水シリーズ

水シリーズ


水シリーズ(1)
体にいい水
人間の体の約60%は水分でできています。
そして、人間は毎日一定の水分を補給しなければ生きていけません。
一般的に、毎日2〜2.5リットルの水が必要だといわれています。
水は、体内で次のような働きをします。
@血液となり酸素や栄養分を体の隅々まで運ぶ。
A体液を構成し細胞の働きを助ける。
B老廃物を尿に溶かして体外に排出する。
C体温を一定に保つ。
このような重要な働きをする水なので、
単にのどの渇きをいやすためだけではなく、
健康にいい水をとるのが理想です。
その健康にいい水が「還元水」といわれるものです。
還元水とは、石清水、井戸水、湧水、ナチュラルミネラルウォーターなどを指します。
還元水は、体内に発生した活性酸素を中和して
除去する効果があるのです。
もう一つ、健康にいい水として、近年注目されているのが
「アルカリイオン水」です。
アルカリイオン水は、
水を電気分解してアルカリ性のイオン水を抽出したものです。
アルカリイオン水は、まだそのすべてが解明されたわけではありませんが、
学者による実験からかなり体にいい効果があることが確認されています。
その一つが、消化器系への効果です。
アルカリイオン水を飲むことで、膨満感、胃酸過多、慢性下痢、
便秘などに好影響を与えるといわれています。
そして、カルシウムの吸収を助ける効果、
活性酸素を減少させる効果も指摘されています。
このように体にいいアルカリイオン水ですが、
コストパフォーマンスという弱点があります。
アルカリイオン水は、家庭の場合、整水器がないと作ることができないし、
整水器は最低でも10万とけっこう値が張ります。
99年09月14日 00時23分58秒

水シリーズ(2)
おいしい水の条件
水の美味しさを決める要素は、6つあります。
まず、第一に水の「硬度」です。
硬度は、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が
どのくらい入っているかで決まります。
ミネラルがたくさん入っていると、
苦味、渋みを感じるので、
日本人の多くはミネラルが少なめの水を好みます。
日本の水はもともとミネラルが少ない硬度20〜60の軟水。
そのため、日本の水は美味しいといわれています。
次の要素は、水素イオン濃度、つまり「pH」のことです。
pHは、7を境にそれ以上がアルカリ性、それ以上が酸性です。
美味しい水は、pH6〜7.5の間の中性です。
3つ目は、水の「温度」です。
一般的に、体温より20度以下だと美味しく感じるといわれています。
ただし、あまり冷えすぎていても、
美味しいという味が感じられません。
10〜15度が美味しいゾーンです。
そして、残りの要素は、「塩素」「鉄分」「有機物」です。
この3つの成分が少なければ少ないほど美味しい水なのです。
水道水に含まれている残留塩素はカルキ臭のもとになります。
ですから、塩素は0.1ppm以下が望ましいのです。
また、鉄分は赤水の原因となります。
ですから、理想は0.02ppm以下です。
そして、有機物は、いわゆる水の汚れのこと。
有機物が多いと、カビ臭などが感じられます。
こうやって美味しい水の条件を並べてきましたが、
本来、日本の自然水、つまり井戸水、湧水などは、
十分この条件を満たしていたのです。
99年09月15日 00時07分45秒

水シリーズ(3)
今回と次回は「ミネラルウォーターを制する」
・硬度別ミネラルウォーターの使い方
ミネラルウォーターのペットボトルには、
必ず水の味を左右する硬度やpHに関する情報が表示されています。
硬度が直接数字で表されていない場合、
<(カルシウム量)×2.5+(マグネシウム量)×4=硬度>
の硬度計算式に当てはめれば、その水の硬度を知ることができます。
この硬度を知ることで、ミネラルウォーター選び幅が広がります。
単に水だけを飲むのなら、硬度にこだわらず
自分の好みで銘柄を選べばいいでしょう。
硬度の低い軟水は、日本の水の特徴でもあるので、
日本茶、料理のだし、炊飯などに合います。
硬水に含まれているミネラル分は、
食品食品の持つ微妙な味わいを損なうのです。
また、硬水は、スポーツのあとや、
妊娠中の人など、ミネラルの補給が必要な場合に最適です。
そして、硬水は便秘を解消する効果もあります。

・ミネラルウォーターの種類
私たちは、ペットボトルに入って市販されている水を単に
”ミネラルウォーター”と呼んでいます。
しかし、このボトリングされている水のほとんどは、
「なちゅらる・ミネラルウォーター」というジャンルです。
そもそも、市販されている水は、次のように分類されます。
まず、地下水に人工的にミネラル分を添加したものがミネラルウォーター、
地下水をろ過、あるいは加熱殺菌したものが
ナチュラルウォーターと呼びます。
ナチュラルウォーターの中でも、地下でミネラルが溶け込んだものをナチュラル・ミネラルウォーターと呼ぶわけです。
これらの水の味を左右するのが、ミネラル分です。
日本のミネラルウォーターは、おおむねミネラル分が少なく
ヨーロッパは多いのが特徴です。
しかし、単にミネラルが多い水が、美味しいというわけではありません。
重要なのは、ミネラルのバランスなのです。
ボトルの裏に表示されているので、
いろいろ飲み比べてみるといいでしょう。
99年09月18日 00時04分30秒

水シリーズ(4)
プロのこだわりの水選び
【西洋料理の場合】
東京・南青山「リストランテ ヒロ」では、料理にも飲み水にも、
日本の水としてはかなり硬度が高い「富士ミネラルウォーター」を使っているそうです。
富士ミネラルウォーターは、硬度87でpH7.7.
西洋料理は、この水を使うことで素材の持ち味を一層引き立てることができ、
料理の味の決め手にもなっているそうです。
しかし日本の野菜を素材にするときは、
硬度30〜40の水を使うことが秘訣だとか。
肉からスープストックなどをつくるときは、硬度80以上の水を使うといいそうです。
硬水に豊富に含まれているカルシウムやマグネシウムが、
肉のアクを分離するのを促進し、澄んだスープストックが作れるのです。
【お茶の場合】
日本の伝統文化である茶の湯世界では、
昔から水にこだわってきました。
東京・渋谷にある茶道教室「麗扇会日本文化教室」では、
浄水機を通した水を一番寝かせ、まろやかになった上澄みだけを使っています。
そこで、同教室で、どの硬度のミネラルウォーターがお茶に合うかという実験を
行ってもらいました。
その結果、同教室が選んだのは、硬度40の水で入れたお茶でした。
日本茶には硬度40前後の軟水が最適なのです。
【コーヒーの場合】
東京・小金井にあるコーヒー店「はけの道」では、この10年来、
近くにある名水・真姿の池湧水(硬度62.4、pH6.3)を使って、
コーヒーをいれています。
そこで、都心の水道水とどれくらい違うか実験をしてみました。
都心の水道水と真姿の池の水でいれたコーヒーを常連さんに飲み比べてもらいました。
その結果、常連さんは「違うわねぇ」「こっちの方がコクがある」と、
やはりお店オリジナルを選んだのです。
コーヒーの苦味と香りを楽しむなら、硬度60前後の水が最適ということです。
99年09月19日 00時19分28秒

水シリーズ(5)
硬度別ミネラルウォーターの使い方
●硬度50以下の超軟水
和風のだし、お茶、コーヒーなどに
ROベビーウォーター 硬度2
ラムローサ 硬度7.5
屋久島縄文水 硬度10
南アルプスの天然水 硬度30
天然名水出羽三山の水 46.3
●硬度50〜10の軟水
炊飯、調理用に
ボルヴィック 硬度50
六甲のおいしい水 硬度83
富士ミネラルウォーター 硬度87.6
●硬度170前後の硬水
ウイスキーの水割り、洋風だしに
ハイランドスプリング 硬度175
バルヴェール 硬度176.5
●硬度300の硬水
食欲増進効果があるので、食前酒の代わりに
エビアン 硬度297.5
ペリエ 硬度364.5
●硬度600を超える超硬水
スポーツ後のミネラル補給に
ヴィッテル 硬度649
アポリナリス 硬度691.2
サンペレグリノ 硬度733.6
トニースタイナー 硬度969.5
●硬度1500の極め付け
ダイエットや便秘解消に効果あり
コントレックス 硬度1503.5
99年09月21日 00時32分22秒

水シリーズ(6)
今回と次回は「水道水を制する」
大都市の水道水は本当にまずいのか?
大都会の水道水は、近年、人々からそっぽをむかれて、
もっぱらミネラルウォーターを利用するという人も多いそうです。
特に東京の水は利用者からの苦情が続出です。
町で意見を聞いてみると、「東京に来て水がまずくて飲めなくなった」
「臭いから飲まない」という意見が多いようです。
そこで、最新技術を誇る金町浄水場のご意見を伺ってみると、
「まずい、味がおかしいとか、安全ではないのではないか、
などといわれてますが、日本の水道水は世界的に見ても非常に
安全で美味しいのです」とのこと。
諸外国の水事情に詳しい日本交通公社でも
「日本の場合は、質的にも安全ですし、
味の面でも非常に優れています」
と、これまた高い評価をしています。
世界の大都市の8割以上は、安心して飲むことができない水
だといわれています。
つまり、諸外国の大都市と比べると、日本の水道水のレベルは
かなり高いということなのです。
そこで、なぜそうまで評判が悪いのか、
東京の水道水の成分分析をしてみました。
まず、水道水とミネラルウォーターの成分を分析してみると、
水道水にも市販のミネラルウォーターと同じような成分が
含まれているということがわかりました。
ただし、水道の場合、どうしても消毒しなければならないのです。
つまり、消毒用の塩素を加えるので、塩素の臭いがついてくるというわけです。
つまり、水道水とミネラルウォーターの決定的な違いは、
消毒のための塩素なのです。
含有量の差はあれ、日本の水道水は、
塩素での消毒が義務づけられています
その塩素がカルキ臭さの原因というわけです。

安全に飲める世界の水道水
ヘルシンキ・ストックホルム・コペンハーゲン
・ウィーン・東京・シドニー・ホノルル
・サンフランシスコ・バンクーバー
・デトロイト・アトランタ
99年09月21日 23時57分18秒

水シリーズ(7)
水道水を美味しくする方法
とかく評判が悪い水道水。
その一番の理由は、消毒のための塩素にあることは前述した通りです。
さらに、大都市の場合、原水が”川の水”というのも心理的に
影響を及ぼしているのかもしれません。
しかし、水道水だって決してまずい水ではないです。
そこで、とある団地の、水にうるさいアンチ水道水派31人の皆さんに集まっていただき、
ある試みを行ってみました。
美味しい水を研究して40有余年、
水の達人というわれる松井健一さん(水科学研究所所長)に
登場してもらい、家庭の水道水を美味しくする
幾つかの方法を試してもらおうというわけです。
「水道水は薬くさい」「ミネラルウォーターの方が飲み口がよい」
と皆さん、初めから手厳しいのですが、
果たしてその結果は・・・
●汲み置き水
まずは、シンプルに塩素を飛ばすため、
一晩汲み置きした水道水を用意しました。
皆さんに、市販のミネラルウォーターと飲み比べてもらいました。
その結果、3名が水道水の方が美味しいと支持を得たのです。
消毒のために混入されている塩素は、カルキ臭となって水をまずくします。
しかし、一晩水を汲み置くことで、塩素の半分ほどが減少するのです。
汲み置きするときは、容器にフタをしないこと。
塩素は蒸発するので、フタをしておくと効果がありません。
また朝一番に使う水には、サビなどが残っている場合があるので避けた方がよいでしょう。
●冷蔵庫で冷やす
次はもっと簡単で、水道水を冷蔵庫に入れて冷やすだけです。
その結果は、8名の人が水道水を支持しました。
人間は、15度前後の水を最も美味しいと感じるといわれています。
そこで、この味覚の盲点と利用して、温度を下げれば水道水でも
まずさを感じないというわけです。
●沸騰させる
そして、水道水を5分間煮沸して塩素を完全に飛ばしてみました。
結果は、4人が水道水を選びました。
沸騰させるときは、必ず5分以上沸かし続けるのがポイントです。
沸騰してすぐ火を止めると、効果が半減します。
●炭を入れる
水道水に備長炭を入れてみました。
炭は、塩素やトリハロメタンを吸収する作用があります。
さらに、臭みをとりのぞくためにレモンの汁を2,3滴たらしました。
その結果、8人が水道水を美味しいと支持しました。
●汗をかく
いろいろ試してみましたが、8人は最後まで水道水に否定的でした。
そこで、残った8人には、団地一周マラソンをしてもらいました。
汗を流したあとの冷たい水道水、お味はいかが・・・。
「最高においしい!」「こんなおいしい水は飲んだことありません」と、
水道水のおいしさを実感していました。
つまり、工夫一つで水道水もこんなに美味しく飲めるのです。
日本の水道水は、飲み方を工夫すれば世界のミネラルウォーターに
負けない名水となるわけです。
99年09月24日 15時38分14秒

水シリーズ(8)
浄水器と整水器はどう違う?
水道水を安全な水、おいしい水に変えるいい方法は、やはり浄水器です。
今では、多くの家庭が浄水器を取り付けていますが、
もうひとつ、整水器というものもあります。
さて、その違いは?
まず、浄水器は、その名と通り、水をきれいにする装置です。
活性炭やセラミックなどのろ過材に水を通して、
水道水の不純物を取り除く仕組みになっています。
浄水器は、カルキ臭、カビ臭、ごみなどを除去してくれるというわけです。
一方、整水器は、水をきれいにして、
さらに健康にいい水を作る装置のことです。
代表的な整水器は、アルカリイオン水を作る装置です。
アルカリイオン水は、慢性下痢、消化不良、胃酸過多に効果があるといわれています。
この装置は、酸性水も作ることができます。
酸性水は、飲用ではなく美容化粧水として使います。
こう考えると、整水器の方がよさそうですが、
値段が浄水器より高いのが難点です。
99年09月25日 01時02分06秒
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