『いただきストリートポータブル』 作品概要,商品情報,関連商品情報

PlayStationPortableDQ&FF in いただきストリート ポータブル

いたスト初の携帯ゲーム機版

いたストポータブル インプレッション画像

「『いたストSP』の続編扱いの新作」という触れ込みで発表されたPSP版『いただきストリートポータブル』。初の携帯ゲーム機版でありながら、グラフィックが約一年半前に発売されたPS2版『いたストSP』とほぼ遜色のないクオリティであることからも注目された。

製品単体でのインターネット対戦機能は見送られたが、PS3を介した「アドホック・パーティー for PlayStation Portable」での動作確認を2008/11/20にSCEJが正式発表した。
PlayStation.com(Japan)|PLAYSTATION®3 情報|アドホック・パーティー for PlayStation®Portable
なお、アドホックモード(PSPを持ち寄っての)対戦は標準でサポートされているが、ソフトを持たない相手と対戦可能なシェアリング機能はない。

PSP版ならではのつくり

基本コンセプトは前作『いたストSP』を引き継いでおり、登場する対戦キャラクターや対戦マップを別にすれば「『いたストSP』の携帯機版」的な作品。画像や音質のクオリティはPS2版『いたストSP』と遜色ないものの、残念ながら、登場キャラクター数や収録マップ数は減ってしまった。 いただきストリートシリーズ システム比較表

今作における『DQ』『FF』作品の選出には、スクウェア・エニックス社の営業面が強く現れている。特にFF側のキャラクター選出はかなり偏っており、この頃の『FF』関連作品の影がチラチラと見え隠れする。 いただきストリートポータブル 登場キャラクター・収録マップリスト(FF側キャラクターリスト)

PSPソフトで懸念されがちなディスクアクセスに関しては、試合中とメインメニューでは待たされる事はなく、操作中にストレスを感じさせない。そのかわり、起動時や試合開始前にやや長めのアクセスが発生するが、試合とメインメニューの快適性を優先した設計故のトレードオフ。この設計方針が間違っていない事は数回プレイすると実感できると思う。

なお発売当時は、ディスクアクセス(ロード)の遅さが目に付いたが、その後のPSPファームウェアのバージョンアップによりこの問題は改善されている。 いただきストリートポータブル PSPファームウェアによるロード時間の改善 / 詳細

前作『いただきストリートSP』との違い

マップに関しては『いたストSP』の分岐自由度の高さが見直された。しかし同時に、『いたスト2』や『いたストSP』で見られた「何ターンにも渡って閉じ込められかねない」ハマリ要素の弱体が図られている。

これは「プレイ時間が長引く要素は望ましくない」という携帯ゲーム機のプレイ特性を考慮した味付けと思われるが、結果としてスピーディーなゲーム展開が生まれやすくなった反面、「ハマリ要素の恐さと面白さ」「生み出されるピンチとチャンスの逆転劇」は若干薄れてしまった。本作収録マップの完成度は比較的高いものの、良くも悪くも「優等生的」な作りのマップが多いと表現できるかもしれない。

対戦キャラクターのランク別強さ演出は前作を引き継いでいるが、思考パターンには若干変化が見られる。今作では「マーク集めとレベルアップボーナス優先で、遠回りせず高額店舗に止まる」シーンが多い。この点だけを見ると「思考の低レベル化」に見えるが、前作『いたストSP』で対戦相手を破産させることが難しかった事の反省なのかも知れない。結果、マップの分岐自由度の見直しと相俟って『いたストSP』比較でお店の重要度がやや高めなゲームバランスとなった。

前作『いたストSP』での低ランクキャラクターへの不満が寄せられていたのか、今作では追加要素に全キャラクターのSランクタイプが用意されている。ただし、「賢くなった」と感じさせるSランク思考を用意されたキャラクターもいるが、単にSランクキャラが使う各種テクニックを連発させるだけの思考付けされたキャラクターもおり、前作の低ランクキャラクターに不満を覚えたプレイヤーを満足させる出来かは微妙といえる。

ゲームの本質は携帯機でも損なわれていない

携帯ゲーム機ながらPS2版『いたストSP』と遜色ないクォリティで楽しめる本作だが、サウンドテストモードの不採用や、FF楽曲におけるアレンジの方向性のバラツキ、先に挙げた登場キャラクターと収録マップ数、トーナメントモードにおける難易度バランスの悪さなど、豪華さとサービス精神が際立っていた『いたストSP』と比べると残念な面もある。

しかし、改善されたゲーム中のテンポの良さや『いたストSP』と遜色ないグラフィックとサウンド、そして比較的高い完成度の収録マップ。これらを携帯ゲーム機で楽しめるという点に、その残念な面を忘れさせる魅力がある。

※個々の詳細はいただきストリートポータブル 前作からの変更点 / 詳細

『いたストポータブル』スクリーンショット等を確認できるサイト

いたストポータブルPSPファームウェアによるロード時間の改善

ファームウェアのバージョンアップで、読み込み時間が短縮される

『いただきストリートポータブル』は各種メニューと試合中はディスクアクセスをまったく感じさせない(アクセスは発生している)が、起動時、試合開始前、試合終了後メニューに戻る時の読み込み時間は長い。

その事に関し発売当初、一部ネット系通販サイトの商品レビュー等で「ディスクアクセス(ロード)が異常に長い」といったレビューが多数見られた。しかし、これに関してはPSP本体のファームウェアをバージョンアップする事で改善が得られる(『いただきストリートポータブル』初期出荷分付属のPSP用ファームウェアはVer2.60)。

PSP本体の個体差や使用頻度差もあると思うが、管理人のPSP-1000にVer5.50を導入した環境では、起動に約45秒(PSPロゴ画面が消えてから)。プレイ順番決定後フリープレイ開始までに約30秒となっている(あくまでも参考値)。

参考リンク:PlayStation.com(Japan)| PSP®「プレイステーション・ポータブル」情報 / PSP®システムソフトウェアアップデート

ただし、必ずしも最新バージョンのファームウェアが「いたストポータブルにとって、一番速い」とはいえない事に注意!ファームウェアのバージョンアップはあくまでも、ファームウェアの脆弱性修正や新機能の追加が表立ったものであり、リリースで触れられていないゲームソフトの環境改善(及び、その維持)のためではない。

あいまいな記憶とファームウェア更新内容を照らし合わせると、Ver3.02辺りから速くなりはじめた気もするが・・・。

いたストポータブル『いただきストリートポータブル』および、関連商品情報

商品情報関連

ゲームソフト 商品情報

『いただきストリートポータブル』
正式タイトル:ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル
対応機種:PSP
メディア:UMD-ROM
発売日:2006年05月25日
希望小売価格:税込5,040円
廉価版発売日:2008年03月06日
希望小売価格:税込2,940円
開発:シンクガレージ
発売元:スクウェア・エニックス
公式サイト:いたストポータブル 公式サイト(公式ブログ、いつの間にか閉鎖の模様)

販売サイト

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル (2008/03/06 発売廉価版)
ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル (2006/05/25 発売品)

『いただきストリート ポータブル』関連サイト

公式サイト

『いただきストリート ポータブル 公式サイト』
(2006/02/20 オープン)
いただきストリート ポータブル 公式サイトhttp://www.square-enix.co.jp/itastpsp/
『いただきストリート ポータブル 公式ブログ』
いただきストリート ポータブル 公式サイトhttp://itasuto-psp.cocolog-nifty.com/itasuto_psp/
『いただきストリート ポータブル』開発会社 THINK GARAGE
http://www.thinkgarage.co.jp/

他のWeb情報

ITmedia +D Games / 「DQ&FF in いただきストリート ポータブル」レビュー
PlayStation.com(Japan)

プレスリリース

インプレス GAME Watch

PlayStationPortable

Sony Computer Entertainment

『いただきストリートSP』ガイドブック・攻略本

『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル 公式パーフェクトガイド』
スクウェア・エニックス / 2006.06.23発売 / 税込1,300円
ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル プレイヤーズガイド』
ファミ通の攻略本 / 2006.05.25発売 / 税込1,115円