▼ 2003/7/19      図.
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錯覚のマジック「クロス」

"クロス"とは合体に対抗する手段の一つで、非常に繊細なタイミングが要求される技です。

"クロス"が使えるタイミングは突然発生し、突然消滅するため、仕掛けるのが一瞬遅かったり、早かったりしたら、圧倒的に不利になるので、十分注意が必要です。

図1のように、相手の合体が少々長めであり、即自分の本線を発火できるツモを確認したら、明らかに不利に見える単発を消します。

すると、もちろん図2のように相手は合体の催促を打ってきます。
通常ではこの状態は2Pが有利なように受け取れますが、実際にはなんと1Pの勝利がほぼ確定しているのです!

それはなぜでしょう?
図3を見て解るように、2Pが4連鎖を打ち終えたときには1Pの最後の連鎖が消え始めています。
つまり、2Pの催促とほぼ同時に1Pの本線を合わせたことにより、2Pが催促後に置ける手数を著しく少なくすることができるのです!
その結果、2Pは約3手以内に発火しなくては即死という逆催促状態に陥っているのです!

さらに驚くべきことに、1Pの連鎖は同時消しだったので、2Pがギリギリで本線を打てたとしても、なんとおじゃまを返しきることができないという現象まで引き起こします!

これは、2Pの催促と本線を4連と6連の中型連鎖2つに分割させたことに対し、1Pの単発と5トリの超小型+大型と、まとまった大型の連鎖を打ったのが要因。

そして、1Pは時間的にも早く(6連鎖分VS10連鎖分)、ツモの使用量も少なく(9連鎖分VS10連鎖分)なる結果、図4のように相手の全ての連鎖が終わったときには第二波をタダでもらった状態にまで有利にすることができるのです!

このため、少々相手に返されようが、1Pは第二波があるので、岩1くらいではまだ有利に展開することもできるでしょう!

このように"クロス"は非常に素晴らしい技術ですが、タイミング、連鎖効率、連鎖分割状態、第二波技術など、様々な条件を見切れるだけの技術が必要です。

今回の例では、2Pの催促が3連だったら、本線を伸ばす時間ができてしまうので、不利な状況になりますし、5連+5連ならもっと安全に勝つことができます。

"クロス"はツモの状況によって、相手の合体の催促部分が少し大きくなったところで狙うとうまく入り易いのです。