもついおかわりしてしまった。
雷鳥沢ヒュッテの献立


 食事の終わり頃、何人もの客が食堂奥のテラスに出てカメラを構えている。その様子につられてボクもテラスに出てみた。夕日が立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)、真砂岳、別山を赤く照らしているのだった。稜線上に明日訪れる予定の剱御前小舎がくっきりと見えた。

 しかし6時53分からの天気予報。日本海に前線があり南海上の湿った空気が流れ込んでいる。山の天気は「曇りがち、午後から所により雨。」…明日の晴天は期待できそうにない。
別山乗越に当たる夕日


 天気を確かめた後今度は外湯に入ってみた。小屋がけではあるが露天風呂風の外湯はまだ新しい。湯に浸かると雷鳥沢キャンプ場の灯りが点々と見えた。温まっては夜気に体をさらす。その繰り返しで体の筋肉もすっかりほぐれた気がする。

 湯上がりに玄関先のテラスに出てみた。大日岳の方角に北斗七星がかかり、柄杓の先に北極星を確かめることができた。更に上を見ると天の川に尾を浸すはくちょう座、天の川をはさんでこと座とわし座も確認できた。久しぶりに見上げる星々。

 こんなにゆったりと過ごすのは本当に久しぶり…。




内蔵助谷 剱岳 大日三山 大日平




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「ようこそ 北アルプスへ!」