ぐるぐる温泉3・ナポ譜日記





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*下に行くほど古い書きこみになります。



2002.11.16
■ナポ譜日記スペシャル・タワーを本気でやってみる





2002.11.07
■負け札回しは後回し

 ナポ軍圧勝譜ですが、まずはこの譜を見て下さい。


 a  b  c  d  e
1 ---- ▽11 ---- ★12 ----
2 ---- ▽12 ---- ★13 ----
3 ---- ▽13 ---- ★14 ----
4 ---- ---- ----

宣言:★14枚 副官:ジョーカー
あとひき:◇8 ▽5 ★7 
捨て札 :▽4 ▽5 ▽6 

  a連合 b連合 c副官 dナポ e連合 a b c d e
1★ ★Q  ★8  ★10 ★A◎ ★3  0 0 0 3 0
2▲ ▲4  ▲5  ▲10 ▲2◎ ▲8  0 0 0 4 0
3▲ ▲7  ▽7  ▲3  ▲A◎ ▲Q  0 0 0 6 0
4★ ◇2  ★2  ◇4  ★K◎ ▽J  0 0 0 8 0
5★ ◇6  ★9  ◇5  ★J◎ ◇3  0 0 0 9 0
6★ ◇Q  ▽3  ◇K  ★7◎ ◇9  0 0 0 11 0
7★ ◇7  ◇10 ▲6  ★6◎ ▽8  0 0 0 12 0
8★ ▽10 ▽2   jo◎ ★5  ▲J  0 0 3 11 0
9▽ ▽9  ▽K  ▽A◎ ◇8  ▽Q  0 0 6 11 0
0▲ ▲K  ◇J  ▲9  ★4◎ ◇A  0 0 6 14 0
結果:20枚でナポレオン軍の完全勝利

 このパターンは、とても良い配札が来たときにわりと良く起こるので覚えておくと役に立ちます。

 ポイントは、ナポdの◇8を回さず手元に残しておくこと。切り札を刈りきった後も遠慮なく切り札を回して巡を経過させます。
 8巡目、裏ジャックが出て副官cがジョーカーで取り、次の9巡目がナポd期待の巡。副官がAを回さなかったら仕方ありませんが、▽Aを回してくれて完全勝利となりました。

 こういう展開のとき良く見るミスが、切り札を刈るまでは良いのに、切り札を刈りきった6巡目あたりで◇8〜と出してしまうというものです。
 これだと副官が◇2を持っていた場合しか完全勝利になりません。本譜のように◇8を残した場合には、副官がどのスートでもいいからスート最強札を持っていれば完全になるのだから、どちらが確率が高いかは明らかでしょう。

 負け札をいつまでも手元に置いておくのが不安なのでしょうが、いま出したから安全に負けられるというわけではないです(むしろ、かえって危険です)。恐らく次の巡に主導権を取り返すので、裏ジャックがつぶしやすくなったわけでもありません。
 結局◇8〜はという手は何の役にも立っておらず、単に完全の可能性を消しただけになってしまいます。

 負け札回しは後回しにするのが基本です。今、回せば絶対負けます。後にすれば勝ち札に変わっているかもしれないのです。



 これを踏まえて、次の譜を見て下さい。


 a  b  c  d  e
1 ▲11 ---- ◇12 ▽12 ★13
2 ---- ---- ◇13 ▽13 ★14
3 ---- ---- ---- ----

宣言:★14枚 副官:ジョーカー
あとひき:??? ??? ???
捨て札 :◇5 ◇K ▽10

  a連合 b連合 c連合 d副官 eナポ a b c d e
1▽ ▽5  ▽3  ▽4  ▽7  ▽A◎ 0 0 0 0 3
2★ ★5  ★Q  ★8  ★7  ★2◎ 0 0 0 0 4
3▲ ▲2  ▲3  ▲10 ▲6  ▲A◎ 0 0 0 0 6
4★ ★6  ★9  ★K  ★3  ★J◎ 0 0 0 0 8
5★ ▽6  ◇A  ★A   jo◎ ★4  0 0 0 2 8
6▲ ◇4  ▲5  ◇6  ▲Q  ▲K◎ 0 0 0 2 10
7▲ ◇7  ▲9  ◇9  ◇3  ▲J◎ 0 0 0 2 11
8▲ ▽2  ▲8◎ ▽Q  ◇8  ▲7  0 1 0 2 11
9▽ ◇2  ▽K  ◇10 ▽8  ★10◎ 0 1 0 2 14
0▲ ◇Q  ▽9  ◇J  ▽J  ▲4◎ 0 1 0 2 17
結果:19枚でナポレオン軍の勝ち

 切り札を刈って、▲4を勝ち札に変えて大量絵札獲得。ナポeの構想が良かったですが、ちょっとしたミスをのために完全勝利を逃しています。

 8巡目・ナポeは▲7〜ではなく★10〜が正解。これなら完全になっていたかもしれません

 確かに、★10は最後の切り札。切り札を使いきってしまうと主導権を取り返せないので、9巡目と10巡目の両方負ける恐れがあります。切り札を1枚残してと白兵戦に行のは一つの定石です。

 しかし、ナポ軍は7巡目までですでに絵札を13枚獲得しています。★10自身が絵札で確実に勝てる札なので14枚目も絶対取れます。宣言枚数の14枚は確実に達成出来るのです。

 そうであればここで▲7〜と行く必要はありません。先に★10〜を回して、連合軍が▲8を落としてくれることに期待します。そうしてくれれば完全です。
 bの札を見ると、もし8巡目★10〜だったら▲8を落としていたのでは……?

(まあ、それ以前に6巡目・ナポeが▲4を出していれば良かったのだけど)



 ナポからの負け札回しは緊急避難的な意味が強く、通常は悪手になる場合が多いです。
 完全ペースの展開の場合や、負け札がうまく落とせて手札の大半の札が勝ち札になった場合、「副官指名札で取ってA回し」が期待出来る場合などは、負け札を回すのは損です。
 負け札回しは後回し。後になればなるほど勝ち札や勝ち巡に化ける可能性が高くなるのです。

 この手のミスは、本当によく見ます。
 負けるべき札を回して負けているだけなので損をしたという意識がなく、ミスしたことに気がつきにくいのではないでしょうか?

 思い当たる方は、切り札を刈りきったあとに回す札にちょっと注意して下さい。修正できれば、ナポでの勝率と完全勝利率が向上すること間違いなしです。




2002.10.26
■三たび、四役全持ちの副官指名について


 a  b  c  d  e
1 ▽11 ▽12 ★13 ---- ----
2 ---- ----

宣言:★13枚 副官:◇A
あとひき:★5 ▽6 ▽5 
捨て札 :◇8 ▽5 ▽6 

  a連合 b連合 cナポ d連合 e副官 a b c d e
1▲ ▲6  ▲3  ▲A◎ ▲5  ▲10  0 0 2 0 0
2★ ▲9  ★4  ★J◎ ★6  ★8  0 0 3 0 0
3★ ▲8  ★7  jo★◎★2  ★9  0 0 3 0 0
4★ ◇6  ◇5  ★A◎ ★K  ★Q  0 0 6 0 0
5★ ◇3  ▽4  ★10◎▽3  ▽8  0 0 7 0 0
6★ ▽2  ▽9  ★5◎ ▽7  ▲4  0 0 7 0 0
7▲ ▲Q  ▲2  ▲J◎ ◇4  ▲7  0 0 9 0 0
8▲ ▽J  ◇9  ▲K◎ ◇Q  ◇7  0 0 12 0 0
9★ ▽K  ▽10 ★3◎ ◇2  ◇J  0 0 15 0 0
0◇ ▽A  ◇K  ◇10 ▽Q  ◇A◎ 0 0 15 0 5
結果:20枚でナポレオン軍の完全勝利

 私がナポcで、相当良い配札での四役全持ち。
 以前に書いた通り「切り札ではないスートのA」を副官に指名して、なんの問題もなく完全勝利。

 ……に見えますがやはり一つ問題が。10巡目に◇2が確実に通らない?

 こうやって改めて見ると、やっぱり確実に通っています。単に連合軍が◇を残せばいいだけのこと。◇Aを副官にした以上、いずれ◇回しが来るのは確実だもの。
 通常終盤はセイム2は通らないというのは、目標のスートが定まらずそれぞれの残すスートがばらばらになるからそうなるのであって、目標のスートが定まっているのならいくら回すのを遅くしても関係ない。
 本譜は完全ペースでしかも宣言の低い試合だったから良かったけど、もっと際どい試合だったらしびれてただろうねえー。

 事前に◇を1回回しておけば良いのかもしれないが、jo◇〜以外ならその巡は負け巡になるし、そう毎回ジョーカーを切り札刈り以外のことに使う余裕がある訳でもなかろう。
 (副官を▲や裏スートのAにしても(マイティや裏ジャックで一回刈っておく意味)、マイティや裏ジャックを単なるスート刈りに使える余裕はそうそうない……という事情は同じ)

 これでは副官にAを指名しても、Aに勝たせることが出来ない。
 勝たせることが出来るとすれば「お願いA」で初巡に使わせてしまう手。少なくとも本譜はその方が良さそうだ(汗)。
 しかし四役持っているのに初巡を切れるかもしれないAで取りにいくのは、危ない橋を渡っているということです。
 「お願いA」をするくらいなら、使うのが2巡目以降で良いセイム2を副官に指名した方が優れているかもしれない。
 でもA自体が絵札というのは魅力的だし……。

 結局は状況によるとしか言いようがないですが、A指名が常に最善というわけではなく、場合によっては2を指名することを考慮する必要がありそうです。

 まあそれはそのスートに何も手がかりが無い場合の話であって、そのスートの2かKを持っていればやはりA指名が最善だろうけど。

 これは四役全持ちナポの副官A指名に対する連合軍の対策のヒントになっています。
 連合軍は副官指名札のスートは落としてはならない。最低1枚は残す。
 もう一つ。副官指名札のスートを回してはならない。序盤なら有効な場合もあるでしょうが、終盤になって回すのは確実に損です。そのスートが回されない限り、副官のAは勝ち札にはなり得ないのだから。



 必殺技を思いついた。

 例えば本譜の場合なら◇10を捨てて▽6を残す。
 「副官◇Aだから◇が回ってくるはずだ」とみんなが◇を残しているところへ、10巡目に悠然と▽6〜をスート最強で通そうという策略。

 策に溺れる可能性が高そうだが……。




2002.10.13
■ギャンブリング・ジョーカー請求

 ジョーカーの場所というのは意外と分からない場合が多いのです。
 場所が分からないのに無闇にジョーカー請求をしていると、待っているのは「同士打ち請求」という落とし穴。連合軍同士でジョーカー請求をしてしまいほくそ笑むナポ、ということになってしまいます。

 一般的にジョーカーはナポが持っているものという思い込みや警戒心のほうが強いので「連合軍は、ナポ軍ジョーカー持ちと確定できる場合以外は無闇にジョーカー請求をしてはいけない」というのがナポレオンの教えとなっています。

 「それは分かった。で、ジョーカー請求して良いの? 悪いの?」

 はい、確かにそれだけじゃ答えになっていないんですよね。実際困ることが多い。
 ナポ軍がジョーカー持ちと確定できる場合はいい。では確定できない場合はどうすればいいのか? 「賭け」でジョーカー請求していいのか、いけないのか。

 ナポがジョーカーを持っているならジョーカー請求を食らわせた方が良いに決まっている。しかし同士討ち請求になると痛い。
 この悩みは副官にもあります。せっかくジョーカー請求を持っているのに、しかも主導権は絶対取れるのにジョーカー請求しないのではみすみすチャンスを逃してしまう。しかし裏目に出るのも怖い。
 結局「賭け」としか言いようがないのですが、その賭けは分のいい賭けなのかどうか? とりあえず実例を3つ挙げてみます。




 a  b  c  d  e
1 ---- ▲11 ▽12 ---- ----
2 ---- ▲12 ▽13 ---- ----
3 ---- ---- 

宣言:▽13枚 副官:マイティ
あとひき:◇A ▲8 ◇2 
捨て札 :★6 ▲4 ▲7 

  a連合 b連合 cナポ d連合 e副官 a b c d e
1▽ ▽K◎ ▽3  ▽5  ▽9  ▽7  1 0 0 0 0
2★ ★2  ★4  ▲8  ★K  ★A◎ 1 0 0 0 2
3★ ★5   jo◎ ◇5  ★10 ★3  1 1 0 0 2
4▲ ▲3  ▲2  ◇6  ▲J  ▲A◎ 1 1 0 0 4
5▽ ▽4  ◇3  ▽8◎ ★9  ▽2  1 1 0 0 4
6◇ ◇Q◎ ◇4  ◇2  ◇8  ★7  2 1 0 0 4
7▲ ▲10 ▲K  ▽Q◎ ▲6  ▲Q  2 1 4 0 4
8▽ ▽6  ◇7  ▽J◎ ▲9  ▽10  2 1 6 0 4
9◇ ★8  ◇K  ◇A◎ ◇10 ★Q  2 1 10 0 4
0◇ ▲5  ★J  ◇J◎ ◇9  ▽A  2 1 13 0 4
結果:17枚でナポレオン軍の勝ち

 3巡目・副官eの賭け請求。
 この時点でナポcがジョーカー持ちではないという根拠は無いと思うのだが。ナポcはこの手札だとジョーカーがあっても初手▽5〜で、2巡目は▲8だと思うし。
 ナポcがジョーカーを持っていた場合のデメリットより、連合がジョーカーを持っていた場合のメリットの方が大きいという判断かもしれない。▽Aの存在が微妙に影響しているのかも?




 a  b  c  d  e
1 ---- ★11 ★12 ---- ▲12
2 ---- ---- ★13 ▽13 ▲13
3 ---- ---- ---- ▽14 ----
4 ---- ---- ----

宣言:▽14枚 副官:マイティ
あとひき:▽K ◇Q ▲A 
捨て札 :★10★K ▲10

  a連合 b連合 c連合 dナポ e連合 a b c d e
1▲ ▲4  ▲2  ▲5  ▲A◎ ▲3  0 0 0 4 0
2▲ ▲J  ▲K◎ ▲6  ▲8  ▲Q  0 3 0 4 0
3◇ ◇4  ◇3  ◇5  ◇K  ◇2◎ 0 3 0 4 1
4★ ★4   jo◎ ★6  ▲9  ★3  0 3 0 4 1
5★ ★2  ★5  ★8  ▽5◎ ★A  0 3 0 5 1
6▽ ▽Q  ▽8  ▽3  ▽J◎ ▽4  0 3 0 7 1
7▽ ★7  ▽9  ▽6  ▽K◎ ▽2  0 3 0 8 1
8◇ ◇7  ★J  ◇A  ◇J◎ ◇6  0 3 0 11 1
9▽ ◇8  ▽10 ▽7  ▽A◎ ▲7  0 3 0 13 1
0◇ ◇9  ★Q  ★9  ◇Q◎ ◇10  0 3 0 16 1
結果:16枚でナポレオン軍の一人勝ち

 初手から一人立ちを明らかにしての一人勝ち。

 4巡目・連合eの賭け請求失敗。
 しかも★の絵札をきれいに避けている。切り札刈りも◇A刈りも作られたようにぴったり決まって一人勝ち。

 この賭け請求は悪手だと思います。ナポdがジョーカーを持っていれば初手マイティから入る必要はない。初手jo▽〜で十分。▽2を持っているから初手▽回しを避けたとしても、それなら2巡目で必ず▽2〜としているはず(▲8〜も狙いの分からない手だけど。何でこうしたんだろう?(汗))。
 2巡目に切り札2〜を回してくるかどうかはナポがジョーカーを持っているかどうかの手がかりになります。





 a  b  c  d  e
1 ★11 ▲11 ◇12 ---- ----
2 ▽12 ▲12 ◇13 ---- ----
3 ---- ----

宣言:◇13枚 副官:マイティ
あとひき:??? ??? ???
捨て札 :★J ▽9 ▲4 

  a連合 b連合 cナポ d副官 e連合 a b c d e
1▲ ▲J  ▲3  ▲7  ▲A◎ ▲8  0 0 0 3 0
2★ ★10  jo◎ ★5  ★3  ★Q  0 2 0 3 0
3▽ ▽J◎ ▽2  ▽5  ▽7  ▽Q  2 2 0 3 0
4★ ★2  ◇10 ◇J◎ ★6  ★K  2 2 3 3 0
5◇ ◇Q◎ ◇2  ◇4  ★8  ◇8  3 2 3 3 0
6★ ★4  ◇3  ◇5◎ ★9  ★A  3 2 4 3 0
7◇ ◇K  ◇6  ◇A◎ ▲Q  ▽3  3 2 7 3 0
8◇ ★7  ▲9  ◇9◎ ▲5  ▽8  3 2 7 3 0
9◇ ▽4  ▽6  ◇7◎ ▽K  ▲2  3 2 8 3 0
0▲ ▽A  ▽10 ▲K◎ ▲6  ▲10  3 2 12 3 0
結果:15枚でナポレオン軍の勝ち

 2巡目・副官dが賭け請求。
 2巡目の時点で副官dにとってはジョーカーを誰が持っているかは分からない。しかも副官dには他に主導権を取れそうな札は無いからここで決断するしかない。
 ジョーカー請求がなかったら、ナポcの★5と▽5で負け、ジョーカーと裏ジャックには当然負け、切り札でも1回負けて計5巡は負けていたはずだから、まずナポ軍勝てなかっただろう。
 本譜は3巡目・連合aの▽Jが悪手で負け巡が3巡に収まり、ナポ軍勝ちになった。



 2つ目はともかく、1つ目、3つ目はやっぱり「賭け」で、大して参考にならなかったかもしれません。まあ実例の積み重ねは重要です。

 私が思うに、ギャンブリング・ジョーカー請求はナポ軍が有利なことが多いような「気がします」。
 理由は3つあります。



 まず、単純にジョーカーを持っている確率の問題です。

 連合軍がジョーカーを持っていることの方が多いと思うのです。
 と言うと違和感を感じる方も多いと思いますが、これは「賭け請求をするような状況では」ということです。つまりナポがジョーカーを持っているかどうか確定できない場合と言うことです。
 そういう状況ではナポがジョーカーを持っていない場合の方が多いような気がします。

 何故ナポがジョーカーを持っているかどうか確定できないかと言えば、ナポが初手に確定できない手を打ってきたから確定できないのです。
 ナポがジョーカーを持っているなら、ジョーカーを持っていることを生かした手(初手A、正ジャックや切り札A、あるいはジョーカーで切り札請求など)の方が良い手になる場合が多いです。そうしないということは、ジョーカーを持っていないということではないか(特に初手マイティかお願いマイティの場合)。



 次に、ジョーカー請求をかわす機会の問題です。

 ナポは本気でジョーカー請求をかわそうとすればかわす機会はある場合が多いです。ジョーカーで切り札請求する手はいつでも有効手です。最低でも初手にそうする機会があります(切り札▲以外なら)。そうやってジョーカーを使えば、もちろんジョーカー請求は食らいません。

 連合はジョーカー請求をかわす機会はそうそうないのです。序盤で絵札がたくさん乗った状況はあまり無いですし、切り札回しの時に出すなどのワザは好手になる保証はありません。
 結局ジョーカー請求が飛んでこないことを祈るしかないという場合が多いでしょう。

 となると、ジョーカー請求をかわす機会無く★3を持つ者の手に主導権が渡ったときは、連合軍がジョーカーを持っていることの方が多いという理屈です。



 最後に、ジョーカー請求を食らった場合の被害の問題です。

 ナポでも連合でもジョーカー請求を食らったら痛いことには変わりありませんが、痛さの度合いがナポの方が軽いような気がするのです。

 ナポの場合、ジョーカー請求を食らった場合でも主導権を取れるというメリットは残ります。主導権を取り返して切り札刈りというのは通常ナポの一番やりたい手で、一応その流れは確保できます。

 連合軍の場合、ジョーカーはナポの勝ち札をつぶして絵札を稼ぐために使いたい札です。ジョーカー請求を食らうとナポは負け札を落としますから第一の目的は達成できません。
 絵札の枚数にしても1枚は★3なのでその時点ですでに不利です。同士討ち請求で、ナポ・副官は乗せず、もう一人の連合も★の絵札が無く結局1枚も乗らないなどという悲劇もよく見ます。こうなると完全にジョーカーの無駄使いになってしまいます。



 以上により、ジョーカーの所在が全くわからない場合、連合軍はジョーカー請求をしない、副官はジョーカー請求をするのが良いということになります。
 もちろんそれでも「賭け」としか言いようがないんですが、この辺のことを意識するようにすれば少しは有利な選択が出来るのではないでしょうか。




2002.10.08
■副官にマイティをはずして裏ジャック


 a  b  c  d  e
1 ▲11 ◇13 ▲13 ▽14 ----
2 ---- ---- ▲14 ▽15 ----
3 ---- ----

宣言:▽15枚 副官:マイティ
あとひき:★K ◇7 ★8 
捨て札 :★8 ★K ◇10

  a連合 b連合 c連合 dナポ e副官 a b c d e
1▽ ▽5  ▽10 ▽3   jo◎ ▽9  0 0 0 3 0
2▽ ▽7  ▽A◎ ★J  ▽2  ▽K  0 3 0 3 0
3◇ ◇8  ◇2  ◇K  ◇7  ◇J◎ 0 3 0 3 2
4★ ★2  ★4  ★9◎ ▲8  ★3  0 3 0 3 2
5▲ ◇A  ◇5  ◇3  ▲9  ▲A◎ 0 3 0 3 4
6★ ★5  ★6  ◇4  ▲J  ★A◎ 0 3 0 3 6
7★ ★10 ◇6  ▲10 ▽4◎ ★7  0 3 0 5 6
8▲ ▲K◎ ◇Q  ▲Q  ▲2  ▲5  3 3 0 5 6
9▲ ▲6  ◇9  ▲3  ▽6◎ ▲7  3 3 0 5 6
0▽ ▽8  ▽Q  ▲4  ▽J◎ ★Q  3 3 0 8 6
結果:14枚で連合軍の勝ち

 私はナポdで、本譜はナポ軍残念譜。

 1巡目・副官eは▽Kを乗せる手はあった。結局1枚差で負けているのだから、直接的な敗因になっている。
 2巡目のナポdは譜を見れば▽J〜とすれば良かったのにということになるが、まだ▽A・▽K・▽Qの場所が全然分からないので行けないと思う。▽2が通るかもしれないという期待もある。
 5〜6巡目の副官eの▲A〜→★A〜は好手だったが、ついでに7巡目も★Q〜とすればもっと良かった。
 8巡目・ナポdの▲2が切れていて、しかも間の悪いことに絵札が乗ってしまってナポ軍1枚届かず。



 で、あとで思ったんですが、この試合、副官裏ジャックは無かったですか?
 状況は以下の通り。


宣言:▽15枚

副官選択

ナポdの手札;
◇10・▽2・▽4・▽6・▽J・▲2・▲8・▲9・▲J・jo

 これだと▽2と▲2は両方勝ち札にしたいのです。
 本譜は副官マイティにしてしまったので、初手▲J〜のお願いマイティは▲2が勝てなくなってしまうので話にならない。▽2を通すためにジョーカーで▽以外のスートを請求するのでは意味がない。
 結局▽2を犠牲にするしかなく、それがとても痛い。生かしたはずの▲2も最初から切れているという裏目裏目の結果になってしまっています。

 そこで副官裏ジャックとして初手◇10〜の「お願い裏ジャック」。
 これなら▽2と▲2両方使える。最終的には▲を勝ち札にする狙い。負けが2巡で収まるか、その2巡が5枚で収まるかという勝負になります。

 レアケースでしょうが、副官にマイティをはずして裏ジャックはありえる作戦だと思います。
 とりあえず条件を挙げると、▲2を持っていることは大前提。その上で初巡に切り札を回せない+初巡を取らなければいけない、という感じになります。

 切り札を回せないとは、切り札2を持っていて、しかもそれを通す価値が高い場合(正ジャック、A、Kなんて持っていたらわざわざセイム2を通す必要はないでしょ?)くらいか。初巡を取らないといけないとは、当然絵札をさらす場合だろう。ジョーカーなしの場合はどうだろうか?

 これは検討してみる必要があるかもしれない、と思いました。




 ■過去の日記
ナポ譜日記スペシャル・タワーを本気でやってみる
2002.06.02〜2002.10.06
2002.04.25〜2002.05.28
2002.03.15〜2002.04.14



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