ムスカな話

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ムスカなゲーム

2001/10/08
 もう随分前のことだし、データもなくなっているので話してしまおう。私が学生だった頃、学校の課題でマルチメディアソフトを作るってのがありました。Fillyとかいうそういうのを作る専門ソフトがあって、C言語に似た言語でプログラムを組むのです。題材は自由。いつも学校の課題を宮崎アニメにしてしまう私だったので、当然のごとくラピュタのアドベンチャーゲームを作ろうと思いました。でも私のことだから、もちろんムスカを主人公にして「ラピュタアナザーワールド世界征服の野望」なんてのにしました。

 ストーリーは、もしムスカがラピュタを手に入れたらという話です。ムスカがラピュタを手中に収めたところから始まります。ただし、パズー、シータ、ドーラがどうなったのかは一切言及してはいけません。まじめなラピュタファンは絶対にやってはいけないゲームなのです。ラピュタキャラで出てくるのはムスカとロボット兵だけ。あとは私の創作キャラです。絵もほとんど自分で描いたんだよね〜。まあ、ラピュタのCD−ROM画像も使ったけど。音楽や効果音はネットから拾ったり。内容は悪の限りを尽くしたかったんだけど、学校の課題だから血なまぐさいのはダメってことになってました。にもかかわらず、ムスカ大佐は殺戮しまくったり(正確に言えばロボットに殺戮させたんだけど)、バッドエンディングでは四方八方から銃撃されたり、実に容赦ない私でした。おもいっきり血なまぐさいです。でも、誰も死なないパターンというのも作ったほうがいいかなってことで、平和的にエンディングが迎えられるのも有りでした。最後は某舞台となった国の女王をたらしこむか、殺すかどっちかなのだ。・・・平和的か??

 ストーリーを考える上で、いろんな人の意見を聞いて反映させたんだけど、今思うととってもイマイチなんだよね。女王を口先八寸で口説くシーンがやたらと長くなっちゃって、アレを縮めればもっと選択肢を増やすことができたのに。あまり面白くないし。ようは自分の文才がなかったせいですね。アドベンチャーゲームとはいっても、容量と締め切りの問題で選択肢が少ないので、ほとんど電脳同人誌といったほうが良いです。クソゲーです。

 それで、そのクソゲーは提出しました。当時はCGなんて初めてだったし、フォトショップの使い方も分からなくて絵の作成を途中であきらめて、しかも提出期限から大幅に遅れたにもかかわらず、100点満点の92点だったと思う。クラスで2位だったような気がする。血生臭くて悪役万歳で期限遅れがなんでこんなに高得点なのかというと、他の人は課題を完成させることができなかったからです。それ以上に、こういうオタクな課題を許してくれる学校がすごいのかも。

ムスカの人気

2000/1/11
 コミケで宮崎悪役絵葉書を売ったことはご存知だと思う。ほんの冗談で作った絵葉書だったけど、あっという間に売りきれてしまった。うれしい誤算だった。ムスカ・カリオストロ伯爵・レプカの3枚組で100円。ムスカを一番上にして売ったところ、「あ、ムスカだ」と手にとってくれる人が結構いたの。なんだ人気あるじゃないか。そういえばムスカ本を作ったときも売れたよなあ。ムスカというキャラは好き嫌いが見事に分かれている。
 ムスカファンだけど周りにムスカが好きな人がいないと嘆いている人、安心しなさい。ムスカファンは多いです。ムスカが嫌いな人、無理して好きにならないで下さい。嫌いなままでいて下さい。そのぶん私がムスカを愛するから。

マーク・ハミル

1999/9/24
 マーク・ハミルと聞いて「スターウォーズのルーク・スカイウォーカーね」とくるのが普通だけど、「英語版ラピュタのムスカの声ね」ときた人はエライ!
 そう、ムスカの声はあの、ルークが声をあてるのだ!!マーク・ハミルは最近あまり映画に出てるのは見ないけど、たまに見ると悪役が多いのよね。もうルークの面影はないのよね。でも、寺田農が声をあてるよりもカッコ良くなるぞ!きっと。

ムスカの服

1999/1/3
 ムスカはいつも茶色のダブルを着ている。でも、ほんの1シーンだけ違う服を着ている。それは、シータとパズーが廃坑から出てきて、軍隊に捕まったところである。ムスカがロケット艇から出てきて「てこずらせたな」と言う。ここではダブルではなくシングルを着ているのだ。しかも帽子をかぶっている。似合わない!似合わないぞ、ムスカ大佐。その帽子はかぶらないほうがいい。ついでにやはりダブルのほうがムスカらしいぞ。

ムスカの眼鏡

9/30
 不思議に思っている人はきっといるはず。どうしてムスカは、あの薄暗いラピュタの中で黒眼鏡をずっとかけているのだろう?しかも、シータの黒いおさげをあの距離からあの暗さで撃ち抜いている!一体どういう目をしているんだ!?
 だが、フィルムコミックやロマンアルバム、ジ・アート・オブなどを持っている人は気付いているかもしれない。ムスカの目の色のことである。薄茶色かオレンジ色、むしろ金色に近い。これは宮崎アニメでは非常に珍しい。何かの漫画で、金色の目は近親相姦で産まれた証というのを読んだことがある。もしムスカがそうなら、そのことを知っているなら、性格がひねくれているのも無理はない。

 話を戻そう。とにかくムスカは目の色素が薄いので、黒眼鏡をしているのが一番ちょうどいいのではないだろうか。だったら、ラピュタの中では眼鏡を取った方がいい?いやいや、ムスカは近眼である。映画をよ〜く見てみよう。眼鏡にはしっかりと度が入っている。眼鏡がないとかなり困るはずだ。

 そして、ムスカが眼鏡をめったにはずさない一番の理由!それは・・・眼鏡を取ると悪役に見えないからだ!映画の中で、ムスカが眼鏡をはずして拭いているシーンがある。けっこう童顔で、好青年だったりする。やおいでいうと「受」ってかんじ。しかし大佐という立場上、どう見たって年上の部下にも舐められてはいけないし、国防軍の全体からして、ムスカは「大佐」の中では一番若いと思う。将軍は「くそ〜特務の青二才が」と言ってる。ムスカは軍の中でずっとこう言われ続けてきたのだろう。実際誰でも黒眼鏡をかけると老けて見える。というわけで、国防軍大佐として悪役として黒眼鏡をはずせないのである。

ムスカの子供

6/2
 なぜムスカにそんなのがいるのかというわけを話しましょう。 ムスカの初期設定は、知ってる人もいると思うけど、レプカそっくりでした。ムスカって始めはいろいろ姿形が変わってるんだよね。名前も始めは違ってたし。 絵コンテ持ってる人は、絵コンテの始めのほうのページを見てみよう。ね、レプカでしょ。
 そう、ムスカは最初はレプカそっくりだったので、宮崎監督が「レプカの先祖だ!」なんて言ってたのさ。それがキャラクター覚書にも記載されて、当然ながら子孫がいるなら子供もいるってば!・・・そういうことなのさ。

困ったことにムスカを愛してるぜ

 正直言うと、始めはムスカが嫌いだったのさ。「嫌な奴〜」って感じで、でもなぜか気になり出したんだ。 もともと私が、スタイルが良くてスーツ着た知的なハンサムに弱せいもあるけど、 悪役でここまで好きになったのはムスカだけだよ。 でも終盤になると狂気じみてくるし顔がどんどん崩れるし、不完全な男前だね。 アニメの男前キャラってのは、いかにも女にもてそう、もてるために作られた感じがするけど、ムスカはもちろんそうじゃない。 悪役であり、嫌われるために作られたんだ。でも男前だ、不完全な男前で、極悪だ。 そこがいい。将軍達をラピュタから落とすときの「死ね〜」って言う台詞、しびれるぜ。 わっかるかな〜、わかんねえだろうな〜。
 ムスカが嫌いだと言う人多いけど、それも正解。 ムスカは悪役、悪役は嫌われるのが世の常さ。だからその分私がムスカを愛するからいいのさ。 ははは・・・いや〜照れるね。