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インターネット接続ガイド


目次

  1. コンピューター
  2. 電話回線
  3. プロバイダー
  4. 付録 - 私の場合




コンピューター

日本から使い慣れた物を持ってくるのが便利だが、バンコクでコンピューターを買うことも出来る。デスクトップもノートパソコンも、IBMやMACなどの最新機種を買う事ができ、値段は日本で買うのと同じぐらいである。また、マザーボードやCPUやハードディスクなどを買って自分でハイパフォーマンスマシンを組み立てる事もできる。FUJITSUやTOSHIBAのコンピューターも売っているが、SONYはまだディスプレイなどの周辺機器しか売っていないようである。

タイでもコンピューターとインターネットはブームなので、コンピューター関連の店は数多く存在する。Pantip Plaza というショッピングモールがバンコクのコンピューターフリークのメッカで、1階から5階までコンピューター関連の店舗で占められている。ここはまた、ビデオCDや各種ソフトウェアの海賊版を安く売っている場所でもある。http://www.pantip.com/ ではかなりディープなコンピューター関連の情報が飛び交っているようだが、私はタイ語が読めないのでちんぷんかんぷんである。


電話回線

これは、住む場所に電話回線が引いてあるかどうかがポイントになる。新規に電話回線を引くのは以前に比べて簡単・迅速になったものの、今でも地区によってはなかなか新規の電話回線が引けない所がある。タイの市内通話料金は1回3Bで時間無制限なので、長時間のアクセスでも電話代は気にならない。ただし、コンドミニアムの内線から接続する場合には、サービスチャージがかかって割高になる事がある。ちなみに電話線は日本と同じRJ11というモジュラージャックが壁についている事が多いので、コンピューターとの接続も簡単である。

ホテルから接続する場合には、電話回線がモジュラージャックになっている事と、外線がオペレーターを経由しないでかけられる事がポイントになる。

  1. 新しいホテルでは客室の電話回線はだいたいがモジュラージャックになっているが、ホテルによっては古い形式のプラグを使っていたり、壁から出た電話線が電話機に直結されていて外せない場合もある。そういった場合、一流ホテルならばフロントにリクエストすると、技術者がやってきてその場でRJ11に付け替えてくれる事もある。
  2. また、普通はダイアル9で外線につながるのだが、ホテルによってはオペレーターを通さないと外線につながらない事がある。Microsoft Windows には、「オペレータ経由または手動呼び出し」というオプション設定が用意されているが、電話線→コンピューター→電話機 と、電話機を直列につなぐ事ができないノートパソコンでオペレーターの問題をクリアする方法は、私にはわからなかった。


バンコクの大きなホテルならばこの二つの条件はだいたいクリアしているが、旅行でバンコクを離れるとインターネットに接続できるホテルを見つけられる確率は五分五分である。また、ホテルの電話料金は体系がまちまちなので、あらかじめフロントで確かめておかないと宿泊料金を上回る通話料金を請求されることがある。

また、大きなホテルだとビジネスセンターという部屋があり、宿泊者でなくてもここのコンピューターを借りてインターネットにアクセスする事ができるし、自分のノートパソコンを持ちこんで電話回線だけ借りる事もできる。

携帯電話を使った mobile computing をする事も可能である。これについては私は使った経験が無いので、コメントは差し控える。

タイでもTOTがISDNを始めた。日本と同じ64kbps+64kbps+16kbpsである。ただし、現在のところ限られたエリアだけのサービスである。私はISDNは使った事が無いので、コメントは差し控える。


プロバイダー

ここ1、2年でプロバイダーの数がずいぶんと増えた。しかしインターネット利用者の数はそれ以上に急増しているので、夜間のプライムアワーに接続すると接続速度が低下して、コストパフォーマンスが悪い事この上ない。

プロバイダーの大手としては、LoxinfoInternet ThailandCS InternetCybernet などがある。こういう大手のプロバイダーはタイの各地方にアクセスポイントを持っているので、旅行中にホテルからアクセスするのに便利である。

小規模なプロバイダーも数多く、これらはバンコク以外にアクセスポイントを持っていないケースが多いが、バンコクで使う分にはハンディキャップにはならない。接続速度に関しては、大手プロバイダーが勝っているとは限らないので、小規模プロバイダーの利用も十分考慮に値する。

なお、Thailand Internet Users Group ではプロバイダー選択のための最新情報を提供している。

タイのプロバイダーは、15時間とか20時間とかアクセスできるキットを書店やデパートのコンピューター売場で販売している。キットは大きなものだと解説書とCD−ROMが箱に入っており、小さなものだとログインするための各種情報を印刷したカードだけがパッケージに入って売られている。

いずれのプロバイダーも気に入ったらレギュラーメンバーになる事ができるので、まずは各プロバイダーのアクセスキットをいろいろと試してみるのが良い。レギュラーメンバーになるためには、パスポートのコピーの提出を求められるのが普通である。

各プロバイダーでは、毎月一定額の基本料金+オーバーチャージ という従来型のメンバーシップに加えて、debit member という新しいタイプのメンバーシップを用意している。これは50時間とか100時間とか、一定のアクセス時間をあらかじめ購入しておくと、それを使い切るまで毎月の基本料金がかからないというものである。ただし、購入時から半年なり1年なりの間に使い切らないと無効になるという規定がある。このサービスは、アクセス時間を使い切ってそのまま放置しておくとしばらくしてアカウントが抹消されるので、従来のレギュラーメンバーとは違ってそれ以上の課金は生じないし、退会届を出す手間もはぶける。アクセス時間を使い切った時に新たにアクセス時間を購入すると、同じアカウントを保持する事ができるでの、メールアドレスやホームページアドレスを継続する事ができる。



付録 - 私の場合

97年の春に2週間ほどバンコクに来た時に、NEC Mobile Gear を持参しました。日本にいる時に Loxinfo というタイのプロバイダーの NetAccess という10時間だけの利用権をオンラインで購入しておいたので、バンコクのホテルからインターネットに接続する事ができました。ただし、NetAccess は基本的に UNIX のシェルにログインしてから ppp というプログラムを使わないとTCP/IP接続できないので、ログインスクリプトを扱えない Mobile Gear MK12 ではTCP/IP接続はできませんでした。幸い日本ではリムネットという、やはり UNIX のシェルを開放しているプロバイダーを使っていたので、Loxinfo からリムネットに telnet で入ってメールの読み書きをする事はできました。

97年の夏には、2ヶ月ほどバンコクに滞在しました。その時は気張って、日本から IBM APTIVA 750 というデスクトップパソコンと15インチのモニターを持ってきました。TOKYU HANDS で5000円で買った頑丈なプラスチックボックスに本体とモニターを収めて運びましたが、それだけで25kgぐらいになりました。インターネットへのアクセスは、初めは春に買っておいた NetAccess の残り時間を使ってTCP/IP接続していましたが、まもなく Loxinfo の Webkit を買ってレギュラーメンバーになり、毎日ヘビーに使うようになりました。日本に帰るときには荷物が増えたので、モニターはバンコクの友人にあげて本体だけを持ちかえりました。

98年の9月に、SONY VAIO 803 と共にバンコクにやって来ました。VAIO のACアダプターは 100 - 240V に対応するユニバーサルアダプターなので、そのままコンセントに差し込めて便利です。1年半前に買った NetAccess がまだ使えたのにはびっくりしましたが、それもまもなく時間切れとなったので、まず Asianet の15時間キットを買い、それが切れたら Loxinfo の Webkit 30 を買いました。Loxinfo は去年に比べて接続がスローになっていました。この1年の間に利用者が急増したせいだと思います。その後、Loxinfo のレギュラーメンバーになりそこねたので、CS Internet の Starter Kit 15 を買いました。最近では、CyberNet Kitを買ったり、久しぶりに NetAccess を買ってその使い心地の悪さに驚愕したりしています。


(上記の原稿は1999年のものです)


追補 2001.5

今や自信を持ってお勧めできるプロバイダーは存在しません。Loxinfo も CS Internet も、利用者増のために接続が不安定です。まあ、接続料金は安くなってきたんですが。