漂流者の日々第5部

異境迷走編


誰かの傷ついた心が 孤独な空で燃え上がる

9月30日

 先週までは仕事が暇だったのだが今日になっていきなりタスクが山積、気がついたら終電の時間だった。ジョジョを立ち読みする暇すらないとはッ。寝る寝る。
鼓膜を舐める

9月29日

 魔法少女アイ2クリア。ヒロイン個別ルートなし、ハッピーエンドとダークエンドとその他陵辱エンドが多数。話はかなり面白かった。消化しきれていない部分こそあるものの、さるまんでいうところの串団子的に強い敵が現れてはバトル、という流れがうまいこと回転している。そして陵辱シーンが激しくえろい。ほとんど一本道というのがちょっとボリューム少なめに感じるが、結構良作でしょ。あと耳の穴プレイとわきの下プレイはやや斬新でした。人間の想像力は無限大だ……

「僕の血を吸わないで」(阿智太郎、電撃文庫)読了。
 僕月を読んでからこっちのデビュー作を読むと、全然こなれてねえよなあと思った。逆にこっちを読んでから改めて僕月を読み直すと、すさまじく上達しているのがよくわかる。やはり簡潔にして要を得ているのはすげえなあ。読みやすいというのは大事だね。
ネバーギブアップ、ネバーサレンダー

9月28日

 なんか最近土曜日は間違いなく12時間寝てるよなあ。調子が出ない。

 唐突ながらギャラクシー・クエストDVDを買ってきた。ハリウッドプライス2500円を発見したので。これは驚愕のクソ安。本編はいずれうちに誰かを迎えたときにでも見るとして、映像特典のメイキングを鑑賞。何が驚いたかというと、途中に出てきた岩山だらけの荒野の惑星、あれはCGでもセットでもなんでもなく、アメリカに実際に存在する土地だったという事実である。アメリカにはあんな異星としか思えない場所が場所が実在するのかよ! 世界って広いね……

 魔法少女アイ2プレイ中。なんか予想以上に面白いです。しかも昨今のエロゲに比較してかなりエロい。う〜ん。ただしいまだに個別シナリオに分岐する気配が見られないので二周目以降苦労しそうな予感。
Black beat Red

9月27日

 帰り道、神戸ソフマップに寄って魔法少女アイ2を買ってきた。日本橋のすぐ南に住むという恵まれた環境(呪われた環境と言い換えても問題ないが)にあって、わざわざ帰る方向と逆行してまで、しかもスーツを着たままでエロゲ買いに行く価値があるのか、と言われると悩むところではあるが。でもこんなときでもないとJR神戸駅なんて場所にはいかねえしなあ。
 気になっていたのは初回特典のゲームブックなのだが、なんか予想以上に立派な冊子が入ってました。総ページ160、総パラグラフ数60と短目ではあるが、まあ立派なもんであろ。袋とじが2箇所。「宇宙幻獣の呪い」の鏡の迷宮とか思い出しますわね。というかエロゲの特典にゲームブックをつけるなんて一体誰が思いついたのだろう。斬新つうかなんつうか。
 あとゲームの方もちょっとプレイ。楽しげ。

 教育テレビでなぜかジュール・ヴェルヌの生涯を描く番組をやっていたので見た。昔の写真と映像と現代の作家の談話だけで話を進めるのかと思ったら、スターウォーズ風味な未来都市CGとか繰り出して来たりしてちょっと気合入ってるなオイ。さっすがBBC。あとブルース・スターリングが出てたのも驚いた。

「わが名はレッド」(シェイマス・スミス、早川文庫HM)読了。
 犯罪プランナーレッド・ドックは、幼い頃親に捨てられたという過去を持っていた。一緒に捨てられた双子の弟は修道院で虐待の末殺され、レッドは自分を捨てた者たちへの復讐を誓う。だが、長年かけて温めた復讐計画をいざ実行に移そうとしたとき、ピカソと呼ばれる殺人鬼の存在が不確定要素として割り込んできた……という話。
 なんか前作Mrクインからユーモアをばっさり取り去ってしまったような内容である。クインは、冷酷ながらも女癖が悪いというややマヌケで憎めない性格だったが、レッドは捨て子&幼児期虐待という洒落にならない背景を持っている。その辺が色濃いんであんまり面白くないのよね。Mrクインは「この分野に関しては論文が書けるくらいだ」とかいったブラックユーモアの部分に面白さの多くを負っていただけに、これはやや期待外れだった。ただし、やっぱり糞尿プレイがあったのは期待どおりではあった。
野菜不満足

9月26日

 なにやらだるくて死にそうなのでさっさと寝ようかと思います。ここんとこ不調続きである。充実野菜切れだろうか。食生活の抜本的改革を、と何度も誓っておきながらやることといえば野菜ジュースを飲みたくる程度、であれば調子よくなるはずがねえよなあ。

 僕にお月様を見せないで7巻8巻読了。最新刊まで追いついた。すごい勢いで中毒になったので次は僕の血を吸わないでに突撃しようと思った。なんでこんなオモロイかな……
火星の植物人間

9月25日

 最近あんまり日記に書くようなことがないのはなぜかしら。ま、そうしょっちゅう日記に書くようなことが起きるわけでもなし。というわけで以前に書きそびれた話でも書いてみる。
 ほんのちょっぴりHDD内で話題になっている(のか?)「夏日」というエロゲの体験版をプレイしてみたのです。このゲームが一番目を引くのは、メインヒロインが精神薄弱児という点である。いいんだろォか……。なんか、合本版火星シリーズを読んでいて、なんの前置きもなく「植物人間」(文字どおり、意思を持つ植物生命体だ)という単語にぶつかったときのような気分である。いかがなものカシラ、と思いつつ体験版に手をつけてみたのだが、この精薄児の声優の人が妙にうまい。実際の精薄の人との付き合いはほぼ皆無なんでえらいことは言えないが、こりゃ精薄児だと聞く者を納得させ得るだけのものがあると思った。おまえ昔白痴だっただろ! とつっこみたくなるくらいうまい。誉められてうれしいのかどうか微妙なところだが。まかり間違ってこのゲームがブレイクしてリアル白痴っ娘というジャンルができたりして。
 無理か。
 ただテキストとか別段面白いわけでもなく、インターフェースもさして便利でもなく、レスポンスも悪いような、と他の点でいいところはちょっと見当たらなかった。エロゲ市場で一瞬花を咲かせてそして散っていくアダ花のようなものか。興味はないでもないんだが。しかし……白痴……いいんだろーか……
殺戮遊園地

9月24日

 会社で、保険屋のお姉さんから宝塚ファミリーランドの入場券を二枚もらった。閉園の運命を控えた、例の遊園地だ。
 正直言うと、行ってみたくはある。そもそも行ったことないし(つうか宝塚自体行ったためしがない)、最後に遊園地行ったのっていつだったっけなあ。十年近く行ってない? 興味はあるんだが、一緒に行く相手がおらんってのがどうにもこうにも如何ともしがたい。一人で行くのは実にアホらしい。チケットが二枚あるからと二回行くのは二倍アホらしい。困ったね……

「今ふたたびの海」(ロバート・ゴダード、講談社文庫)読了。
 時は1721年、南海泡沫事件でロンドン中が揺れていた頃の話。地図製作技術者スパンドレルは債務不履行のため獄外拘禁区域に閉じ込められていた。そんな折り、債権者シオドア・ジャンセンから密使の役目を務めるよう命令される。債務者としては否も応もなく、先方に渡す荷物を預かってスパンドレルはオランダへ向かう。実は渡された荷物というのは、南海会社設立にあたりやり取りされた賄賂類の流れ全てが記録された帳簿、通称グリーン・ブックだった。スパンドレルが荷物を渡すべき相手は殺され、グリーン・ブックは秘書の手に奪われる。秘書がグリーン・ブック売却先として選んだのは、ジャコバイトの反乱後ローマに潜伏する王位僭称者ジェイムズ・エドワードだった。グリーン・ブックの露見を恐れるイギリス政府、南海事件を調査する秘密委員会との三つ巴の暗闘が開始され、スパンドレルは否応なく巻きこまれるのだった……という話。
 相変わらずのゴダード作品でサクサク読め、面白かった。ゴダード作品としては普通クラスか。二部構成になっていてあんまりまとまりがないような気はするが、他のフーダニット的作品と違って冒険小説的な作りだからまあこんなもんか、というところ。ゴダード作品につきものの「過去の事件」というものがないので結構あっさり目。
僕に弟子プリンを見せないで

9月23日

 なんか一日中平和でござった。連休の最終日となると何もやる気が起きなくて困る。のでとらのあなに行って「僕にお月様を見せないで」5巻6巻と買ってきた。見事にはまってしまったな……。おのれェーッ。なんでこんなチープなのに面白いんだーッ。でも一見チープに見せかけて笑いあり涙ありと押さえるべきツボをきっちり押さえてるからなあ。恐るべし。

 撮り損ねたという話なので、裕天先輩をうちに迎え龍騎スペシャルを見せる。手塚君、キン肉ドライバーで変な伝説を築いてしまったなあということを確かめ合った。トコトン報われぬ可愛そうな奴。

 次の三連休は三週間後か。三連休が来て、ずっと三連休だったらいいのにネ。
最果てのSF青年団

9月21日〜9月22日

 関西一円の大学SF研OB有志によるオープン読書会に行って来た。お題は最果ての銀河船団。いかにもSF然とした内容は誰しも面白いと思ったようで、比較的和やかに読書会は進んだのでした。結論としては、ギャルゲに冷凍睡眠というガジェットを持ちこめば、一人のヒロインに対し下はロリ属性から上はエルダー属性まで、年齢的な属性を同時につけ放題であるという話になった。いやあこの話の悪役の人ってさながら陵辱ものエロゲの主人公風味なのですよ。
 あと読書会に参加した面々には、このワタクシのホームページ、エロゲレビューサイトと認識されている模様だった。ち、違うんだって! あくまでもここは日記サイトでたまたまエロゲレビューがほんのちょっぴり多く書かれているだけなんだって! と叫んでみても空しく響く秋の空。エロゲレビューリンク集サイト二箇所からリンクされている以上反論できんわな。

 その後焼肉食ってカラオケ歌って解散。おかげで日曜日は頭が痛く一日中寝てばかりだった。いわゆる二日酔いという奴かしら。生中一杯しか飲んでないはずなんだが。ジョッキ一杯で二日酔いとはおめでてーな。ジョッキ一杯飲んだばかりに食ったものを全部戻した番長とどっちがマシなのかしら。

「僕にお月様を見せないで」2、3、4と読了した。ツボにはまってしまった……。別段目新しい設定もなく文章もごく単純できわめてシンプルなのだが、しかし必要最低限なポイントはかっちり押さえていてきっちり面白いものにまとめている。このシンプルっぷりは真似しようとしてもなかなかできるもんでもなかろうな。見習うところ大。まー、シンプルなもんで各巻についての感想を分けて書く気がおきないんだが。
タマネギよ、きみは死ぬ

9月20日

 昨日の龍騎スペシャルの内容を端的に現すスレを発見した。ここさえ見ておけば、見損ねた人も知ったかぶりすることができるだろう。ワタクシ会社でこのスレを発見した途端速攻でトイレに行き個室の中で三分ほど悶絶しました。危なかった……

 やっぱり日記に書くネタがないので冷蔵庫の中のタマネギの話。40センチくらい芽が伸びはしたものの、もはや本体の方は握るとふにゃふにゃで、先端の方から枯れつつある。そりゃまあ養分ないから当然ではある。しかし代わりと言ってはなんだが、今までウンともスンとも言わなかったもう一個のタマネギのほうから新たな芽が生え始めていた。既に20センチくらい伸びていて驚いた。ああ恐るべしタマネギの生命力。というかさっさと捨てろと思った。このタマネギ買ったのいつだったかなあ……
必殺犬神ドライバー

9月19日

 龍騎スペシャルを見た。たしかに13人出てきたが本編もあの13人で確定なのか? ベルデはスペシャルのみ登場とかいう話だしどうなるんだか。ファイナルベントはかっこよかったというよりは面白かった。スパイダーマン風に壁ジャンプ→イズナドロップ風に地面の敵を引っこ抜き→キン肉ドライバー→犬神家の一族。多分キメに犬神毛の一族ポーズを取らせる所が一番ダメージが高いと思う。羞恥プレイというやつだ。あと蟹さんがいい味出してたなあ。今度は善人かよ! と思わせておいてせこい裏切り→王者に蹴り殺される。やはり蟹さんは悪くかつセコくないとな。
No one can respect

9月18日

 平和な一日だったので特に書くこともございません。最近読書感想文しか書いていないような気がする。小説書き始めたら自然とゲーム断ち状態になってしまったからなあ。

 とうとう毎週録画して見るアニメが肉二世のみになってまいりました。秋からは少なくともビッグオーは見ると思うが。「キン肉族は代々対戦相手を殺したことがない」ってキン肉スグルさんプラネットマンを真っ二つにしてなかったっけ? まあ超人墓場というシステムがある以上そう簡単には死なないんだろうが……
誰も空腹とは議論できない

9月17日

 三ノ宮駅で帰りの電車を待っていると、どこからともなく焼肉の香りが漂ってくる。一体どこから匂ってくるのだろう、と長らく不思議に思っていたのだが、最近謎が解けた。ホームの向こう側を見やると、線路の間と間から蒸気だか煙だかが立ち上っているではないか。どうやら高架下に焼肉屋かそれに類する店があって、そこから出てくる香りが風に乗って三ノ宮駅ホームに届いているらしい。いいにおいではあるのだが、仕事帰りですきっ腹抱えてるときにかがされると地獄の苦しみなのよね。どっちの料理ショーのごとく、人をはだしのゲンにさせる力があり困ったものである。ぎーぶみーィちょこれいーッ。

「Dクラッカーズ3 祭典」(あざの耕平、富士見ミステリー文庫)読了。
 葛根市に巣くうドラッグ組織セルネットは、ウィザードと呼ばれる悪魔持ちに組織幹部を潰された。これはもはや捨て置けぬと判断、組織の総力をあげてウィザードと、行動をともにしていると推測される姫木梓、海野千恵を始末するために動き始めた。しかし、ウィザード――物部景の肉体は、多量のドラッグ摂取により限界を迎えつつあった。景ちゃんはこの大ピンチを切り抜けることができるのでしょうか? という話。
 ますます楽しくなってまいりました。話自体は次巻に続くという感じでありさっさと読みます。

「シャドー81」(ルシアン・ネイハム、新潮文庫)読了。
 ロスからハワイに向かうジャンボジェット機がハイジャックされた。ハイジャッカーは米軍機密の最新鋭戦闘機、シャドー81を名乗ってジェットの死角に入って乗客を人質に取り、二千万ドルの金塊を要求してきた。未曾有の事態に大統領府までが動き出すとなったが……という話。
 古典。冒険小説と犯罪小説の混成作品というところか。決行までの下準備を描く第一部、ハイジャックの過程と地上で起こる混乱を描く第二部、後始末を描く第三部、と冒険小説と犯罪小説のいずれともとれる。米軍最新鋭戦闘機をいかに持ち出すか、というくだりとか非常に細かく描写されているので俺でも持ち出せるかも、と思えるほどだ。
 冗談です。
 主人公にしてシャドー81のパイロット、グラントが「俺はベトナム戦争なんかで死んでられねえ、人として産まれた以上為さねばならない大義があるはずだ」とかいいつつハイジャックの目的は結局金かい、というところはやや萎えだったが、特に第二部の手に汗握る展開は非常によかった。
孤独と孤独

9月16日

 特にやる事もなく一日中アルジェントソーマを見ていた。やっと最後まで見られたわい。

「僕にお月様を見せないで 1」(阿智太郎、電撃文庫)読了。
 電撃HP増刊で作者が忍者のコスプレをしていたのに衝撃を受けて買ってみた。まあ、以前から一度は読んでこの作者の作品群に対する適正を試しておきたいと思ってはいたのだが。文章もキャラクターも筋立てもシンプルだがそこそこ面白くて驚いた。今時ヤクザの地上げ話かよ! と突っ込みつつそのチープさを楽しんでいる自分がいたりして意外と中毒になるかもな。

「白鳥の歌」(エドマンド・クリスピン、国書刊行会)読了。
 ワーグナー歌劇の初演を数日後に控えた劇場の楽屋で、歌手ショートハウスが首吊り死体で発見された。現場は密室状況で一見自殺かと思われたが、死体の両手両足には縛られたような跡があり、故人が呑んでいたと思われるボトルには睡眠薬が仕込まれていた。故人は歌手としては一流ながら人間的には最低で、稽古中も様々なトラブルを起こしており、容疑者にはこと欠かなかった。ジャーヴァス・フェン教授が求めに応じて事件の解明に乗り出したが、歌劇場周辺ではその後も奇妙な事件が相次いだ……という話。
 とりあえず、「消えた玩具屋」より訳が読みやすくて助かった。本格ものとして踏まえるところを踏まえておりまあ普通作というところか。メインの密室トリックがやや機械的でわかりにくいってのは欠点だろう。