第5回淡路島メバルFISHING
データプロファイリングX
  パート1

 参加者の皆さん、今年もこの面倒な記録用紙にご協力ありがとうございました!さて、ルアーメバル釣りの流行は、今年の大会にどんな影響をもたらしているのでしょうか。パート1は、参加者の使用タックルについて考察します。

ほとんど専用ロッドが占める(使用ロッドは?)

専用ロッド 90.5% 76.8% 59.9% 53.9% 42.0%
バスロッド 6.3% 8.5% 24.7% 23.1% 29.0%
トラウトロッド 1.1% 4.9% 11.3% 11.5% 16.1%
その他 2.1% 9.8% 4.1% 11.5% 12.9%
(青字は第1回、赤字は第2回、緑字は第3回、紫字は第4回のデータ)


典型的なメバル専用ロッドでの釣果

 ごらんのように専用ロッドの比率は年々増加し、今回はついに9割以上の参加者が専用ロッドを使用しています。昨年、サスペンドシンカーをフルキャストするためにシーバスロッドやエギングロッドを使用した参加者もいましたが、今年はほとんど見られませんでした。専用ロッドの進化も年々とどまるところを知りません。チューブラートップ、ソリッドトップに始まった専用ロッドのバリエーションも、最近は大型向けパワーモデル、PE専用セッティングが見られるようになりました。月下美人エアライツのようにPEライン使用に特化したモデルも追加発売されています。つまり、他のジャンルのロッドを使用する必要性がほとんどなくなった、と言えますね。
 人気のロッド銘柄ですが、圧倒的に多数派を占めたのがダイワ・月下美人シリーズです。タックル全て月下美人で揃える参加者もいました。やはり業界唯一のメバル専用総合ブランドという安定感が人気を集めているのだと思います。月下美人でも最高級の実勢価格4万円台のエクストリーム、2万円台のソルティストシリーズが特に使用者が多いです。次に人気が高かったのがブリーデン・グラマーロックフィッシュシリーズ。近年エギングとロックフィッシュに的を絞った商品展開で、アパレルの人気も高いメーカーです。昨年のレオンモデル、そして今年リリースされたTXシリーズの使用者が多かったです。やや上級者向けのセッティングですが、その性能を使いこなすレベルのアングラーも多いのでしょう。同じく目立ったのはオリムピック・フィネッツァシリーズ。高品質ながら価格を抑えた商品展開が人気を集めています。その他目立つところでは、メジャークラフト・クロステージ、テンリュウ・ルナキアが見られました。クロステージは実勢価格1万円を切りながら奇をてらわない基本的な要素を詰め込んだロッドで、ビギナー、ベテラン問わず人気があります。ルナキアは、他社には見られない9f以上のロングブランクが上級者には受けているようです。そのほか、根魚権蔵シリーズなど低価格帯のロッドも相変わらず使用者が多いですから、今回もベテラン、ビギナーが経験問わず集まったということでしょうね。

 

メバルロッドの基準がハッキリする(使用ロッドの長さは?)
(第2回より調査)

6フィート未満 1.8% 4.9% 2.1% 4.5%
6〜6.6フィート未満 5.4% 11.1% 18.6% 32.8%
6.6〜7フィート未満 11.6% 23.5% 18.6% 20.9%
7〜7.6フィート未満 39.3% 23.5% 31.5% 20.9%
7.6フィート以上 41.9% 37.0% 29.2% 20.9%
(赤字は第2回、緑字は第3回、紫字は第4回のデータ。小数点以下は、インチ表示)


8フィートロッドで釣った良型

 7フィート以上が8割を占め、さらに7フィート6インチ以上がその半分以上を占めました。第1回大会当時は6フィート台が主流だったメバル釣りも、7フィート以上が確実に主流の座に収まっています。遠投、磯やテトラなど足場の悪いポイントで大型を狙う、などアングラーのスタイルの変化から、専用ロッドに求める性能も確実に厳しくなっているということでしょう。各社のロッドが高機能化してくる中で、この統計を見る限り一番扱いやすい長さは7フィート6インチ前後ということになります。今大会最長のロッドは、やはり弓削師匠の10フィート6インチですが、これほどまででなくとも9フィート台を使いこなす参加者は数名いました。

PEラインが台頭(使用ライン材質は?)
(第2回より調査)

フロロカーボン 46.0% 45.7% 47.3% 65.2%
ナイロン 28.7% 38.3% 47.3% 34.8%
PE 25.3% 16.0% 5.4% -
(赤字は第2回、緑字は第3回、紫字は第4回のデータ)


左からナイロン、フロロカーボン、PE

 感度と強度に優れるフロロカーボンは、やはりメバル釣りの主流です。軽量リグを扱う釣りにはフロロカーボンの比重が高い特性が生きる場面が多いからでしょう。しかし、今回は大きな変化が見られました。専用ロッドのところでも少し触れましたように、PEラインがナイロンラインとほぼ同じ数字になっています。サスペンドシンカーを使用したリグなど遠投する釣りが定着してきたことから、伸びがない特性を持つPEのメリットが注目されるようになったということでしょう。また、メバル釣りのアングラーはエギングを楽しむ人も多いようです。近年入門してきた人にとっては、エギングには極細PEラインを使用するということは当たり前のことでしょうから、メバルにもPEの使用はさほど違和感はないでしょう。重量のあるサスペンドシンカーやハードルアーを遠投する釣りですから、意外とライントラブルは心配なさそうです。第1回大会ではルアーをなくすのがイヤだ、という理由だけ(笑)でただ一人使われていたPEラインでの釣りも4年を経てメバル釣りを楽しむバリエーションの一つに成長しました。

定番3ポンド以外の強力も(使用ライン強力は?)

1lb以下  1lb  2lb  2.5lb  3lb 3.5lb  4lb 5lb  6lb  8lb 10lb以上
- - 19.3% 12.5% 38.2% 3.4% 15.9% 1.4% 3.4% 4.5% 1.4%
- 3.8% 11.2% 10.0% 48.9% 2.4% 15.0% - - 2.4% 6.3%
1.0% 3.0% 18.9% 13.6% 42.8% 1.0% 15.7% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0%
6.1% 6.1% 13.6% 9.1% 53.0% - 9.1% - 1.5% 1.5% -
4.3% 13.0% 17.4% 4.3% 30.7% - 13.0% - 8.7% - -
(青字は第1回、赤字は第2回、緑字は第3回、紫字は第4回のデータ  1.2lbは1lbへ、1.7lbは2lbへ含める)

 これまでの大会では多数派を占めていた3ポンドテストラインの割合がやや減ったことが分かります。その代わりに2ポンド、4ポンド、6ポンド、8ポンドが微増の傾向です。2ポンドは、より繊細さを追求するためにフロロカーボンを使用していた参加者が多かったです。4ポンド以上については、同じ直径なら直線強力が勝るPEを導入した参加者が増えたことに因ることと思われます。また、中にはナイロンラインもしくはフロロカーボンラインタックルとPEラインタックルの二刀流で競技した参加者もいました。使用リグによってラインからタックルセッティングを変えていくという考えでしょうね。PEラインの普及によって、アプローチの仕方はこれまで以上に多彩になりつつあると感じます。

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