ぶっとびストレート/冨樫義博

 作品情報

手塚賞準入選作品。

狼なんて怖くない!! 冨樫義博短編集 に収録。


 あらすじ

性格が正反対でいつも何かとケンカばかりしている
野球部のと瀬川。
この2人のケンカが、暴力事件にまで
発展しまう可能性があるのでは!?
と先生たちは頭を悩ませていた。

そこで、紅白戦を行い、
負けた方のチームの投手に退部してもらうという提案が出された。
那知、瀬川を中心にチームメイトは
皆、裏で手を組んでを追い出すことを企む。

チームメイトを全員が敵に回ってしまった今、
紅白戦の行方はいかに。


 登場人物


野球バカな直球投手。協調性に欠ける。

瀬川
知性派の変化球投手。

金井街子
野球部のマネージャー。体操部と掛け持ちをしている。
気の強い女の子。

山田
野球部を辞めさせられた過去を持つ。
ポジション、キャッチャー。

那知
生活指導兼野球部の監督。

豪田
4番打者。打力レベルは全国級。

木常
野球部員。名前の通り、キツネ顔。

田抜
野球部員。名前の通り、タネキ顔。




 コメント

野球好きの冨樫氏が描く野球漫画。
キャラの生き生きとした様子が感じられる作品。

冨樫氏の描く単純バカな主人公は好きですねぇvv
なんと言っても見ていて気持ちがいい!!
この作品に出てくるもそんなタイプ。

それプラス、ブラックな部分を持ち合わせているんですよ。
そこがまた楽しいんですよね〜(^^)

「証拠でもあんのか?」
冨樫義博『狼なんて怖くない!!冨樫義博短編集1』集英社、1989年、201頁。

「どーも打者がベースよりに 立つと手元が狂うなぁ」
冨樫義博『狼なんて怖くない!!冨樫義博短編集1』集英社、1989年、202頁。


主人公が故意に球を打者に当てて
わっる〜い顔してこんな台詞を言っても
なんだか許せてしまうのです。
(↑むしろこの台詞のある2コマは超お気に入り(笑))

ライバルの瀬川は知性派というキャラなのに意外と喧嘩っ早く
といいコンビのような気もします。
自分が考えている野球の方向性と違う相手とぶつかり合うのも
ひとえに野球が好きだから
正反対と言われたと瀬川の共通点でしょう。
(↑「共通点」なんて言葉を使うと瀬川は嫌がりそうですけどね;)


唯一の女性キャラ、街子。

かわいい!

気が強い!!

それと

主人公よりある意味強い!!!

冨樫作品のヒロイン王道パターンがこの時代から見られます。
体操部とかけもちで野球部のマネージャーって
どこぞの漫画で似たような設定があったような・・・。(^^;)