シラン(紫蘭)
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Last updated on 2001/05/07 


 我が家(兵庫県相生市)の紫蘭です。露地に無造作に咲いている様子は、ランらしくありませんが、よく見ると、なかなかの花です。ラン科の仲間では特につくりやすい種類だそうです。(2001年5月7日に写真を更新しました。)

(画像はクリックすると大きくなります。)

 地中浅くに、平たい球形の茎(偽球茎)を連ねています。これを晩夏から晩秋にかけて堀り上げ、蒸してから外皮をはいで陽乾させたものが生薬の白及(はくきゅう)です。肺結核の喀血や胃潰瘍の吐血などの止血に効果があります。またこの偽球茎は粘性があるので、名古屋地方では七宝細工の接着剤にも使われるそうです。

 私の場合、「シラン」と聞くと、花よりも先に、化学式 SiH4 の化学物質を思い浮かべます(化学技術者の職業病でしょう)。この物質は常温では気体で、空気と混じると自然発火するという、やっかいな性質があります。あちこちの半導体工場で、爆発や火災をひき起こしています。私はシランが実際に燃えているところを見たことはなく、炎は紫蘭のような紫色かな?などと想像しています。関西弁の、そんなもん「知らん」はイントネーションがちょっと違います。
 


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