漂流者の日々第5部

異境迷走編


Power of Will

2月28日

 今日は帰宅10時半。ちょっと早い。幸い土曜出勤の可能性も順調に下がりつつあり2%がいいところか。むろん、2%でもビルバインは被弾するので油断は禁物であるが。しかし正直言って土曜出勤とかする羽目になったら部屋の窓から身を投げたいような感じだ。今週は猛烈にかったるい。肩がこって頭に血が上らず、明らかに頭が回っていないことが自覚できるので仕事にミスが無い様集中せざるを得ず、日記に書くネタを考える余裕もない。社会人としてはそのほうが正しい気もするが。またしても、生きている証を立てるためのみに日記をアップしているような事態でありはやく仕事暇になんねえかなあ。
変人座

2月27日

 昨日も今日も11時帰宅だったのだがどうも明日も明後日も11時帰宅になりそうな気配濃厚なのでやや鬱っております。土日出勤の可能性が今のところ7%ほどしかないということがせめてもの幸いか。野菜ジュース片手に頑張りたい。というわけで週末までシスプリ日記の更新はできそうにありません。あしからず。
銀河系から届く甘い電波

2月26日

 Milky Way2のOPテーマ、「恋のMilky Way」をダウンロード、試聴した。ICHIGO☆GO! GO! 並に向こう側の世界が垣間見られる一品だった。あくまでアホソング路線で攻めようというのか。面白いのでもっとやれ、と思った。それにしても、五年前のオレであればこの曲、おそらく聞くのに二十秒も耐えられなかっただろう。それがいまや、この程度では動じない人間に、オレはなってしまった。向こう側の世界を垣間見たものは、飛躍的に精神耐性がアップするからな。オレは、何度も何度も向こう側をのぞいてしまった。恋愛CHU! とかみつめて新撰組とか。イヤだから「早くハイパージョイにTV版GAのOPはいんねえかなあ」なんてこれっぽっちも思ってないって!

「天使の殺人」(辻真先、創元推理文庫)読了。
 推理劇の上演を控えた前衛劇団の元に、「北風みねこが死んだ」との電話が届く。電話の主は、劇団の女優三人が合宿に向かった島のバスガイドだったが、折悪しく迫っていた台風のため、電話はその一文だけで途切れてしまう。北風みねことは、推理劇の主役の役名だった。三人の女優は主役候補である。どうやら三人のうち誰かが殺されたらしい、と劇団の関係者たちは島へと向かった。
 この騒ぎを遥かな空から見つめる者がいた。死者の魂を運ぶ天使たちである。「北風みねこの魂を回収せよ」という命を受けて下界に降りて来たはいいものの、北風みねこが実在の人物ではないと知って驚いた。だが、このまま手をこまねいて魂を回収するのに失敗すれば、天使条約第四二条により、記憶を消され人間の身となり下界に落とされてしまう。そこで天使たちは、時空間を自由に操るという身も蓋もない能力を駆使して、「この人がこの人を殺したことにすればつじつまが合うカシラ」とシュレディンガーの奥さんもビックリの「実験」をすることにした……という話。
 辻真先の本を読むのは小説版Drスランプ以来。ユーモアミステリ、というかかなりアホな内容であり、そこがいい。こんなヤケクソな天使たちに魂を魂を狩られるのはイヤすぎる。
人生という名の不発弾

2月25日

 かなり前の話になる。おそらく七年か八年か、とにかくオレが本格的に引きこもっていた頃のことだ。「チコの探偵物語」(ウォーレン・マーフィー、早川ミステリ文庫)を読んでいて、不思議な表現に行き当たった。探偵のもとに、マフィアのボンボンが妻の不倫の調査を依頼にやってくる。調査対象について詳しく聞いてくる探偵に対し、男は妻が不妊症であることを打ち明けた。「いわゆる馬の爪ってやつだ」と。
 馬の爪。はじめて聞く表現だった。ひょっとして、医学用語でそんな隠語があるのだろうか。トウガラシのことを何故か鷹の爪って言うし。だがそもそも馬は蹄であって爪は生えてないと思うのだが、等々色々考えたのだが、しかしそのことを知らないからといって別段生きていけないわけでもない。きっとそんな表現をする地方もあるのだろう、程度に考えて、後は忘れた。
 何がきっかけだったのかは、わからない。今日突然気づいたのだ。
「ひょっとして『馬の爪』って『産まず女』にひっかけたダジャレですか――ッ!?」
 八年来の不発弾が爆発した瞬間、よほど叫ぼうかと思ったが、職場の方々から白い目で見られるであろうことは火を見るより明らかだったので、黙々と仕事に従事せざるを得なかった。そうか……そうだったのか……ッ。がっくり。「何をいっトルコ」(原文:Stop turking talkish.turkish=トルコ語とtalkingをかけたダジャレ)といい、あの巻はトレースシリーズの中でも特にダジャレが冴えていたなあ、と今更ながらに思った。まあ、長い人生、こんなこともあろう。

「パンプルムース氏の秘密任務」(マイケル・ボンド、創元推理文庫)読了。
 パンプルムース氏はル・ギードの編集長から秘密任務をおおせつかった。編集長の叔母が経営するホテルを立て直してほしいというのだ。元警察犬のポムフリットとともにロワール地方に乗りこんだパンプルムース氏を待っていたのは、媚薬が絡んだ大騒動だった。フランスパンで撲殺されかけ、全自動洗浄式トイレに洗浄され、そして鼓笛隊四十名に一度に襲いかかられ、とパンプルムース氏の不幸は絶えることを知らない……という話。
 相変わらずバカだ。いい。だがどうも日本の読者にはあまり受けなかったらしく、現状邦訳は二冊で打ちきられている。コージーミステリとしてかなりいいと思うのだが。せめて、パンプルムース氏がパリ警視庁を辞める羽目になった事件の顛末が語られるまで頑張って出してほしいのだが。いうなれば、ボブ・リー・スワガーシリーズを「狩りのとき」だけ訳しないようなものだ。
 あと、「自分のバケツで墓穴を掘る」というダジャレが謎だった。いやバケツと墓穴を描けているのはわかるのだが、その前後を読み返してみても、バケツという単語が何を比喩しているのかがよくわからない。8年後に突然わかるかな?
いまだがったい グランドクロス

2月24日

 一時期、土曜朝は何故か5時6時といった早朝に目がさめ、かつ反動で日曜日は起床11時という現象に困ったものだが、最近は土曜日曜ともに9時半起床で安定している。結局、何が土曜早朝起床の原因となっていたのかは、謎のままだ。
 で、今日も9時半起床。最近はGAを見てそれから録画したハリケンジャー見て龍騎見て、というのが日曜朝の日課となりつつある。GAに意外とやられておりまして。単なる萌えアニメだと思っていたのだが、実際に見てみると全般的にヤケクソでNO FUTUREなノリをかもし出しておりなかなかいい感じだ。ゲラゲラ笑えるというものでもないのだが。今日はスクーターでシンクロンマキシムという稀有なものを見せていただいた。全9話というのがやや残念。

「四人の申し分なき重罪人」(G・K・チェスタトン、国書刊行会)読了。
 新聞記者ピニオン氏は<誤解された男のクラブ>会員である四人の奇妙な男とたちと出会った。彼らはそれぞれ、ピニオン氏に自らの奇妙な体験を語って聞かせる。「穏和な殺人者」「頼もしい藪医者」「不注意な泥棒」「忠義な反逆者」の四篇を収めた連作中篇集。
「奇商クラブ」みたいなものである。各中篇とも真相はしょーもないものであるのだが、面白いのは周辺の人間が単純な真実を受け入れられずあーでもないこーでもないと話をでかくしてしまうところであり、その点やはりチェスタトンの作品だなあと唸らせるものがある。チェスタトンのファンでないと読むのが厳しいだろうが。
Indioの南へ

2月23日

 困ったことに、星神をプレイするより外法帖で霊場に潜るほうが楽しい。星神は、システムが少々特殊でとっつきにくく食指が伸びない。このまま放置プレイになるかもしれない。Impactまで時間的余裕はあるのだが。

 エンディミオンが文庫落ちしていたので購入。早いな。ハイペリオン、没落同様、表紙が情報過多で内容を想像させてくれるのはいいのだが、上下巻二冊をあわせたときにど真ん中に来る40年代的フォルムのロボットはいったいなんなんだろう。真ん中に描いてあるところから察するに、先行者よりはちょっとかっこいいこの謎メカが物語中で重要な役割を背負うことになるのだろうか。まあ、読めばわかるだろう。
 あとノワール11&12も購入。次が最終巻か……
小倉久寛なのに無毛とはこれいかに

2月22日

 ウチに帰ってテレビをつけたらルパン対複製人間が流れていた。しかもED、ルパン音頭のところ。なんで唐突にこのようなものを……? 遠い昔、ウンナン内村がマモーの格好をしていた頃(たしかオレが中学生の頃だったと思うのだが)、オレはルパン対複製人間という作品の存在自体を知らず、その後しばらくしてはじめて複製人間を見て「そうかそういうことだったのかッ!」と衝撃を受けたことがあったっけなあ、と思った。

 平和だ。咳のし過ぎで少々胸が痛いが。結核?
真のノワール

2月21日

 最近日によって帰宅時間がまちまちである。今週頭はそこそこ早かったのだが、今日は帰宅が11時半。印刷物をプリンターで印刷する際に作成されるデータをバイナリで読むという仕事は、決して心楽しいものとは言えない。まったくかったりいなあ。ま、残業代はきっちりもらっているから、いいけどね。

「死者の日」(ケント・ハリントン、扶桑社)読了。
 メキシコ国境の町ティファナに赴任している麻薬取締捜査官カルホーンは、ドッグレースで作った借金返済のため、アメリカへの密入国を手助けする副業を行っていた。だが、彼に残された時間は後わずかだった。当局の捜査の手がせまっており、逮捕は時間の問題であるらしかった。そんなある日、突然カルホーンはかつての恋人と再会した。再び愛を成就するため、彼はこれまでの生活を捨て、彼女とともに生きていくためのバクチに挑む。だがそれは、破滅の道へとまっしぐらに向かっていくも同然の行為だった。希望と狂気に駆られ、カルホーンはティファナを走りまわる。という話。
 このミス12位。オレ的にはあんまりこっぺりしなかった。というか扶桑社のこのサイズの本で内容がノワール、となるとどうしてもポップ1280を思い出すわけで。ポップ1280は奇跡的な傑作であるだけに、どうしてもこっちのほうは評価が低くなってしまうのである。まあまあ面白いことは面白いのだが。特に後半、カルホーンがデング熱で目と耳から血を垂れ流すあたり。本当にそんな病気なのか?
 ノワールとはなかなか定義の難しいジャンルである。ただでさえオレの中でノワールという概念が固まっていないというのに、最近犯罪小説はなんでもかんでもノワールと題したがる。あまりいいことではない。
かわいい妹のためだから仕方ないけどね。

2月20日

 相変わらず鼻水が無尽蔵に流れ出ることをのぞけば、平和な一日だった。「バイナリィ・ポットのデモがいつになったら落とせるんじゃオラァ」とたわけたことを叫んでいられるくらい平和。
 最近まったくエロゲやってないのよねえ。12人の妹とちょっと困った一ヶ月を過ごしてみたり茂保衛門の旦那と江戸の治安を守ってみたりするのにクソタレ忙しいからであるが。この調子では3月末購入予定のMILKY WAY2までなににも手をつけないかも。まあ、いいけどね(シスプリの主人公風に)。
 ……最近しゃべる言葉までも毒されてるよなあ……
よみがえる悪夢

2月19日

 うちに帰ってテレビをつけたら、エアリアルをやっていた。萌えー!!
 それにしても、この競技はいつ見ても「こんなスポーツを考えたのはどこのアホだ」という思いにとらわれざるを得ない。なんつうか、人類史上はじめてふぐを食った人間とかナマコを食った人間とかと同レベルで並び称されるべきだろう。エアリアルというスポーツの成立の歴史、オリンピック競技と認められるまでの紆余曲折をプロジェクトXで取り上げてほしいくらいだ。決して日本人の発明したスポーツではないと思うが。

「一人で歩く女」(ヘレン・マクロイ、創元推理文庫)読了。
「以下の文章は、わたしが変死した場合にのみ読まれるものとする……」という書き出しで始まる一通の手記。それは、船で西インド諸島からニューヨークへ向かう女性が己の身の危険を感じて書き記したものだった。その不安を裏付けるかのごとく、船上では次々と奇妙な事件、事故、そして殺人が発生する。誰かが、女性に渡された十万ドルを狙って殺人を繰り返しているのだ……という話。
 このヘレン・マクロイという人、シャーロット・アームストロング、マーガレット・ミラーと並び称される女流作家らしい。そういわれるだけあって、おもしろかった。各章の最後にヒキを持ってくるカー的手法がビシバシ決まっているのでカーファンのワタクシとしてはかなりガード不能だ。というわけで幻の傑作と名高い(らしい)「幽霊の2/3」、「殺す者と殺される者」もさっさと復刊してくれと思った。だが奥付には1998年初版とありかなり望み薄。エリザベス・フェラーズといい、何故か黙殺されている海外作家ってのはいるものだ。

 マナマナの誕生日なのでアージュのサイトを見た。トップページのイラストは「よみがえる悪夢」とでも題すべきであろう。蛙が絶望的なまでに邪悪に見える。こんな邪悪な蛙がこの世にいていいのか……
南海の泡沫

2月18日

 職場でオリンピックの話題が出た。例のフィギュアスケートの採点問題について。美しさという個人の主観に拠るものを点数で評価する、という時点で客観性に欠けているよな、という話になったので、オレも日ごろの疑問をぶつけてみた。だからね、僕は高飛込みはどうかと思うんですよ。言ってみればただ落っこちるだけの行為に、美しさという判断基準から点数をつけるのはどういうことなんだ、という調子で。それは著しく客観性を欠くのではないかというワタクシの意見には大いなる賛同が寄せられた。協議の結果、こうすれば完全に客観的である、といえる評価方法が提言された。即ち――
 飛びこんだ選手の体が完全に水面下に埋没した瞬間を高解像度カメラで多面的に撮影、コンピューター解析の結果、飛んだ水飛沫の数が最も少ない選手を一位とする。
 どうだろう。少なくともこれならば、審査員に圧力をかけた程度では談合はできないはずだ。機械に頼らざるを得ないというのが難点だが。さすがに日本野鳥の会の方々でも泡沫の数は数えられまい。

 風邪は快方に向かっているが、相変わらず鼻水はすごい勢いで出る。ポケットティッシュの消費量がすごいことになっている。もう備蓄がほとんどないのだが、しかしポケットティッシュをわざわざ買うのもアホらしい。就職活動の頃はそれこそ腐るほどポケットティッシュを手渡されたものだが、なんで最近はまったくもらう機会がないのだろう。就職活動期にもらったポケットティッシュの量ははなはだ多く、その後二年間一個たりと箱ティッシュ買わずに済んだくらいである。やはり通勤に利用する駅が新今宮と灘というのが敗因か。阪急大宮駅はよかったなあ。
榊茂保衛門は男でござる

2月17日

 先週録画して見ていないアニメを片っ端から消化。やっとKANONを見た。顔の横長ぶりが完全再現されていたのでまあ満足としたい。あとEDの空に登場人物の顔が浮かぶシーンははなんとなく北斗の拳を思い出した。SILENT SURVIVERのときのOPを。

 ハリケンジャーを見た。なかなかいい感じだな。どっから傘とかグライダーとか出すんだ、と考えてみれば、ありゃ多分忍法だろうなあ。忍法は万能だ。シズマドライブ停止現象の中でビッグゴールドが動いてたのも、忍法だからだし。

 外法帖クリア。邪ディスクの内容がものすごく短いのは霊場とか各キャラエンド分岐とかのためなんだろうか。それにしても短い。
 総評。僕はまずまず満足しましたよ? 内容のオモシロぶりが劣るのは否めないが。おまえ明らかに人類の規格外だろ、という奴がほぼ皆無。そういう点ではあくまでも時代は現代のままに大阪魔人学園とか作ってほしかったのだが、まあこれはこれで楽しめたので文句はいわない。邪ディスクのインチキ魔界転生なノリがもう少し続けばなあ、とは思ったが。五人ほど仲間にし損ねたのだが二周目には入らず霊場潜りを続けたい。霊場に潜るのが一番楽しかったり。
 1:涼里
 2:榊茂保衛門
 3:九角天戒
 というか榊茂保衛門にはビックリした。幕府の堕落を象徴するダメ官吏の役どころだと思っていたら陽篇十一話十二話で大活躍。あんたは男だ。決してホモなんかじゃねえ。

 咳も鼻水もかなり収まってきたようだ。助かる。
Phantom Blood

2月16日

 フラッシュフォワード読書会に参加。参加者全五名。まあこんなもんか。
 フラッシュフォワード自体についてはなんか全般的に不評だった。結構好きなのに。まあこんあところであろうなあと予想はしていたが四対一では論陣のはりようもない。つうか不評派のつく悪い点はたしかに正鵠を得ているし。SF初心者に対しては結構良い入門篇になると思うのだがなあ。

 あとどうでもいいことなのだが読書会の会場となった浪速区区民センターの向かい側にはアボーンバーグという謎のレストランだか喫茶店だかが存在することが判明した。アボーンバーグというハンバーグとかアボーンパフェとかいうオーダーがある模様。しかしそこに入った大谷大の人らの話によると、あぼーんしたくなるような味だったとのこと。いずれの日にか入ってみたいものである。ネタとして。

 ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッドの文庫が出ていた。文庫化にあたり、各部にストーンオーシャンみたいにサブタイトルつけるんだって。で、第1部が「ファントムブラッド」。なんか微妙なサブタイトルである。第1部の内容を思い起こしてみると、ファントムという言葉が指し示すもの、ブラッドという言葉が指し示すものに心当たりが色々と多すぎるので、何をさしてファントムブラッドとしているのかよくわからない。
 電撃HPの新しいのが出てかつイリヤの空新作が載っているのを発見したのだが。またイリヤのためだけに電撃HPを買うのはなあ。悩む。

 そしていまだ鼻水は止まらない。ゴミ箱はティッシュ丸めた屑で一杯だ……