TOYAさんのヴィッツを1ヶ月ってのは?

〜しかもエアロだし・・・編〜

 「っという訳で、今回のお題は「パルト仕様のヴィッツ」(?)なのです。
 なぜ、ヴィッツしかもパルト仕様(?)っと思われるかもしれませんが、 私にもよく分かりません。
 突然、電話で「エアロ仕様のヴィッツ、キットの出来はあまり良くないのですが、 
 素組みで良いので、納期1ヶ月ちょいで、...」 などと、お願いされてしまったのであります。 
 翌日、送り込まれてきたキットを見てびっくり!
 マフラーがバンパーと一体になっているキットって 1/24では初めて見た様な気がする。 
 全体的にボディを眺めてみるとモールドもスジ彫りもだるだる... 
 おわぁ!ボディサイドにでっかいデカール貼るのか!これってやっぱりクリアーコートだよな〜 
 エアロパーツはプラパーツでボディにかぶせる構造になっている。(やばっ!)
 なんか、いや〜な気分で仮組みを行なってみると案の定!!!
 ぜんぜんエアロパーツがフィッテイングしないじゃ〜ん!!! 
 しかも、フロントリップの先端がバンパーの先端より5mmも飛び出して出っ歯状態!! 
 これって実車は面一になっているんだろうな〜、これじゃ〜ヤンキー車だよ。 
 んで、仮組みしてみた結果、「素組み自体が不可能」っといった衝撃的な事実が判明!!
 しかし、こんな状態で1ヶ月で完成するのであろうか???? っといった訳で
 怒涛の1ヶ月モデリングのはじまり!はじまり! 
 TOYAさんはほんとにヴィッツを素組みできるのか?納期は間に合うのか??はこの後のHPをお楽しみにってことで。
 今回も、途中写真満載でお届けします。 (当初は、イスカンダルまで1年で往復できるか??って気分でした。)
   
 (こう言った、切羽詰った時に限ってこういう事を始めてしまうのは私だけでは無いと思うっす!) 
   

・とりあえず、仮組みして作戦を立てるの巻

 まずは一番気になっているエアロパーツをどうするか? 
 完全にプラの厚み分出っ張っているんだもんな〜 
 裏側から削り込んでいったらパーツがなくなっちまうよな〜。 って訳で
 ボディ側のパーツをエアロパーツの形状に合わせてカットして 強引にエアロパーツを接着、
 パテとやすりで形状修正することにしました。
 あれっ!サイドシルのエアロパーツの形状が箱の写真と全然違うじゃ〜ん! っと思ったら
 「実車とは多少異なります」っと箱に注意書き、あ〜ぁ、そういう事なのね。
 ガラス関係のクリアーパーツにも金型成形時のやすり跡がはっきり!
 あ〜あ、これは砥ぎ直しだね、まぁ最初からそのつもりだったからいいけどさ!
  
 フロントのグリルパーツは丸い穴が無数に開いているはずなのに、 位置決め用のくぼみみたいのがあるだけ!
 これって、確信犯的にピンバイスで開けろって事っすか?フジミさん!! 
 とりあえず、早めにボディ塗装を終わらして乾燥期間を確保しないと、 
 デカールのクリアーコートが出来なくなってしまいそうなので、とり急ぎ作業開始!! 

 

・とにかく手を動かすっす!の巻

 とりあえず、作業を進めないと!ってんで、 エアロパーツを接着する! 
 ボディ側をカットしても、フロントリップがバンパーより3mm程度出っ張っているので、 
 とりあえず、適当な位置に接着して、あとはパテで修正してやる事にしました。 
 サイドシルはポリパテを盛る時にメンタムではがせる様にしておいて、 
 ある程度までフィッティングを修正してから接着。 
 とりあえず、エアロ仕様にはなったものの、良く見ると形状が違っている。 
 ここも「実車とは異なる...」っすか?フジミさん! 
 とりあえず、やすりと400番のペーパーで左右対称に気を付けながらエアロの形状を修正。 
 修正しては、サフ吹きし乾燥させては、また、修正という作業が延々と続く毎日です。 
 箱の写真ではライトレンズの上に最近はやりのクマドリみたいのがあるのですが、 
 どうみてもパーツが見当たらない... 
 インストを読んでいくと、な〜んだ、デカールなんじゃん!!(って!いいかげんにしろよ!フジミ) 
 仕方が無いので、クマドリもパテで製作しておきました。 
 
 結局、満足っとまでは行かないまでも、何とか納得できる形状になるまで1週間を費やすことに。 
 残り1ヶ月!完全にやばそうなので、ここで塗装に入る事に決定!!! 
 (この時はOKだった筈なのにサフの乾燥に伴い、キズが再浮上してくるとは...グスッ) 
 良い子のみなさんはサフの乾燥には十分に時間を取ってくださいね。 
 

 

・間に合わないので塗装に移るっすの巻

 ボディ色はなんでも良いとは言われたものの、箱の写真がシルバーだったので、 
 やっぱりシルバーにするのが人の道ってものでしょう。 
 あ〜ぁ、シルバーってのはソリッドに比べて、ほこりのリペアがしんどいんだよな。  
 クリアー塗装時にほこりが乗ったら完全にアウトだよ。 
 などと愚痴を言っても始まらないので、シルバーで決定! 
 最近のモデラーズのクリアーってリターダー成分が多くなっているのか、 
 乾燥にみょうに時間が掛かるので、今回はグンゼかタミヤの塗料を使いたいな〜などと 
 思いながら模型屋でそれらしい色を数色買ってきて、試し吹きをしたのですが、 
 やっぱり、一番気に入ったのはモデラーズ! 
 どんどん、深みにはまっているんじゃない?もしかして? 
 
 とりあえず、シルバーを塗装して、1晩ほど乾燥させてからクリアーを軽く吹いておきます。 
 その後、3日間乾燥させてからデカール貼って、更にクリアーを厚吹きして5日乾燥で研ぎ出しすることにしました。
 (なにせ時間が無いもんで) 
 この時点で2週間が経過しており、のこり3週間位!かなりやばいっす!! 

 

・クリアーパーツも研ぎ出しするんで早めに作っておくっす!の巻

 表面がちっともきらきらしないクリアーパーツは表、裏共に1500番のペーパーで表面を修正。 
 今回は、最近はやりの「UVカットグリーンガラス」ってのを再現してみたいと思っていたので、 
 マイカラー(R)を調色! クリアーにクリアーブルー、クリアーイエロー、スモークを少しずつ混ぜて作っています。 
 これをパーツの表面から塗装してとりあえず乾燥! 
 ここで思ったのですが、雑誌なんかで良く書いてある何を何%って 
 ライターさんたちはどうやって測っているのでしょうか?ねぇ。 
 箱の写真ではリヤの3枚のガラスはスモークがかかっているみたいだったので、 
 裏から「スモーク(R)」を吹いてやります。 
 これで、リヤ廻りの内装は手抜き出来るってもんです。(製作期間短縮っす!?) 
 ガラス廻りのデカールもこの時に貼っておき、最後にクリアーコート(R)してから、 
 乾燥させ、表面全体を研ぎ出ししていくことにしました。 
   

 

・乾燥期間中に内装を仕上げて、時間短縮っす!の巻

 乾燥させている間に内装を仕上げてやれば、製作時間を短縮できるはずなので、 
 ここらで内装部品を仮組みしてやります。 
 「どうせ、箱車ですから、内装は適当でいいですよ」っと言われていたのですが、 
 これがまた、良く見えるんだな〜これが! まず気になったのは、ダッシュボードのスジ彫りがガタガタ! 
 そんでもってバスタブパーツのサイドのモールドが全然だめ! あ〜ぁ、まじで終わんないよ〜!! 
 ちょっと不機嫌になりながらスジ彫りを彫り直し、 フロントのドアの内ばり部分をパスタブから切り離す。 
 ポリパテで内側のモールドを作り直して、 グンゼの曲線定規を多用してスジ彫りの嵐!! 
 でも、なかなか均一な太さにならないんだよな〜、プラとパテの所にスジ彫りするのって... 
 んでもって、ここでも、修正してはサフ吹きし乾燥させては、 また修正という作業が延々と続く日々となってしまいました。 
   
 ここまできて、あと残りが2週間!もう研ぎ出ししないと間に合わないっす!!! 

 

・研ぎ出ししないと間に合わないのに内装を仕上げる!!の巻

 おっと、気が付けば5日間の塗装期間も経過してしまい、 研ぎ出しに入らねばならない時期になっておりますが、 
 ここで、やめる訳にもいかずに、内装の塗装&仕上げに取り掛かるっす! 
   
 とりあえず、基本となるマイカラーは4色! 
 「ちょっと黒いダークグレー(A)」(これはかなり使える色でおすすめ色っす)
 「ダークグレー(A)」←これは市販の色でした。 
 「ダークグレーとライトグレーの合いの子(A)」 
 「ちょっと黒いライトグレー(A)」 
 調色が終わったら、とりあえず、マスキングのあらし!!! 
 タツノコヒーローばりにマスキング!マスキング!(かなり壊れてきてますか?) 
 塗装の基本で明るい色から順番に塗ってやれば問題なしっす! 
 そんでもって、デカール貼って、エナメル系のブラックやらグレーやらで 
 スミ流し&スミ入れ&ドライブラシで完成!!
 
  っていうのでは、あんまりにも普通過ぎるってんで、 
 今回は小手先のテクを2つばかり... 1つはシートベルト用のフック(かちゃ!ってヤツ)をスクラッチ! 
 スクラッチというと難しそうですが、ランナーのパーツ番号が書いてある部分を ニッパーでカットし、
 やすりで修正したものに薄いプラ板を接着、ダークグレーに塗装した後で
 赤いジャンクデカールを四角に切った物を貼っただけ... ねっ!お手軽でしょ!
 しかも効果はかなり高いと思いますよ。 
   
 2つめは、実車のオプションカタログを見てたら、 
 オプションのフロアカーペットの写真があったので、(しかも柄は白と黒のみ) 
 ラッキーってんで、早速、昔懐かしいワープロ(スキャナーと熱転写P付き)でスキャニング! 
 モデラーズのホワイトデカールにプリントアウト! あとは、現物合せでカットして、
 キットのフロア部(足を置くとこね!)に貼り込み!! う〜む!らぶり〜な感じ、
 なんかドールハウスでもやってるみたいで、 ちょっと、恥ずかしい感じですが、
 これまた、お手軽&効果絶大なのでお試しください!! 
   
 ちょっと前のワープロってスキャナーとか熱転写プリンターとか付いてて 
 中古屋さんでは2〜3万位で売ってます。 
 なにも、最近流行のパソコンが無くったって自作デカールって簡単に出来ます。 
 (お金がなくったって何とかしてしまうのがモデラー魂ってもんだと思う!!) 
 そんでもって、シャシーはブレーキとマフラー以外をどんどん組んで接着したあとで、 
 ダークグレー(R)を一気に吹き付けて出来あがりっす! 
   
 見えない所は、な〜んにもしない! 「見える所、重視!」は私の身上なのでありました。
 

・もう研ぎ出しっすか?の巻

 決して十分とは思えない乾燥期間ではありますが、なにせ納期が迫ってきているので、 
 やむなく、研ぎ出しすることにします。 
 これといって、目新しい事をする訳でもなく、ただ、淡々と研ぎ出しを行なう。 
 ともあれ、研ぎ出しは完了したのですが、乾燥期間が短かったので、 
 次にマスキングを行なうの時にテープの跡がバリバリに残ってしまいそうで... っと、
 どきどきしながらマスキングして、窓枠のところに マイカラーの「ちょっと黒めのダークグレー(A)」を塗装! 
 マスキングをはがしてみると、あれっ?、大丈夫じゃん!! 
 ここしばらくの30度を超す暑さのおかげか?ちゃんと乾燥できてるじゃ〜ん!! 
 大ラッキー!!!これなら、なんとか間に合あせる事が出来そうってんで、 
 俄然、やる気を出して作業を進める事にします!! 
 フロントライトのレンズ以外の所は「ダークシルバー(A)」と「ガンメタル(A)」を混ぜた色で塗装、 
 ライトレンズのメッキパーツはフィッティングを合わせる為に削った所を 
 「チタンシルバー(E)」でリペアして接着、ウインカーのレンズが省略されているみたいなので、 
 キッチン用アルミシールで一応、再現しておきます。 
 その後で、「クリアーオレンジ(E)」で奥の方にウインカーバルブがあるみたいに塗装します。 
 (けっこう、加減がむずかしいっす!) 
 リヤコンビランプはレンズ面を絶版のグンゼのアルミシールを張り込んでおきました。 
 グンゼのアルミシートとはかれこれ10年位前に発売していたもので、 
 モデラーズの物より厚く、キッチン用より薄いというもので、モデラーズより曲面になじみ易く、 
 金属の質感もモデラーズとキッチン用の中間位といったシロモノです。 
 個人的には絶版になった時にドカ買いしてあるのですが、 
 是非とも再販して貰いたいものです。(グンゼさん!おねがい!) 
 リアもウインカーバルブの再現をして、ボディパーツとしては完成っす!! 
 
 うおっ!あと、4日しかない...う〜む...
 

・ちゃきちゃきっと小物を作るの巻

 ボディは出来ても、それに付けていく小物パーツがじぇんじぇんできてましぇ〜ん! 
 などと開き直っても作業は進まないので、手を動かしていきます。 
 (きつそうな事ばっかり書いていますがこれ位の緊張感があった方が完成が早いってもんです。) 
 まずは、フロントのエンブレム! ここはキットではデカールのみの再現となっていましたので、 
 0. 5mmのプラ板でこんもりしたパーツを削り出してからデカールを貼り、 
 クリアーでコートし、研ぎ出してあります。 デカールのみのと比較してリアル感がちがうでしょ??? 
   
 そんでもって、ウオッシャー用の噴射口も不要パーツを使って再現!
 いつもはプラ板から削り出していたけど、今回は不要パーツのおかげで助かりました。 
 これって輸出用のヴィッツ(ヤリス)用のパーツだって知ってた?(なんで輸出用は2個?) 
 リヤのトヨタのCIマークは丁度良いエッチングパーツが見つからなかったので 
 ボディパーツから「秘技モールド削取り」にて採取し、 
 最近、お気に入りのチタンシルバー(E)に塗装してみました。 
 トランクの鍵穴がある部分も「秘技モールド削取り」にて採取!塗装しておきます。 
 それでもって、フロントインテークのメッシュを作って、 ドアミラーのミラー面をウェーブのに交換して、 
   
 ワイパーをモデラーズのエッチングとキットのパーツを2個いちで再現して、 
   
 きっとのままでは太すぎるアンテナをφ0.3の真鍮線で作り直して...  
   
 っと思い付くままにディティールアップしてやりましょう!!! 
 最初から気になっていたフロントのグリルパーツですが、
 仕方が無いので φ0.7のドリルで全ての穴を開口しておきました。 
   
 これって持ち上げるだけで折れてしまいそうな、大変な事になってしまいますので、 
 試される方はくれぐれも慎重に!!(実は一度、折ってしまいました。) 
 あと、フロントのブレーキはキャリパーが付いてないみたいだったので、追加してあります。
    

 

・今頃になってこんなことに!の巻

 いよいよ、大詰めになってきたので、とりあえず、ボディとシャシーと内装を仮組みしてみます。 
 最初から分かっていた事ですが、ボディパーツの前後を切り飛ばしてしまったので、 
 シャシーが止まらなくなってしまっているのです。 
 仕方が無いので、サイドシルの裏側にプラ板で位置決めを作り直してやりますが、 
 この時にタイヤとタイヤハウスのクリアランスも確認しておかないと... 
 あれっ!箱の写真は結構ぺたぺたなのに!!(またしても実車と違う所発見っす!) 
 この期におよんで、タイヤの取付位置を1.5mmも変更することに! 
 軸部を彫刻刀の平刃で削り取り、位置決め後に再接着、強度を確保する為に 真鍮線を通しておきました。 
 (リューターが無くても彫刻刀が一式あればそれなりに凹部の加工は行なえます。)  
 それでもって、タイヤも仮組みしてやると... 
 うわっ!車高が高い!ハイリフトの車みたい! なんで、こうなってしまうのか???...
 あっ! タイヤの偏平率がぜんぜん違うじゃ〜ん、ホイールの径も違うし!!! 
 っと、原因が分かってもそう簡単には手を付けられないのがゴム部品なので、 
 しかたなく、ジャンクパーツの中から探してみる。 
 こんな小型車でしかも偏平率の小さな車なんで見た事ないしな〜などと 
 探していると、タミヤのロードスター用がぴったり!!わおっ! 
 まだ、若干、偏平率が高い様なのですが、ホイルの径も違っているみたいなので、 
 この辺で手を打つ事に! 車高も丁度良い感じになりました。 
   
 本当は最初にやっとけば楽だったんですが...ねっ! 

 

・納期は明日なので、組み立るの巻

 っという訳で、納期前日! ラッキーな事に会社は休み、
 (有休取った訳じゃなくてほんとに休みだったの) 
 朝から組み立てれば、夜には完成しそう!!(ほんとに良かった〜) 
 っという訳で、組立には時間が掛かっても2分硬化のエポキシ系を使います。 
 毎回、混ぜるのはしんどいけど、あせって瞬着使ってはみ出したり、白濁したりって事を 
 考えるととても恐くて瞬着は使えませんでした。 
 はみ出しの恐れの少ないナンバープレートなんかはラッカー系の接着剤でもOK!っすね。
   
      
 別に難しい話では無く、淡々と接着していけば、良い訳ですが、 
 さすがに、リヤのCIマークはびびりながらの作業になりました。 
 とはいってもエポキシ系がはみ出した場合は、綿棒にマディカル1を少量付けて 
 こすってやれば簡単にリペアできますので、安心といえば安心なのです。 
 とか言ってる内になんとか完成! すごい!ほんとに1ヶ月で完成させてしまった!

 

     [ とかいって1ヶ月でできた1/24 ヴィッツのエアロ 」

    

 

 

         [ 横から見るとこんな感じ・・・っす!]

 

 

 

             [ ついでに後ろからも・・・ ]

    

 

やればなんとかなるものですね〜! っと自分に感動しながらビールで祝杯...ぷぅ〜!う・ま・い! 
 ってんで、次は一体何をおっぱじめることやら... 
 まぁ、これからも暖かい目で見守ってやってくださいな。