ハードダーツとソフトダーツとの違い

 

ハードダーツ(スチールダーツ)とは皆さんが一般的に『ダーツ』と言って思い浮かべる、先端が“ポイント”と呼ばれる金属製の針が付いたダーツのことを言います。ハードは“ブリッスルボード”という麻から作られたボード(的)に向かって投げます。(注:ボードの素材はコルクだと思っている人が多いのですが、公式に使われているのは‘ザイザル’という麻を束ねて圧縮して作られた物なのです) 

 

これに対しソフトダーツは、先端が“チップ”と呼ばれるプラスチック製の針(?)が付いていて、“eボード”(エレクトリックボード)と呼ばれる無数に穴の開いたボードに向かって投げます。その穴にチップがハマる事によって“刺さる”仕組みになっています。eボードの裏にはセンサーが内蔵されていて、それによって点数が自動的に計算されます。

 

ハードとソフトと、まず違うのがボードの大きさです。ハードはダブルの外周、つまり得点になるエリア(プレイングエリア)の直径が約34cmなのに対し、ソフトは約39cmになっています。(注:家庭用等でハードと同じサイズのeボードもあります)  それだけソフトの方が、的が大きいので、初心者の人にはお勧めだと思います。また、ソフトは“ブル”がインブル・アウトブルと分かれていることが少ないので(お店や機械の設定によって違う)、“ブル”に入ればインアウト関係なく50点得ることが出来ます。ですから、始めたばかりの人はまず“ブル”の練習からしてみてはいかがでしょう。

 

そしてもう一つ大きく違うのは、ハードは矢が刺さっていなければ得点にならないのに対し、ソフトは矢が刺さればもちろんのこと、刺さらなくても的に当たってセンサーが反応すれば得点として認められます。ハードの矢(アロー)は刺さらせる為に先を鋭く尖らせ、重量のある(といっても20〜27gくらい)ものを使います。ソフトの矢は機械(センサー)の耐久性の問題で重量は18gまでとされています。ほんの何グラムの差ですが、投げてみると随分違うように思えます。自分の投げやすい矢を見つけることが上達への近道かもしれません。

 

ゲームによってはルールの異なるものもあります。例えば、決められた持ち点を減らしていき、最後ぴったり0にする01(ゼロワン)というゲームがあります。ダーツのゲームの中では王道中の王道なのですが、最後0にする(フィニッシュ)方法が、ハードは必ず“ダブル”でフィニッシュしなければならない(ダブルアウトと言う)のに対し、ソフトは“どこでも”フィニッシュできる(オープンアウトまたはエニィアウトと言う)のです。もちろんこれも機械の設定によりますが、メダリスト社の主催する世界大会でもオープンアウトとなっています。

 

01ゲームの中に始めの持ち点が301点の “301(スリーオーワン)と言うゲームがあり、それを例に挙げると(最少本数6本)、ハードは〔20トリプル(60)×4・19トリプル(57)・2ダブル(4)〕でフィニッシュ(数字は一例です)なのに対し、ソフトは〔20トリプル(60)×5・1シングル〕や〔ブル(50)×5・17トリプル(51)〕でフィニッシュ(これも一例です)出来るのです。