8.労山遭対基金の説明
◆労山遭対基金とは、日本勤労者山岳連盟が管理する、労山会員の為の共済制度です。
◇払込金 1口 1,000円
◇有効期間  1年間(掛け捨て)
◇給 付 
死亡・傷害  払込金額の200倍補償。(傷害の場合、程度によって倍率が異なる)
救助・捜索  払込金額の300倍補償。(加入2年目から、継続1年当たり10倍ずつ加算し、最高400倍
         まで補償。
入 院     事故発生日より1年以内の、3日〜210日に対して給付。
通 院     事故発生日より1年以内の、3日〜50日に対して給付。
◇新規加入の時は、500円必要です。
◇救助・捜索費用(単位:万円)
加入口数 初年度 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目 11年目
10口 300 310 320 330 340 350 360 370 380 390 400  
 5口 150 155 160 165 170 175 180 185 190 195 200
一度給付を受けると、翌年度の倍率加算は、据え置きとなります。
◇死亡・傷害(単位:円)
加入口数 死亡・行方不明 両目失明 入院(1日当たり) 通院(1日当たり) その他の傷害
10口 2,000,000 2,000,000 8,000 4,000 別紙参照
 5口 1,000,000 1,000,000 4,000 2,000
◇給付金が、支払われない場合
1.無届け山行。
2.事故発生報告が事故後、30日以上経過している場合。
3.山行中以外(アプローチの交通機関など)の事故。
◆当会では入会と同時に、遭対基金への加入を義務づけています。加入口数は下記の通りです。
山行内容 加入口数 掛け金(年間)
岩登り、沢登り、雪山 10口 10,000円
上記以外  5口  5,000円
◇当会では、保証期間を統一しています。(8月から翌年7月までの1年間)よって、新しく入会された方は、統一
 月まで月割りで加入します。(1口80円/月)
 計算例:6月加入で10口の場合。保証(加入)期間は、6月から7月までの2ケ月となります。
掛け金  80円×10口×2ケ月=1,600円
新規加入料  500円 合計 2,100円必要です。
 8月からは、年払いとなります。(7月に掛け金を徴収します)
捜索費用の計算例
山行人数5人。遭対基金加入口数は下記。捜索費用900万円掛かったとして計算。(加入初年度)
名前 口数 捜索費用上限 補償金額 個人負担 捜索費用900万円を山行人数で割ります。
10 300万円 180万円 0円 この金額が補償されます。
10 300万円 180万円 0円 900万円÷5人=180万円/1人
10 300万円 180万円 0円
5 150万円 150万円 30万円 A.B.Cの人は上限が300万円なので満額
E 未加入 0円 0円 180万円 の180万円は補償されます。
Dの人は、上限が150万円なので150万円
捜索費用は300万円×3人+150万円×1人の1050万円は は補償されます。(30万円不足)
出ないので、注意。 Eの人は、当然補償はありません。(180万円
不足)
もしEの人が死亡した場合、遺族の方に180万円請求出来るでしょうか?。現実の問題として、難しいと思います。
当会が、遭対基金への加入を義務づけている最大の理由は、ここにあります。