カラテカ


名前悪魔将軍
目的と行動  主人公カラテカ(空手家)が修行の旅に出ている間に彼の故郷を焼き払い、 恋人マリコをさらった悪党。 やはり空手の達人らしく道着を身にまとい、顔を機械製(箱の絵で確認)の仮面に覆っている。 山奥に築いた宮殿を本拠地としており、そこに単身乗り込んできたカラテカに対して、部下を刺客として差し向けたり、通路に罠を仕掛けたり、ペットの鷹を放ったりして撃退を企む。 マリコを目の前にしたカラテカとの一騎打ちに敗れた。 
得意技 多段蹴り、連続突き、不意打ち。
評価 攻撃力 C 守備力 C インパクト C
スケール C 成長性 D 総合 C
みわやきの
解説

 かなり難しいので、彼に会った人はそうとう少ないでしょう。 屋敷の一番奥の部屋にいますが、扉を開けたところでペットの鷹を大量に放ってきたり、部屋に入った瞬間にタコ殴りにしてくるなど、空手家のくせにかなり卑劣な男です。 彼に比べると部下は礼に礼で返してくれるなど、ずっと紳士的です。

 ゲームボーイ版も人知れず出ているのですが、もともとはファミコンじゃなくてパソコン(Apple)のゲームで、しかも作者はJordan Mechnerさんというアメリカ人だそうです。 こちらにMechner氏のインタビューがありますが、一家そろって空手にのめり込んでいた影響で作られたようですね。 そのうえ、あのキャラクターの動きは本物の空手家の動きをビデオ撮影してトレースしたものだというから驚きです。 微妙な動きと間が生み出すワビサビや「礼」に始まり「礼」に終わる精神(※1)など、 アメリカ人であるMechner氏が空手の奥に流れる日本人の心を掴んで、ゲームにおいて表現しようとしているのには頭が下がる思いです。 普通、外国人が日本独自の文化様式をメディアに取り入れようとすると、全裸が最強で首を刎ねるのが得意な忍者が出る「ウィザードリィ」とか、ヌンチャクをぶん回す亀忍者が出る「ミュータントタートルズ」のようなものが出来がちです。 そういうところに日本はおろかアジア全体を未だに暗黒大陸で人外魔境だと信じている欧米人の、東方見聞録(ゲーム)なみの日本観をかい間見ることができ、それはそれで楽しさを感じたりもするのですが、この作品にはそういった日本のコアとなる部分に対して、理解し難いながらも何とか努力してゲームに取り込もうという真摯な態度を感じることができ、個人的には非常に好感が持てると思います。 と同時に、本物の空手家のくせに、弟子たち(※2)にグローブを付けてキックボクサーと戦わせようとする石井館長(誠道会館)には、このゲームを1024回クリアして初心に帰って欲しいと切に願うのでありました。 

 ※1 … 特にApple版はボスを倒して恋人の元へたどり着いても、彼女に一礼しないと華麗なハイキックを喰らうそうです。(2ch情報なので信憑性は低めですが) 格闘家たるもの、最後まで「礼」の精神(特に女性に対する)を忘れてはいけません。

 ※2 … 著名なところでは佐竹正昭( 怪獣王 )、角田信朗( 子供の名前が「ゆりあ」と「けんしろう」 )、故アンディ=フグ( ゴーメンナサイヨ )、ムサシ( アナゴさんに顔が似ている )などが彼の弟子にあたります。 ちなみに、みわやきは少なくともムサシの空手着姿は見たことがありません。

(参考)
AppleII版 Karatekaの紹介ページ