リュウグウノツカイ展示室、1(Regalecus glesne Ascanius, 1772)

撮影日  1990年7月26日11時ころ
天気    快晴   波浪  無し  透視度10m  海水温26度
撮影場所  兵庫県美方郡浜坂町居組、通称穴見海岸
水深    3〜4m 
撮影機材  DIV レンズ付きフィルム用ハウジング +fujiレンズ付きフィルム(Noフラッシュ)
撮影者   M.kajinami
 

撮影者 梶並のコメント
この日は晴れてとても静かな状態でした。
メンバーは私と、お客さま3人の計4人でした。
その内カメラを持っていたのは3人です。
私は次のページの今井さんの写真に写っているようなビデオ+カメラをもって潜ってしました。
 通常のファンダイビングを終わってエキジット直前に今井氏がこの魚を発見、全員で囲むようにしながら撮影しました。
最初に見た時に私は次のように感じました「リュウグウノツカイによく似たのがいるもんだな〜」
「でもあれは深海魚だからこんな浅い場所にいるはずはないし・・・?」
「きっとリュウグウノツカイの近似種か何かだろう」と思って撮影を続けました。
私も初めて見ましたし、私の思っているリュウグウノツカイはもっと派手な色をして怖い表情をした魚でした。
魚類図鑑でも写真で紹介されているものはこれまでほとんど無くて、差し絵で紹介されていました。
私達が撮影した後に発行される魚類図鑑のリュウグウノツカイは実物にだいぶ近くなったような気がします。
ここでは紹介できませんが、ビデオ映像も5分ほど撮影しています。
このシーンは今現在もテレビに登場するので見た方も多いのではないでしょうか。
 テレビで放送して頂くのは大変嬉しいのですが、その番組の中で魚類学者の方達の解説で間違っている所が有ります。
それはこの魚が立ち泳ぎをするという説です。
私の目の前では一回も立ち泳ぎは見せていません。
動画の中で立ち泳ぎの用に見える箇所は、撮影者がしっぽを掴んだために苦しまぎれにもがいているところです。
水平に泳いでいるところを撮影していて、私が疲れてカメラが傾いてしまった為に画面に斜めに写ってしまいました。
その影像を見た学者さんが立ち泳ぎをしていると勘違いされたようです。
決して立ち泳ぎはしていません。水平に滑るように静かに泳ぐ魚です。水平に!
また、この魚を撮影した日より1週間ほど前に居組の定置網にほぼ同じ大きさのリュウグウノツカイがかかりました。
この個体は地元漁協から当時、香住水産高校で教鞭をとっておられた鈴木先生の所に保管されています。
私が撮影した個体もおそらく定置網にかかって上手く逃げたか、漁師さんに海に再び捨てられたかしたものと思います。
その為、背鰭が切れたり鱗がはがれているところがあり、かなり衰弱していました。
おそらく定置網で捕獲されたリュウグウノツカイと我々が撮影したリュウグウノツカイはつがいだったのではと考えられます。
また、昨年居組の近所の釜屋定置網にリュウグウノツカイがかかりました。
それから3週間後に居組で潜水漁業をしていた小林さんの目前を泳いで居たのが目撃されています。
この場所、兵庫県美方郡浜坂町居組はリュウグウノツカイに何か大きく関係が有るのではと思われます。
以上私の経験をもとに当時の状況などを話してみました。

テレビOnAir実績
NHK ローカルNEWS、91衝撃の影像を録った!、
フジテレビ タイム3(2回) 
日本テレビ ルックルックこんにちわ 
TBS ニュースの森  
毎日放送(関西のみ)
BBC (英国国営放送)1999/7 ディスカバリーチャンネル(BigTooth)
NHK1999/12/18 土曜特集.深海大冒険
関西テレビ 2001/5/ イカロスの翼
テレビ朝日 2001/6/不思議ドットテレビこれマジ!?
 
 

レーザーディスク
パイオニアLCD「深海生物」

水族館展示
兵庫県  神戸市立須磨海浜水族園
      浜坂町 マリンポーチ
福岡県  マリンワールド海の中道
大分県  マリンパレス       
新潟県  上越水族館     

魚類図鑑
朝日新聞社    週刊朝日百科 魚類5          
東海大出版会  日本産魚類生態大図鑑(今井氏の作品を掲載)