
| 黄葉は、緑混じりの 枯葉(?)色 土山峠−堤川林道−宮ヶ瀬尾根−辺室山−土山峠 2005年11月19日(土) |
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| 宮ヶ瀬尾根 |
| 2005年11月19日(土)、東丹沢:土山峠−堤川林道−宮ヶ瀬尾根−辺室山を歩いてきました。 一ヶ月ぶりの山は黄葉というより枯れ葉色? 風は冷たかったけれど久しぶりにかく汗が気持ちよかったです。 |
| 【登山日】 2005年11月19日(土) 天気 晴れ 【マップ】 昭文社エアリア「丹沢」 【行 程】 土山峠12:20…堤川林道終点12:45…宮ヶ瀬尾根13:15… 宮ヶ瀬尾根起点のピーク14:00/14:15…社のある登山道14:22… 辺室山14:45/14:50…土山峠15:35 【メンバー】 単独 |
| 起きたのは9時過ぎ。無理もない、寝たのが今朝の2時近くだったから。この所、休日の度に出張が入ったり、重要な会議のコーディネートが入ったりで、ちょっと気の張る仕事が続いている。体も頭も疲れ気味。だけど今日は久しぶりに時間が空いた。共有廊下に出ると天気も上々。出かけよう! 近くて良い山=丹沢=が秋色に染まっている。 家を出たのは11時をちょっと過ぎた頃。バイクを走らせる。日は暖かいがフードの隙間から吹き込む風は冷たい。半原から宮ヶ瀬湖畔に入ると山の陰に入るためか、切る風はいっそう冷たい。高取山を左に大きく巻き、山びこ大橋から正面に宮ヶ瀬尾根を見る。そのまま直進し土山峠に着いたのは12時15分。 |
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脇に軽ワゴンが止めてある。猟師たちの車ではない。15日から狩猟解禁だが今日はこの山域で猟は行われていないようだ。山の中でケモノに間違えられることもなさそうだ。柵を越えて中に入ったのは12時20分。 1〜2分で橋を渡る。すぐ先の左手に向かうのが「堤川林道」。入ってすぐの山際に「林道 堤川線」と書かれた清川村の看板もある。今日はこの林道の終点から宮ヶ瀬尾根を目ざす。 |
| 左手・堤川林道に進む |
| アスファルトで舗装された林道には落ち葉が敷き詰められている。ゆるい登り坂、踏みしめた時のカサコソとした音を聞けば(久しぶりに)山に入った実感が湧いてくる。 12分〜13分も歩いただろうか。右手斜面に打ち込まれたパイプから勢いよく水が流れ出す「水場」があった。岩の間から水が湧き出ている。だが今日はまだ汗も全くかいていない。ちょっと手をぬらしただけで先に進むが夏場だったら貴重な水場となるだろう。 |
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林道の正面に見えていた辺室山がだいぶ左方向に近づいてきた。おや、もう?という感じで林道終点に着いたのが12時45分。ちょっとした広場風だが、残念なことに周囲には空き缶などのゴミも目立つ。 正面の立木に赤テープが巻かれ、手前の斜面に踏み跡も見えた。 周囲の観察をザッと終えたら正面の踏み跡に入る。すぐに右に伸びる尾根の背に乗る。50mほど登った先に鹿柵とオレンジの脚立。だが柵の脇に大きな破れ目があるので脚立に上る必要はない。 |
| 林道終点 |
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山腹を右に巻く仕事道がある。だがボクは「神奈川県森林公社分収造林地」の看板の裏から尾根の背を直上する。かなりの急傾斜。枝打ちされた木々がパサパサに枯れている。手入れはだいぶ前に行われた様子。 だがこの急登も7〜8分で立派な仕事道に交差して終わる。何のことはない、これはたぶんさっきの「山腹を右に巻く仕事道」の続きだったのだろう。直上して短距離で登るか、遠回りだがゆったりと登るかの違いだけだったのだ。 この尾根直上の道とゆるやかな勾配の仕事道の交点には、だれの仕業か緑色のビニール傘がさしてあった。 |
| 左手より登ってきて仕事道と交差する |
| 仕事道は尾根の背をからむように、大きなZ字を描きながらゆるい勾配で上っていく。小尾根を回り込む時、右下から上ってくる踏み跡も見えた。やがて山腹を巻く道と尾根を上る道に分岐するが、ボクはもちろん尾根を上る道を選ぶ。13時5分正面に鹿柵とオレンジの脚立が見えた。柵の破れ目からヒノキの植林帯を抜け出る。 |
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少し先まで上ると小さな伐採地に出る。鍋嵐山から物見峠に続く稜線、物見峠から辺室山に続く稜線、その山腹は緑混じりの黄色や朱に彩られている。右手前から左奥に伸びる稜線がこれから辿る宮ヶ背尾根。 写真など撮っていたらいつの間にか5分以上過ぎてしまった。この伐採地から尾根まではわずか2分〜3分。13時15分、597m南端の宮ヶ瀬尾根に出る。 |
| 鍋嵐山の手前に宮ヶ瀬尾根 |
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鹿柵を左に見ながら、ややきつい斜面をわずかに下る。柵から離れると、幅の広かった尾根は次第に細く変わり、宮ヶ瀬尾根の核心部が始まる。 初めてこの尾根を辿った時(2001/2/4)は30cm〜40cmの雪が積もっていた。今、周りは朱や黄色の葉やアセビのまだ濃い緑に彩られている。細くやせた尾根に雑木の根ががっちりとからまっている。小さなアップダウンはあるものの尾根の両脇は里山とは思えないほどの深い谷。 |
| 細い尾根にガッチリと根を張っている |
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やがて急な上りに変わると左手からの尾根と合流する。 13時35分。「水源の森林」赤帽杭があり埋標NOは180。危険地帯は抜けた。幅広くなった尾根の左側(東方向)は刈られ、赤く彩られた辺室山がよく見える。刈られた分明るくなった尾根は「秘境的雰囲気」に欠けるが、スックラと立つ雑木や踏みしめる落ち葉の音は、久しぶりに歩く喜びを十分満足させてくれる。 植生調査(?)の柵の右を抜け13時45分右から上ってくる尾根と合流。方向を左に変え更に歩を進める。高度を上げるに従って、辺室山の後方に相模原台地が広がってくる。薄く霞んではいるが目をこらせば都心の高層ビル群さえ見ることができる。 |
| 明るく開けた雰囲気のよい尾根 |
| 13時55分、再び右手から上る尾根と合流。この分岐付近の埋標NOは154。今上ってきた尾根の入り口付近の立木にはテープなどのマークもある。 |
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この合流点からわずか3〜4分の登りで埋標NO147、宮ヶ瀬尾根起点のピーク。13時58分。「水源の森林」赤帽杭に誰が書いたのか「能ノ爪(※注)」とマジックで書いてあった。 ※注:「熊の爪」を「能ノ爪」に訂正。山行当時熊の出没情報があり、能を熊だと思いこんでいた。この勘違いについて「俺の山紀行」(M−Kさん)の掲示板から知り、当時の写真などで改めて確認・修正を行う。右の写真は赤帽杭を拡大表示させたもの。なおこの小ピークをなぜ「能ノ爪」と呼ぶのかは不明。(2007/07/26) 秋枯れた梢の隙間から厚木や相模原方面、更に遠く高層ビル群が見える。振り返れば朱や黄色に彩られる木立を透かして宮ヶ瀬湖。朱色のやまびこ大橋が少し目立つ。 |
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| 宮ヶ瀬尾根起点のピーク | マジックの書き込み |
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乾杯しよう。誰もいない小さなピークで、独り缶ビールのタグを押し込む。ガサッと音がした。尻尾の長い小動物が、サササッと尾根を越えるのが見えた。あれはリス? 日は暖かいが吹く風は冷たい。体が少し冷えてきた。出発しよう。ピークを後にしたのは14時15分。 |
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東にわずかに下り、小さなピークの左をトラバース。刈られた左手斜面から辺室山がよく見える。その後方は経ヶ岳や華厳山。視線を右にずらしていくと採石場のある西山が見える。これらのピークを結ぶ稜線は相州アルプスとも呼ばれている。 かつては採石場上部の尾根も歩くことができたが、今は立ち入り禁止になっている。つい先日その尾根に重機の入っているのが目撃されたという。発句石があり、二本桜のピークからは採石場や白山、大山はもちろん丹沢の主な山々がきれいに見えたのだが。(西山関連 特集ページ) |
| 辺室山の後方は「相州アルプス」 |
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針金の張られた小さな岩場を下り、数m登り返せば「物見峠−辺室山」を結ぶ一般登山路。 小さな社は、かつてこの道は山で生計を営む人々の生活路であったことを示している。 数年前までは、ボクの辿ってきた尾根の入口に「この先行き止まり」の看板があったが、今はそのかけらも見られない。 |
| 石祠の後方は仏果山 |
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北東寄りに進路を変え辺室山に向かう。朱に染まる木々の間から、先ほど辿った宮ヶ瀬尾根が見える。堤川林道終点から取り付いた尾根は稜線付近まで植林におおわれている。 この途中で物見峠に向かう単独の登山者とすれ違った。山を歩くには少し遅い時刻、彼も「静かな山」を好むハイカーなのかもしれない。 |
| 宮ヶ瀬尾根・597m方面を見る |
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山頂標識のある辺室山(663m)に着いたのが14時45分。雑木におおわれた静かなピーク。 そのピークの西側に進んでみた。少し刈られた樹木の隙間から、仏果山の先に大岳や御前山など奥多摩の山々が薄〜く霞んでいた。 雑木の間を逍遥し、三角点のあるピーク(644.3m)を通過したのが14時50分。 |
| 遠く、奥多摩の山並みを見る |
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尾根道は落ち葉に埋もれている。スッと立つ木々の間を落ち葉を踏みしめながら下っていく。カサコソとなる音が耳に入るだけ…。 右側・倒れかけた鹿柵とつかず離れず下っていく。やや急な階段があらわれた。その階段の上にも落ち葉が厚く積もっている。 |
| 落ち葉のじゅうたん |
| 車の音が聞こえてきたかな…と思えるほど下った辺りに、続けて二つの石祠を見る。その一つの側面を見ると「明治二十六年八月十七日」と読みとることができた。清川村地名抄にある「横山ノ森」はこの辺りか? |
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尾根の末端手前で道は右に折れ、山腹を巻くようにして車道に出る。バイクを止めてある峠に戻ったのは15時35分だった。 3時間程度の小さな山旅だったが、一ヶ月ぶりに山でかく汗は今までの仕事の疲れを忘れさせてくれそう…。 |
| 宮ヶ瀬湖を見る |
| 「誰も知らない 丹沢」へ |
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