河口湖

すっかり僕たちのホームグランドとなってしまった山梨県にある富士五湖のひとつ、河口湖。数年前から日本では珍しくブラックバスの養殖、そして放流を開始して屈強のバスポンドとなりました。これも一日1,000〜1,500円の遊漁料があったればこそですが(笑)おかげでかなり誰でもバスが釣れるようになりました。

「え〜?でも全然釣れないよ〜?どうなってんの」

と言う方もいらっしゃるでしょう。いくら河口湖といえど、適当に投げていれば釣れるというものでもありません。他のフィールド同様季節、時間、天気や気温、水温、プレッシャーなど、様々な要素はつかんでおかないと釣れる魚も釣れません。それでも、ここならある程度の状況さえつかめばばっちり釣れます!

 ということで、このコーナーでは、河口湖で一匹を釣るためのノウハウを僕たちのやり方で紹介します。まだはじめたばかりでよく分からない人のために。きっと僕たちの方法よりも効果的な方法があると思いますが、釣りはとにかくまず1匹を釣ることが大切です。現にぼくらはこの方法で毎回GETできているので、きっと大丈夫でしょう!・・・多分。

ちなみに、河口湖は夜明けから日没までしか釣りはできません。

春の朝

 河口湖は富士山のふもとということもあり、春は遅くやってきます。普通4月ごろには暖かくなり始め、それに伴い水温もだんだん上がってきます。そして水温が12〜14度を越えるとスポーニング(産卵)が始まります。ところが河口湖は春が遅めなので、一般的な湖よりは半月ほどはスケジュールが遅れます。実際春先に湖に行ってもまだまだ寒さが残ります。お出かけの際は普段よりも一枚以上着込んだほうがいいですよ。

 ねらい目は4月の中旬以降。スポーニングを意識し始めたバスは、まず産卵に向けて、そして冬を耐えて衰えた体力を取り戻すためにえさとなる小魚を追い始めます。朝シャロウな場所でライズ、ボイルが目に付けばバスは動き始めていることが分かります。

 このころは、バスはもちろん体力回復のために小魚を追うので、ここではナチュラルに責めるのがいいでしょう。1年のうちでバスの活性が一番高い時期でもあるので、ミノーなどのハードプラグで引きまくります。食ってこなければさっさと移動しましょう。朝なんでトップウォーターを投げてみる価値もあります。色はナチュラルにしつつ、動きはアピールにして、自分のルアーを魚に見てもらうのが大切ですね。一般的に「朝まづめ」と言われる時間帯はけして長くありません。周りが明るくなり始めてから太陽ができるまでの間のことを言います。この時間帯に魚はえさを食べる時間帯といわれ、魚釣りでは非常に大切にされるセオリーとなっています。一日は始まったばかり、この先のためにもここで一発GETしておきましょう。

 ハードルアーで反応がない場合、さっさとソフトルアーにしましょう。簡単なところでグラブをノーシンカーで。フックはオフセットの1/0で。色はグリーン系でいいでしょう。周りに人がいなければ自分の立っているところを中心に岸際から180度引きまくります。さらに一箇所につき一投目は着水後すぐに巻き始めワームが水面をテロテロする、いわゆる「グラビン・バズ」を。次は軽くトゥウィッチして、されでもだめなら今度はゆっくり、ゆっくりと。

 ところで、ノーシンカーのワームをどれくらい飛ばせますか?目の前にしか飛ばないって人は、何かが間違っています。投げ方か、道具か。道具はスピニングで。最近よく見る光景があります。小さいお子さんに多いのですが、ベイトロッドにスピニングリールをつけてというのを。これは大間違いもいいところです。ベイトロッドはベイトリールをつけて投げるためのもので、さかさまの曲がりには弱いのです。最悪投げたときに折れます。ベイトリールで投げるのはかっこいいのですが、それで買ったはいいけどいざ投げてみるとバックラッシュばかり、仕方なくスピニングにするわけだけど、ロッドまで買うわけには行かず、同じようなものだからベイトロッドをさかさまに付ける。といったところでしょうか。道具に関しては「タックルうんぬん」に記述がありますのでご参照ください。

 もうひとつ、ロッドの持ち方が違う人もよく見かけます。リールよりも後ろの部分で持っている人がいますが、基本的にリールシートを人差し指と中指の間にはさむように持ちます。大きな支障はないですが、いかにもって感じがしてかっこ悪いので、やめましょう(笑)

春の昼

 だいぶ日も高くなってきて、朝ほどライズが見られなくなり、魚もこちらも一落ち着きしたころ。ご飯も食べてゆったり気分で春の陽気を楽しむなんて時間帯。バスもきっと同じ感じでいるんじゃないでしょうか。さて、昼間は朝方とはちがってちょっと落ち着いて釣りましょう。仕掛けは簡単なところではスプリット・ショット。できる人は常吉で。ワームはシャッド型かリーチ方。色は天気や水の色で変わりますが相変わらず緑、あるいは茶色系でたいていは大丈夫です。場所はやはりシャロウ。そしてウィードがらみです。バスは群れているときがあります。ここが見つかれば動かす必要はありません。投げて静めて糸を張るだけでアタリが来ます。ただし、サイズは小さいので、小バスいぢめになりますので(笑)

 まだ初めて間もない方で、ここまでですでにGETできてる人は、他のルアーではどうなのか試してみるのもいいでしょう。なんせ昼間は長いですし、釣れる方法は分かっているのですから、いろいろ他では食うのか、食わないのか試してみるといっそうバスつりが楽しくなります。

 僕たちは今でこそ朝からやり始めますが、それまでは昼過ぎからきて常吉オンリーで一日持ったりします。

春の夕方

 そろそろ日が傾きかけてくるころ、再びバスが小魚を追い始めます。この時間帯はやはり朝同様餌を追う時間です。朝まづめと同じく「夕まづめ」という言葉もあるくらいです。チャンスです。条件は朝と同様なので同じ責め方でいけます。一日の最後のチャンス、気持ちよく帰路につきましょう♪

 浅瀬で岸と並行気味にシャッド型のワームをつけた常吉をややゆっくり目にズル引きする方法が大当たりするときがあります。一度お試しあれ。


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